G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

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レベルとしてはハステとワステ〜浦和レッズvs湘南ベルマーレ誤審問題に思ふ〜

寝る時はもうマスクが手放せないです。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のブログは…川崎vs名古屋のマッチレビューを更新した時点で書いて更新する予定はありませんでしたが、仮にもサッカーブログなんて言って運営している以上、ちょっとこれは書いておきたいなあと思いまして、日付も変わろうとしている今サザン聴きながら慌てて書いています。

 

 

 

…で、もう何となくお察しかとは思いますが、タイトルにもある通り今回のテーマは浦和レッズvs湘南ベルマーレというJリーグ史上にも残るかもしれない一戦で起きた大事件についてです。

 

 

 

まず、あまり詳しくこの試合の経過を知らない方に御説明致しますと、浦和のホーム埼玉スタジアム2002で行われた試合は、浦和は今週行われるACLに向けて主力数名を温存、一方湘南はU-20日本代表との兼ね合いや負傷者の影響で主力数名を欠く中19:30にキックオフしました。

まず試合の主導権を握ったのは浦和で、22分に長澤和輝、25分にはアンドリュー・ナバウトが決めて早々と2点リード。そして浦和が2点目を奪った約6分後、もはや事件と呼ぶ方が適切なシーンが起きます。

 

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高い位置でボールを奪った湘南がパスを繋ぎ、そして前線まで上がってきた杉岡大暉がペナルティエリアの手前でボールを受けると、DFを巧く振り切って左脚を一閃。このシュートはポストに跳ね返った後、反対側のサイドネットを揺らしてゴール…かと思われました(思われましたっていう表現もアレですけど)。

浦和GKの西川周作は、間違いなくゴールの自覚があったのでしょう。1点を取られたという事を前提にしたようなスローイングでボールをセンターサークルに戻します。しかし湘南の選手が喜んでいる中、山本雄大主審と川崎秋仁副審はゴールを認めていない為、プレーを止める笛は吹いていませんでした。この為、西川がセンターサークルに戻したスローイングはパスと判定されてそのままプレーは続行され、ここで判定がノーゴールとなった事がハッキリとし、場内は騒然とします。

 

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湘南サイドは当然のごとく猛抗議。そりゃそうでしょう。今日という日に日本の誰よりも「ウソだろうが!!」って言いたかったと思います。

 

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DAZNの解説と実況の方も困惑しているようなリアクションで、ノーゴールの判定が正式に下された後は「あってはならない判定」という言葉を残しています。

最終的に試合は、浦和は前述のプレーの流れでナバウトが負傷退場を余儀なくされ、ゲームプランが狂った事、そして湘南が結果的に発奮し、実力を上回る何かを発揮した事で劇的な逆転勝利を収めました。

途中からしか試合は観れてませんが、アディショナルタイムの決勝点のシーンはガンバとサンガが関わらないJリーグの試合で久々に鳥肌が立ちました。今日の湘南ベルマーレは素晴らしいという言葉では済まないほどのものを見せつけてくれましたし、湘南に対して惜しみない賞賛が与えられるのは誰かが率先せずとも自然とそうなる事でしょう。

とはいえ、湘南が勝った、劇的な試合だったね、良かった良かった…と、劇的な試合のスパイス程度でこの誤審というレベルですらない事件を済ませる事は出来ないのも事実です。

 

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際どい判定というものが発生した時、必然的にジャッジというものは、どちらかのチームには有利に、そしてどちらかのチームには不利に働くものです。その点、基本的に審判にはやや同情出来る点があると思う…という事は、以前の清水エスパルスvsヴィッセル神戸の試合の時にもブログで書きました。


 

 

しかし今回のシーンというものは、際どくも何ともないシーンどころか、オフサイドすら一切絡んでいないシーンなので、サッカーのルールを知らなくなって誤審とわかるシーンでした。似たようなシーンとして、第10節鹿島アントラーズvs清水エスパルス戦で清水の中村慶太のフリーキックがゴールと判定されなかったシーンが挙げられますが、これはこれで酷いジャッジだったとはいえ、主審や副審の位置、そして一応一度はGKクォン・スンテがボールを掻き出したようにも見えたという側面もあるので、まだ「誤審」の範疇ではあると思います。


 

ですが、今日のシーンに関してはそれらのエクスキューズも効かなさそうなシーンであって、そもそもネットはしっかりと揺れている訳です。主審は選手の位置が重なって見えにくくなっていた可能性もありますが、少なくとも副審がそれを確認出来ない状況とは考えられないですし。そして主審にしても、GK西川や湘南の選手のリアクションなど「一方的な反応」ではないリアクションがピッチの中で存在していたので、その部分に違和感を感じ、すぐさま副審、ないしは第四審判などに確認する事だって出来たでしょう。主審だけのせいにするのは少し酷にも思いますが、それとは別に主審の責任も重い事は紛れも無い事実です。

事実、Twitter上ではファンやサポーター、OBや解説者のみならず、浦和と湘南以外の明日試合を控えているJリーガーもTwitterで多くの選手が苦言を呈しているほど。分析っぽい感じで書き始めてみた今回のブログですが、正直分析の必要すらないミスジャッジ…というよりも過失とでも言うべきシーンで、湘南の梅崎司の試合後のツイートにあったように、今回のこのシーンに関しては、湘南の劇的な逆転勝利のスパイスとして、美談として消化される事は決してあってはなりません。

特に今シーズンは今日ほどではなくとも、前述の鹿島vs清水戦やサンフレッチェ広島vs横浜F・マリノス戦などで似たような事が起こっているので、VARの導入を始めとした建設的な議論の養分としていく必要はあるでしょう。

 

 

 

ただ、Twitterに溢れる様々な反響、意見を見て個人的に少し言いたいのは浦和サイドの件に関してです。

Twitter上では、要約すると「浦和も誤審と理解しているだろうから、オウンゴールなり守備放棄なりで1点を湘南に返すべき」という意見が多く見られました。ここまでは個人の意見ですし、最近ではイングランド2部のリーズ・ユナイテッドvsアストン・ヴィラの試合でもそういうことががありましたし、実際にそれを実行した場合の浦和のフェアプレー精神への評価の高まりはうなぎ登りだったでしょう。

しかし、結果的にそれをしなかった浦和に対して「フェアプレー精神」を盾に浦和を批判するのはさすがに酷だと同時に思っています。このようなタイプのフェアプレー精神の行使は、実行すれば当然評価されるべきものであると同時に、実行しない事を責められるべき話でもありません。

確かに浦和からすれば棚ぼたのような失点回避でラッキーと言えるシーンでしたが、この件で浦和が1点を返さなかった事にバッシングを浴びているのだとすれば、それは浦和もただの被害者なのではないでしょうか。今回の件で責められるべきは審判団であって、浦和を責め立てるのはさすがに綺麗事でしか物事を見れていないと思いますし、綺麗事だけで物事を見てはいけないからこそ、今回の審判団にはそれ相応のペナルティがあって然るべしだと私は考えています。あっ、浦和擁護みたいに言ったけどその後3点取られた事については知らんぞ。

 

 

 

長くなったのでざっくり私の言いたい事を纏めると

1.湘南は本当に素晴らしかった。

2.湘南の素晴らしさは讃えられて当然だが、奇跡的勝利で誤魔化して今回のジャッジを美談の一部とする事は許されない。

3.今回の判定はミスジャッジとか、誤審という言葉ですら表してほしくないほどの「事件」だった。

4.かといって、浦和が1点を返さなかった事について批判する事は正当とは言えない。

5.湘南には正直感動すら覚えた。

6.ウソだろうがって言いたい。

7.やっぱVARはいる。

…の7点です。

DAZNYouTubeではJリーグジャッジリプレイも毎週更新していますから、そこでの識者の見解にも注目ですね。

 

 

 

山本雄大主審という、今日のトレンドワードで唯一川栄李奈に真っ向勝負を挑んだ男。副審のがやらかしてる感あるのに…。

ではでは(´∀`)

 

 

 

 

良いことばかりじゃないからさ…〜J1第12節 川崎フロンターレvs名古屋グランパス〜

この扁桃炎は明日の大阪ダービーまでに治るのだろうか

 

どーもこんばんは

 

 

 

さてさて、本日は少し久々となったマッチレビューです。今回は明治安田生命J1リーグ第12節、川崎フロンターレvs名古屋グランパスの一戦です。

 

 

 

開幕からの好調を維持し、現在はFC東京に次ぐ2位に付けている名古屋。一方の川崎も序盤はややスロースタートとなりましたが、ここに来て5連勝を達成するなど調子を上げて来ており、アジアチャンピオンズリーグの関係で3試合行われるフライデーナイトJリーグの中でも注目されているカードです。

 

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元々、名古屋の風間八宏監督といえば川崎のサッカーの礎を築いた監督です。手の内は両者把握しているでしょう。因縁めいた要素もある楽しみな一戦が始まります。

両チームスタメンです。

 

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本日の会場は神奈川県川崎市の等々力競技場です。今日はフライデーナイトJリーグならぬフロイデーナイトJリーグという事らしく来場者には「NEW YOKU」とか書かれたベースボールシャツが配られ、ハーフタイムにはSHISHAMOのライブも行われました。

 

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戦前の予想よりは、キックオフ直後の立ち上がりは撃ち合いの雰囲気というよりはお互いに自由にポゼッションをさせないような、慎重かつ中盤でのプレッシングに重きを置いた戦い方で試合に入ります。

 

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ただ、前半の20分過ぎ辺りからは川崎が緩急の緩を急に切り替えようと試み始め、高く設定された名古屋のディフェンスラインの裏を知念慶や長谷川竜也辺りが抜け出そうとします。しかし名古屋もそこは崩さずディフェンスラインの統率を保ち、失点を許しません。

 

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迎えた前半終了間際、自陣から送られたロングボールを、ジョーがジェジエウに競り勝ってポストプレー。この落としをマテウスが豪快に、かつ完璧なコースにゴラッソを叩き込んで名古屋が先制。前半はこのまま終わり、名古屋が1点リードで終えます。

 

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せっかく追い付きつつある首位戦線から再び離される訳にはいかない川崎は早めの段階からレアンドロ・ダミアン齋藤学を立て続けに投入。何とか反撃のチャンスを狙います。

 

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そして69分、L・ダミアンが頭でそらしたロングボールを受けた長谷川がボールをキープし、タイミングを計って前に出たL・ダミアンにスルーパス。このボールをL・ダミアンが冷静に叩き込んでゴールイン。前節に続いて、L・ダミアンがロンドン五輪得点王の実力を見せて川崎が試合を振り出しに戻します。

 

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流れを変えたい名古屋は相馬勇紀、前田直輝を投入して勝ち越し点を狙いにかかります。しかし終盤に差し掛かった辺りの激しい攻防戦の末、勝負を決定づける2点目はどちらのチームにも生まれず試合は1-1の引き分け。上位対決、攻撃的・ポゼッションサッカーを志向する両チームの対決、そして風間八宏監督と鬼木達監督の師弟対決となった試合は勝点1を分け合いました。

 

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サッカーの完成度の高い両チームの対戦という事で、随所にクオリティの高さを感じさせる場面の多い見応えのあるゲームでした。ただ、内容的には両チーム共ポジティブに捉えられると言ってもいいと共に、FC東京の独走状態を考慮すればどちらにとってもちょっと痛かった勝点1…だったかもしれません。

 

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頼むぞ抗生物質

ではでは(´∀`)

 

 

 

 

寸分の狂いはいつしか…〜清水エスパルス、ヨンソン監督解任に思ふ〜

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これ好きなのは凄い好きなんだけど、なんでマクドって変に名前変えちゃうんだろう…。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日はJリーグの監督交代についての話題です。今季は外国人指揮官の退任・解任が相次いでいますが、そんな中、またJ1に新たに監督交代を行なったチームが。5月12日、清水エスパルスがヤン・ヨンソン監督の退任を発表しました。

 

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事実関係を改めて振り返ると、今季の清水は開幕から6試合勝ちが無く初白星を挙げるのがJ1チームで最も遅いなどスタートダッシュに失敗し、第7節磐田戦での初勝利から第8節C大阪戦の連勝で持ち直したかのように見えたものの、そこからは再び3連敗、それも3戦とも無得点&複数失点という有様で、5月12日にホームで0-4で敗れた第12節川崎フロンターレ戦終了後、クラブはヨンソン監督の退任(事実上の解任)を発表しました。

後任には、当初は代行監督として発表されていた篠田善之コーチが正式に監督に昇格する事となり、篠田監督にとってはアビスパ福岡FC東京に続いて3チーム目の指揮となります。ちなみに3チームとも全て途中就任です。

 

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今季の清水といえば、開幕前は優勝争いまでは予想されていなくても、比較的期待されていたチームの一つだったと思います。2018年から就任したヨンソン監督の下で昨季は8位になるなど、2017年は最終節まで残留争いを繰り広げていた事を考えると相当躍進しました。

選手に関しても白崎凌兵は退団したものの、アジアカップにも出場した北川航也を筆頭に松原后や金子翔太東京五輪世代である立田悠悟といった日本人選手が大きく成長。更にドウグラスファン・ソッコといった実力のある外国人選手も擁しており、ここに川崎の連覇に多大な貢献を果たしたエウシーニョの補強に成功。2016年から2シーズン指揮を執った小林伸二監督が若手を鍛え上げ、ヨンソン監督がそこに外国人助っ人を上手くミックスして融合させるなど、2018年の躍進に繋がるプロセスも突然変異では無くきっちりと線が通っていた事もあり、今年こそは本格的に躍進を目指してみようじゃないか、そんな期待を抱いていた清水ファンや関係者は多かったと思います。

 

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しかし、まず最初に事態が変わったのは開幕前…昨季は北川とのツートップで凄まじい破壊力を見せたドウグラス不整脈と診断されて一時帰国を余儀なくされます。アジアカップでも露わになっていたように、北川は独力で打開出来るタイプではなく、周囲とのコンビネーションや役割をある程度集中させるタイプのFWでもある事から、攻撃のパターンがここで一つ縮小される事になりました。

更に、補強の目玉であったエウシーニョまで開幕前に負傷してしまって合流が遅れた為、開幕から数試合は3バックも採用するなど試行錯誤が続く日々。加えて、エウシーニョを含めて3人の外国籍選手を獲得するなど、精力的に動いたように見えた清水でしたが、シーズンが始まれば獲得した選手の効果よりも居なくなった選手の影響に苦しむ事になります。

まずDFラインは、昨季はレギュラーを務めていたフレイレを放出してヴァンデルソンを獲得したものの、そのヴァンデルソンが中々フィットし切れないまま。更に守備の話をすると、エウシーニョの獲得は立田を本職のセンターバックで起用したいという狙いもありましたが、結局エウシーニョが不調を脱せていない事もあって、それも今のところ効果的に機能しているとは言えない状況で、今季のJリーグで守備崩壊といえばガンバ大阪ヴィッセル神戸を連想しますが、清水の失点数はこの2チームよりも多い状態となってしまっています。

 

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じゃあ攻撃はどうかと言うと、ドウグラスが予想よりも早く復帰した事は朗報でしたが、昨季のようなコンディションは取り戻せていません。更には北川にせよドウグラスにせよ鄭大世にせよ、彼らは個人で打開や組み立てが出来るFWではなく、誰かと組ませる事やパサーを確保する事で大きな力を発揮するタイプのFWですので、全ての流れがガッチリ嵌らないと孤立してしまう展開が続いています。

そして昨季は、この3人のFWを大いにパサーとして活かしていた白崎の退団がここで大きく響き、新加入の中村慶太や金子翔太は良い選手である事には間違いありませんが、彼らもパサーではなくアタッカータイプの選手の為、ロングパスから裏に抜け出すやり方かサイド攻撃でしか攻撃が進まなくなってしまっているのが今の清水で、これがハマった試合は良いサッカーを見せているのですがそう毎試合ハマる訳でも無く、しかも白崎を欠いてエウシーニョも不調である事から、サイド攻撃をしようにも良い形でボールをサイドに供給できる選手がおらず、今季の清水の攻撃はカウンター攻撃でアタッカー陣のスピードに賭けるか、サイド攻撃のピースが全てピタリとハマった数少ない瞬間に賭けるしか無くなっています。

結局のところ、攻撃が噛み合うかどうかのガチャのような確率に全てを委ねるような形になっているので、この順位に陥る事は必然だったと言えるかもしれません。また、機能し始めていたヘナト・アウグストも負傷離脱を余儀無くされ、今季は開幕から殆どベストメンバーが揃っていない状況です。その点では、ヨンソン監督の方針か、昨季は殆どレギュラーを固定して戦った事による弊害も少し出ている事も考えられるでしょう。

 

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今回のヨンソン監督の解任に関しては、成績的に致し方ないかなという感想と同時に、サガン鳥栖のカレーラス監督のケースと比較すると少し同情というか、不運なところもあったと言えるでしょう。

昨季の指揮を見れば、ヨンソン監督は少なくとも所謂「無能」という訳ではない事は確かですし、今季に関しても、ドウグラスエウシーニョの合流が遅れた事でチーム作りが停滞し、やっと形になり始めたところで新たなキーマンになっていたヘナト・アウグストも負傷離脱するなど、チーム作りが滞る要因は多々ありました。加えて、第9節浦和戦でのPK疑惑、第10節鹿島戦でのノーゴール判定など、今年の清水は他のチームよりも判定に苦しめられた率が若干高く、それで流れが変わってしまった、結果に直結してしまったというアンラッキーな部分もあったと思います。

結局のところ、采配や戦術面、そして選手編成などのミスや負傷などのアクシデント、そして誤審という不運な要素…これらの小さな歪みの一つ一つが積み重なった結果が、今回の解任という結果だったのではないかと。

 

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攻撃の停滞はヨンソン監督が残留を熱望していたという白崎の退団も大きな原因でしたし、選手編成の部分も含めて「監督にも責任はあるし仕方ないけど、監督だけの責任でもない」というところが妥当な評価なのではないでしょうか。ただ、広島や清水1年目での仕事ぶりを見るに、どこかしらのタイミングでヨンソン監督を招聘しようとするJリーグクラブはそこそこいそうな気はしますけどね。

 

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ヨンソン監督が試合後に出てきて清水サポがヤンヨンソンコールする一連の流れは他チームファンですが結構好きでした。

ではでは(´∀`)