2018FIFAワールドカップロシア大会、胡散臭いなんちゃってテクニカルレポート

頭痛が痛い。

 

どーもこんばんは

 

危険が危ない。

 

さてさて、Jリーグプロ野球の話題を挟みながらも「お前の中ではまだW杯開催してんのかよ?」というレベルでW杯関連ブログばっかり更新していますが、ハイ、今回もW杯です。

 

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今回はこの2018FIFAワールドカップを個人的に振り返り、勝手に総括という事でその傾向などをまとめてみたいと思います。

 

   

 

是非ロシアW杯期間中に更新した此方のブログもご覧ください。↓

 

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さてさて、イキってタイトルにテクニカルレポートなんてつけてみましたが

 

今回は以前の何かの企画の時と同じようにいくつかポイントに分けて書いていきたいと思います。

あくまで個人的な意見、感想ですのでどうかお手柔らかに…。

ではいってみましょう。

 

   

 

①戦術的傾向

 

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2010年の南アフリカ大会において、スペイン代表は当時ペップ・グアルディオラ監督の率いるバルセロナで全盛期を迎えていたメンバーを中心として圧倒的なポゼッションサッカーで優勝を果たしました。

しかし、この大会とEURO2012を頂点に再びサッカーのトレンドスタイルは変化し、2014年ブラジル大会では3位になったオランダ、奇跡のベスト8進出を果たしたコスタリカを筆頭に殊更攻守のバランスとカウンター攻撃が重視される事に。今回の2018年のロシア大会は、戦術的な傾向としてはこの2014年大会の延長線上に位置していると思っています。

 

   

 

ただ延長線上と言っても、様々な点でトレンドの変化はありました。

まず全体的に2014年大会よりもバックラインを低めに設定して躍進したチームが多い事。

 

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優勝したフランスを筆頭に、例えばスウェーデン辺りは昔からそういうチームだったので驚きはありませんでしたが、ハイプレスを主流としていたメキシコもそういう仕様のチームでドイツを撃破しました。後述しますが、今大会で波乱が続出した大きな要因の一つはこの部分にあると言っていいと思います。

 

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バックラインが低いと当然ですが攻撃を仕掛けにくくなります。すると攻め手側がセットプレー以外で点を取るのに必要なのは「いかにしてバックラインを前に釣り出せるか」という点になってきます。するとやはり重要になってくるのは攻守の切り替えで、劣勢の状況から一気に攻め上がる形ですよね。

日本が惜敗を果たしたベスト16のベルギーvs日本戦が良い例で、ベルギーの超絶怒涛のカウンターが炸裂した3点目はもちろん、柴崎岳のスルーパスに抜け出した原口元気が奪った日本の先制点もこのパターンに当てはまると言えるでしょう。

 

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ベストゴール集などを見ると、美しいロングカウンターやディフェンスを崩しきる前に放ったロングシュートが多く感じますが、それにはこのような戦術的傾向の影響があると考えられます。

今大会は過去の大会の中でも面白い試合が多かったと言いますが、それは前述のような傾向のため攻守の切り替えを徹底するチームが多くなり、攻守が激しく入れ替わるダイナミックなテンポの良い試合が多かったという意味なのではないでしょうか。

今大会でオウンゴールがやたらと多かったのも、セットプレーが多かった事に加えて激しく移り変わる攻守の流れにバタつき、必死に足を伸ばしてはみたけれど…というパターンが多かった事も一因ではないかと考えています。

 

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また、2014年大会もカウンター主体のチームが躍進した点では同じですが、2014年大会のカウンターの構成要素がスピードやフィジカルといった個人能力に依拠したスタイルが多かったのに対し、今回はスピードに加えて連動性とテクニックといった組織性を重視したチームが多く躍進していた印象で、これに当てはまるのはクロアチア、ベルギー、ロシア、日本、メキシコ辺りと考えられます。特にベルギーはまさしく今大会を象徴するスタイルの最高到達系とも言えるチームだったのではないでしょうか。

逆に躍進を期待されたチームの中で、ポーランドやエジプトのように絶対的エースがいるチームは却ってそれが足枷となり、連動性も構築できないまま輝けるスペースがあまりなく敗退に追い込まれていった印象ですね。

 

   

 

②波乱続出

 

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大きなハイライトはやはり、波乱が目立った大会だったと言う事。事前に波乱少なそうな大会とかいう予想をした自分を殴ってやりたい気分です。

この項を語るに当っては、①の項とリンクする部分も多々あります。

 

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まずなんといっても前回優勝のドイツは1位突破を確実視されていたグループFでまさかの最下位敗退。この衝撃は大きかったと思います。

決勝トーナメントには進出しましたが、スペインはグループリーグから苦戦しなんとか1位通過こそ果たしたもののベスト16でロシアにPK戦の末敗退。アルゼンチンはグループリーグで崖っぷちに追い込まれて結局ベスト16で敗退しました。この3ヶ国とは事情は異なりますが、最強メンバーとも言われたブラジルのベスト8敗退もサプライズの一つです。

逆に躍進を果たしたサプライズチームとしてはクロアチアやロシア、日本などが挙げられますが、これは①の項と同じような事になるので此処では強豪国の不振の理由にスポットを当てていきます。

 

ブラジルについては相手が絶好調のベルギーだった事もあり、波乱ではあるものの仕方ない部分もあると思うので省きますが、ドイツ・スペイン・アルゼンチンの三国に共通しているのは結局のところ引いた相手を崩し切れなかったという点だと思います。

 

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攻撃の連動性が必須だった今大会、好成績を残したチームの共通点はウインガーなど2列目の選手の得点が多かった事。フランスやベルギーはチームとしてそうでしたし、他に個人名ならイヴァン・ペリシッチ、デニス・チェリシェフなどで、日本代表の得点もPKとセットプレーで2点を取ったコロンビア戦を除くと乾貴士が2点、原口元気本田圭佑が1点ずつという内訳になる事からもそうです。

 

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そんな中で特にスペインはポゼッションサッカーはいいのですが、ある意味で最終到達点がゴールではなくFWのジエゴ・コスタになってしまっていた事は一つの敗因だったと思います。ポルトガル戦ではポルトガルも撃ち合い上等のような姿勢を見せてくれていた為3-3とスリリングなゲームが出来ましたがその後の3試合は言わずもがな。

ロッコ戦のイスコのゴールのような形をその後も狙えていればロシア戦でも違う結果があったような気もするのですが…。

 

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アルゼンチンはナイジェリアvsアルゼンチンの項も参照していただきたいのですが、

ナイジェリア戦である程度修正してきたとはいえアイスランド戦、クロアチア戦のやらかしが響き抜群の完成度を誇ったフランスと対戦する羽目になった事がアルゼンチンの旅の終わりを意味していました。

 

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ドイツについてはメキシコ戦でスペインのやらかしを、スウェーデン戦

韓国戦でアルゼンチンのやらかしをやってしまった印象です。

スウェーデン戦は勝利を収めたとはいえ、ドイツから漂う悲壮感は相当なものでしたから……。

逆にドイツが良い時間を作っていたスウェーデン戦の後半はFWのヴェルナーを2列目に置いた事で、多少連動性が生まれた事によるものだと思っています。

韓国戦のアディショナルタイムソン・フンミンに決められたゴールは、まさに今大会の強豪不振を表す象徴だった気がします。

 

   

 

③VAR

 

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さてさて、戦術的な見解は大きく分けて以上の2点になりますが、今大会を語る上で欠かせないのはVAR(=ビデオアシスタントレフェリー)の導入です。

 

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何気に私、フランスvsオーストラリアを観戦していたのでW杯で初めてVARが適用された歴史的瞬間を見る事が出来ました。

 

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今大会のPKの本数は過去最多どころか、前回のブラジル大会での本数をグループリーグ第1節終了時点で上回っていたそうです。賛否はそれぞれあるとして、VARが試合の流れをあまりにも大きく左右する事は特に露わになりました。

 

選手や首脳陣、ファンの間でも賛否両論のこのシステムですが、私的には改善の余地はあるけれども概ね賛成という感じです。

私はサッカーをやっていた頃ディフェンダーをしておりました。あそこまで厳格にファウルを取られると、DFとしてやりにくくなる部分がある事も否定は出来ませんが、逆にダイブはダイブとして認めてもらえるシステムになった事はDFにとってもメリットがあると考えられます。

 

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もちろん課題はありますし、VARの適用基準だったりはこれから先、流すにしても適用するにしても定めていく必要はあるし、試合の流れが止まって興醒めするという批判も一理はあります。

ですが今大会ではありませんが、2002年日韓大会のスペインvs韓国戦の延長戦、モリエンテスの取り消されたゴールや2010年南アフリカW杯予選のフランスvsアイルランド戦のアンリのハンドはリプレーを見れば誤審だった事はすぐに誰でも分かるものでしたし、試合の流れは変わっても試合の結果が誤審で変わるよりはマシじゃないか、というのが私の感想です。

もちろん、流れも結果に繋がるわけですから、繰り返しになりますが改善は必要だと思いますし、なにより何かを手に入れれば何かを失うのが世の摂理でもありますから。

 

まぁ個人的には、ドイツvs韓国の試合で韓国の先制点の時もVAR判定待ちの時間とか凄くドキドキしたし、あれはあれで趣かなーなんて思ったりした部分もあるんですけどね。

 

   

 

   

 

   

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というわけで、胡散臭いなんちゃってテクニカルレポートにお付き合い頂きありがとうございました。

 

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もちろん私自身が現地に観戦に行けたという事も大きな要因の一つですが、ドイツ大会からW杯を見始めた私にとって今回の大会は今まで見た中で一番面白いと言い切れるくらいにアタリ大会だったと思っています。

おそらくそこにはここに書いた要因も、私がまだ想像も出来ていない要因も色々あるのでしょうが、今回が一番面白かった!と言ってある人が私以外にもよく見かけるのでそれだけ2018FIFAワールドカップロシア大会は多くの人脳裏に焼き付き続けていく大会になったんじゃないでしょうか。

 

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ではでは(´∀`)