少し遅れましたが
ヤングなでしこ優勝おめでとうございます!!
どーもこんばんは
U-17、U-20、そしてフル代表と全カテゴリーでのワールドカップ制覇……見事という言葉だけでは収める事の出来ない程の快挙です。
なでしこジャパンにとって残されたタイトルはオリンピックでの金メダルだけになりました。
現在インドネシア・ジャカルタで開催中のアジア大会でも準決勝で韓国を下して決勝進出。
東京オリンピックでの金メダルに繋げるべく、ここで一つアジア大会を制して弾みをつけてもらいたいところです。
さて、今日のマッチレビューは同じくアジア大会。
男子サッカー準決勝、U-21日本代表vsU-23UAE代表です。
明日30日にはインドネシアから9月7日チリ戦(札幌ドーム)、11日コスタリカ戦(Panasonic Stadium Suita)に挑む日本代表メンバーが発表されるなど、活動が本格的に始動し始めた森保ジャパン。
そんな中、森保一兼任監督の下で戦うこのアジア大会は優勝を目指す事は勿論の事、東京オリンピックを目指すチーム作りや誰が森保一監督の率いるA代表に食い込む事が出来るのか、という意味でも注目される大会です。
グループを2位で通過した日本はベスト16のマレーシア戦を終了間際のPKで下し、ベスト8のサウジアラビア戦では岩崎悠人の2ゴールで2-1と、苦戦続きながらもベスト4に駒を進めた日本代表。メダルを賭けて争う準決勝の相手はここまでPK戦で勝ち上がってきたUAEです。近年成長著しい相手に対して力の差を見せる事は出来るのでしょうか。
日本のスタメンです。
今日は板倉滉が出場停止という事もありますが、スタメンを4人変更してくるなど思い切った変更を施してきた日本。
森保監督が広島時代から重宝していた3-4-2-1システムにも素早い順応が求められます。
準決勝第一試合ではトッテナムで活躍するソン・フンミンを始め、ガンバのファン・ウィジョなど実力者をガチで揃えた韓国がベトナムを下して決勝進出を先に確定。
その決勝に駒を進めるため、熱い90分が始まります。
守備は安定している一方で、攻撃の迫力不足は好調の岩崎を除いて顕著に見られている今大会の日本。前半はそれを象徴するような展開で、UAEの固めた守備ブロックを前に効果的な攻撃を仕掛ける事が出来ず、フラストレーションが募る展開になってしまっていました。
岩崎にしても前田にしても、輝けるスペースが殆ど与えられず、またUAEの守備陣を撹乱させるような連動性もあまり見受けられる事がなかった為、前半はチャンスというチャンスは殆ど作れなかった印象です。
結局前半はUAEにとっては恐らくプラン通りと言える0-0で終えます。
後半はUAEも攻めの強度を強め始め、前半はリトリート一辺倒だったものの徐々に日本ゴールを脅かし始めるようになってきました。
しかし大会を通じて今大会の日本の強みにもなっている守備陣が決定的なチャンスは与えず、UAEのスピードに苦しめられながらも決して崩れる事なく安定して対処していきます。
一方で攻撃は前半同様手詰まり感が否めず、勿体ないミスがちょこちょこ目立ってはいたものの、前半と違ってUAEが前に出て来始めた事もあって前半よりもスペースが少し生まれます。そうなれば特に前田が自分の持ち味を活かしやすくなり、日本は何度か速攻からチャンスを演出し始めていました。
迎えた78分、左サイドからの攻撃は一度は阻まれてUAEボールになったものの、バイタルエリアでボランチの渡辺が素晴らしいカット。そこから素早くパスを供給すると、UAEディフェンスの背後を突いた途中出場の上田が右足一閃。
まさしく一瞬の出足と閃き。渡辺の見事なプレーを起点に日本がようやく先制点を奪います。
全体的に静かな、UAEというよりも中東の試合の流れに乗ってしまったようなゆったりとした試合でしたがこのゴールを機に試合はヒートアップ。
しかしそこは若い世代とはいえアジアの中ではトップクラスのチームである日本なだけあって、激しく戦いつつも落ち着いた試合運びを見せてそのまま試合は1-0で終了。日本はロンドン五輪世代を中心に優勝した2010年の広州大会以来となる決勝進出を決めました!
この試合について、というよりこの大会を通じても内容は決して良いと言えるものは余りありませんでした。アジア各国にとって日本は格上と目されているチームという事もあってブロックを固めてくるチームが多い側面もありますが、今日の試合もどこかキレのある動きには欠けていた印象です。
しかしそんな中でこの試合に至るまできっちりと勝ち切り続けている事、そして決勝まで駒を進んだ事は高く評価されるべき事だと思いますし、オリンピックにしてもワールドカップにしても最後は一発勝負な訳ですから、1番大事な目的というのは常に果たせているのではないでしょうか。
決勝の相手は韓国。
日本を始め、サウジアラビアやイランなどの有力チームはこのアジア大会を東京オリンピック、引いてはその先のカタールW杯に向けたステップとして捉えていますが、兵役問題が絡む韓国は総力を挙げて臨んできます。
トッテナムで活躍するソン・フンミン、ガンバ大阪のチーム得点王ファン・ウィジョ、ロシアW杯でのドイツ撃破の立役者となったチョ・ヒョヌらをオーバーエイジ枠で招集し、イ・スンウやファン・ヒチャンといったロシアW杯にも出場した海外組まで招集するなど、今大会における戦力値ではまずダントツでしょう。
ですがグループリーグでコロっとマレーシアに敗れたように隙は間違いなくあるので、まさしくこの世代の日本の真価が問われる試合になるのではないでしょうか。
難しい試合にはなると思いますが、これから先の長い旅路のスタートを飾るべく、大きな勝利と優勝を手にして欲しいものです。
ではでは(´∀`)