また台風近づいてんのかよ…
どーもこんばんは
さてさて、またしてもマッチレビュー更新です。今回のカードはリーガ・エスパニョーラ、セビージャFCvsレアル・マドリードの一戦です。
今シーズンもレアル、バルサ、アトレティコのビッグ3を脅かす存在として期待されているセビージャですが、ここまではやや微妙なシーズン立ち上がり。ヨーロッパリーグでのスタンダール・リエージュ戦、前節のレバンテUD戦での快勝をこのまま良い流れに繋げていけるのか、真価が問われる一戦となります。
一方のレアルはジネディーヌ・ジダンからフラン・ロペテギへの監督交代やクリスティアーノ・ロナウド退団の影響で開幕前は不安視されていたものの、蓋を開けてみれば概ね順調なスタート。未だ無敗をキープしています。
この試合のキックオフ直前に終了した試合で首位のバルサが最下位のレガネスに敗れる波乱が起きた為、勝てば単独首位に立つことにが出来る試合となりました。
両チームスタメンです。
セビージャはやはり、ここ数試合で好調を維持しているベン・イェデルに注目がかかります。
先日のFIFA BESTアウォーズでメッシとC・ロナウド以外の選手として11年ぶりとなるFIFA最優秀選手賞を受賞したルカ・モドリッチもスタメン出場。
また今日のレアルのGKはティボー・クルトワですので、レアル正GK論争はリーグ戦クルトワ、カップ戦&チャンピオンズリーグはケイラー・ナバスという形で一応は決着したのかもしれませんね。
本日の試合会場はセビージャのホームスタジアム、ラモン・サンチェス・ビスファン。このスタジアムもスペインサッカーに於いて歴史を持つスタジアムの一つです。
試合は前半からセビージャが積極的な動きを見せ、戦力では圧倒的に上回るレアルに主導権を譲りません。
その積極的な動きは早い時間に身を結び、17分には自陣からの一本の長い縦パスから連動性のある動きでレアル守備陣を切り裂き、最後はアンドレ・シウヴァが決め切ってセビージャが先制。
直前の試合でバルサが敗れた事が却ってプレッシャーになったのかレアルは早くも前がかりに。21分にはCKを得ますが、そこからセビージャにカウンターアタックを仕掛けられてしまい、ヘスス・ナバスのシュートはクルトワが防いだものの、こぼれ球を再びアンドレ・シウヴァに決められ早い時間帯でまさかの2点ビハインドを背負います。
何とか前半のうちに1点は返しておきたいレアルは攻勢を強めていきますが、どこか今日は細かいミスなども目立ち、決定機に中々繋げられずもどかしい時間だけが過ぎていくレアル。
そして40分、セビージャはコーナーキックの流れからのルーズボールに脚を伸ばしてゴールに押し込んだのはイェデル。
まさかまさかのセビージャ3点目。このルーズボールもどう転ぶかわからないボールだった事もあって、レアルにとっては全てが悪い方向に向いているようにすら思ってしまう展開のまま前半は3-0でセビージャ3点リードで終えます。
3点を追う展開となったレアルは積極的に攻めていきますが、53分のモドリッチのゴールはVARの結果オフサイドで取り消しになり、58分にはギャレス・ベイルがGKヴァツリクとの1対1を阻まれ、立て続けの決定機を活かす事が出来ません。
刻一刻と過ぎていく時間と共に余裕もなくなるレアル。なんとか前への圧力を強めるべくマリアーノ、ルーカス・バスケスを同時投入したレアルは続けてダニ・セバージョスを投入して交代枠を使い切りますが、交代枠を使い切った後でマルセロまさかの負傷退場。
予期せぬ形で10人となったレアル。もう今日のレアルは本当に踏んだり蹴ったりが続いていきます。
結局後半はスコアこそ動かなかったものの、レアルにとっては少し尾を引いてしまう可能性のあるような、逆にセビージャにとっては会心とも言える勝利で3-0。セビージャが連勝を飾り、レアルは今シーズン初黒星となりました。
セビージャにとっては言う事ない勝利だったと思います。欲を言えば後半に追加点を取りたかったところもあるでしょうが、そもそもレアルから90分で3点を奪う事自体が難易度の高い話。スタートダッシュには躓いたものの、この流れを維持できれば今シーズンのリーガをスリリングにしてくれる存在になるかもしれません。
一方のレアルですが、今日の敗戦は勿体ないというか、本当に全てが上手くいかなかった印象です。バルサが敗れたため絶好のチャンスだったんですが…。決定機は何度か得ていたことも、却ってより深刻さを際立てていたようにも感じます。
ともかく、まだ序盤戦とはいえセビージャやアトレティコ・マドリードも調子を上げ、アラベスやエスパニョールも良いスタートを切りましたから、今後どのような展開になっていくのか目が離せません。
ではでは(´∀`)