因縁は夢の劇場にて蠢く〜UEFAチャンピオンズリーグ グループH第3節 マンチェスター・ユナイテッドvsユベントス レビュー〜

季節の変わり目は風邪を引きやすい。

 

…はい、漏れなく発症。

 

どーもこんばんは

 

夏になる時もこうだし、夏が終わる時もこうだし。

 

さてさて、そんなこんなで本日もマッチレビュー。今日はUEFAチャンピオンズリーグです。

 

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一応風邪気味なので、さすがに今日は自粛しようかとも一瞬思いましたが、コレはさすがに見逃す訳にもいかない……グループH第3節、マンチェスター・ユナイテッドvsユベントスの一戦です。

 

 

 

ここ5シーズンで2度のCL決勝進出を果たすもののあと一歩優勝には届かなかったユベントスそのあと一歩を埋めるべく、レアル・マドリードのCL3連覇の絶対的立役者でリオネル・メッシと並ぶ世界最高のプレーヤー、クリスティアーノ・ロナウドを獲得しました。

 

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C・ロナウドの他にもレオナルド・ボヌッチの復帰やエムレ・ジャン等実力者を迎え入れて万全の体制を整え、セリエAでは前節はジェノアと引き分けて開幕9連勝こそ逃したものの、8勝1分と抜群の滑り出しでCLもバレンシアヤング・ボーイズに2連勝と状態の良さを見せています。

 

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対照的に状態が不安なのがマンチェスター・ユナイテッド。「ジョゼ・モウリーニョ監督の3年目」というジンクス打破に燃えるシーズンでしたが、CLこそ1勝1分とまずまずのスタートを切ったもののリーグ戦では4勝2分3敗の10位に沈む日々。

 

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第8節でニューカッスル・ユナイテッドに劇的逆転勝利を収めて流れに乗るかと思いきや、前節はチェルシーにラストワンプレーで追いつかれて勝点3を逃しポール・ポグバの移籍問題やモウリーニョとの確執が囁かれるなど不安定なチーム状態を改善し切れていないままこのグループリーグ最大の大一番を迎えます。

 

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8月末のチャンピオンズリーグ組み合わせ抽選会の時点から大きな注目を集めていたこのカード。ユーベが優勝に向かって邁進するのか、マンUが復調の兆しを掴むのか、歴史ある名門同士の戦いが始まります。

両チームスタメンです。

 

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アディショナルタイムに痛恨の同点弾を許したとはいえ、今季絶好調のチェルシーをあと一歩まで追い詰めた前節のリーグ戦と同じスタメンを起用したマンU

一方のユーベはリーグ戦からスタメンを2人変更。バレンシアとの初戦で一発退場処分を受けた為、C・ロナウドの出場可否が不安視された事もありましたが無事にスタメンです。ちなみにMFのロドリゴ・ベンタンクールは先日の日本vsウルグアイ戦にも出場した選手。

 

 

 

今年からユベントスに加入したC・ロナウドに取っては、かつてプレーしたこの地にレアルの一員として戦った12-13シーズンのベスト16以来の凱旋、そしてビアンコネロのユニフォームを纏って初めての古巣マンUとの対決となります。

 

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その12-13シーズンはレアルの監督と選手として共にマンU戦ったモウリーニョとの確執が噂された2人の再戦でもありますから、そのような側面の注目度も高いですね。

また、15-16シーズンまでユベントスに在籍していたポグバにとっても今日は古巣との初対戦になります。

 

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本日の会場はイングランドマンチェスターオールド・トラフォード"The Theatre of Dreams"(夢の劇場)とも呼ばれるこのスタジアムは、マンUファンで無くても一度は行ってみたい場所ではないでしょうか。

 

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ちなみに2012年ロンドンオリンピックの会場の一つでもあり、関塚隆監督率いるU-23日本代表がエジプトを3-0で下し、オリンピックで44年ぶりのベスト4進出を決めたのもこの会場でした。余談ですがこの試合、若かりし日のモハメド・サラーも出場していたり。

 

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さぁ、前半開始早々の3分に観客の1人が乱入という慌しい始まりとなった試合ですが、立ち上がりは両者集中した入りを見せ、強度の高い試合になる予感を見せます。

 

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しかし10分過ぎからユーベの強さ、脅威がマンUを襲い始め、17分には右サイドを抜け出したC・ロナウドのクロスファン・クアドラードがDFを背負って潰れたこぼれ球をパウロ・ディバラが冷静に流し込んでユーベが先制ゴール。

 

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その後もユーベはミラレム・ピャイッチをコントロールタワーとした70%をも超えるポゼッションで試合を支配し、さらにC・ロナウドクアドラード、ディバラの3トップが左右中央のポジションに囚われない流動的な動きでマンU守備陣を撹乱してチャンスを何度も演出します。

 

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30分過ぎからはマンUも少しずつ前に出始めますが、攻撃の起点になりうるファン・マタロメル・ルカクにまでボールが行かず、これと言ったチャンスを作り出せないままボールを失い、そしてセカンドボールを奪われてまたユーベボールの繰り返し。

 

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ですがユーベ攻撃陣の的を絞らせないDFからすれば相当嫌なオフェンス相手に、38分には連続シュートストップを見せたGKダビド・デ・ヘアを筆頭にマンUの守備陣は良く頑張ってユーベに失点を許さず、とはいえユーベにとっては追加点を奪えなかった以外は完璧な展開で前半をユーベ1点リードで終えます。

 

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ここまでの2試合で勝点6を得る事が出来なかった為に、チームに漂う嫌な空気を脱する為にも何としても勝ちたいマンUは後半からは積極的に前へ出て行きます。が、ユーベGKヴォイチェフ・シュチェスニーが目立つようなシーンさえも中々作る事が出来ず、もどかしい時間が後半も続きます。

 

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対するユーベはやはり試合の進め方が狡猾というか、前半同様ポゼッションを高めつつも前半より手早くも攻め、またしてもデ・ヘアに阻まれたとはいえC・ロナウドが惜しいシュートを放つなど余裕を見せながら落ち着いて試合を展開。

 

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とはいえ、マンUも後半からの積極的な姿勢が功を奏したのかチーム全体として徐々に高い位置を取れるようになります。この一番の効果は何と言ってもポール・ポグバが高い位置を取れるようになった事で、75分にはポストとシュチェスニーに阻まれたもののこの日初めてとも言える強い得点の匂いを感じたシュート。

 

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後半のマンUは決して悪い出来では無かったようにも思いますが、それ以上にユーベが自分達の隙を見せないどころかマンUの隙を見つけては鋭いカウンターを突き刺す事でマンUを牽制。結局90分に渡って試合を完璧にコントロールし続けたユーベが前半の1点を決勝点に勝利を掴みました。

 

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今シーズンあれこれ色々言われているマンUがどうこうというより、完全にユーベが自分達のプラン通りの試合をした…そう言える展開だったと思います。

 

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ユーベが試合を通じてやりたい事というのが明確化しており、そしてその明確したやるべきをきちんと遂行する、ゲームプランから何から何まで、全てに統一性が見られた印象です。CLの優勝候補筆頭であるレアル・マドリードFCバルセロナが今シーズン決して安定している訳ではない事を考えると、ユーベの1995-1996シーズン以来となるCL制覇、C・ロナウド個人にとっては4連覇も十分現実的な目標と言えるでしょう。

 

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マンUからすれば、この試合を単体で見れば敗北はもはや致し方なかったようにも感じます。それだけユーベが完璧過ぎました。間違いなく1-0以上の差がありました。しかし今になって思えば、なにより痛いのは今日ではなく第2節でバレンシアに勝ちきれなかった事。もしここを勝っておけば、次のアウェイでのユーベ戦は勝点1狙いでも良かったのに…というところが一番悔やむべきところかもしれません。

 

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唯一の救いは今日、他会場のヤング・ボーイズvsバレンシアが引き分けに終わり、2位は何とかキープ出来た事。悩める赤い悪魔は今シーズン、どんな結末を迎えるのでしょうか。

 

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鼻詰まりは寝ようとする時が一番辛い。

ではでは(´∀`)