この前のQUEENランキングからは外してたけど、最近Keep Yourself Aliveめっちゃ聴いてる。
どーもこんばんは
…何をどう訳したら邦題炎のロックンロールになるんや…。
さてさて、先週最終節を終えたJ1リーグ、先月最終節を終えたJ2リーグですが、ある意味では今日の試合こそが真の最終節とも言えるでしょう。本日のマッチレビューはJ1参入プレーオフ決勝、ジュビロ磐田vs東京ヴェルディです。
先週の最終節、自力残留決定寸前のラストワンプレーのオウンゴールで川崎に逆転負けを喫し、更には他会場も鳥栖が引き分け、どちらかが勝ちさえすれば良かった名古屋vs湘南も引き分けに終わった事で滑り落ちるように入れ替え戦出場が決定してしまった磐田。
しかし見方を変えれば、名波浩監督も「レギュレーションに救われた」と言っていた通り、昨年だったら既に自動降格が決定していた16位という順位で、残留へのラストチャンスが与えられた事もまた事実。悲壮な覚悟を抱き、最後の戦いに挑みます。
対する東京Vは6位でJ1参入プレーオフに参加した為、J1昇格の為にはアウェイでの3連勝が求められるという厳しい条件の中、1回戦の大宮戦では内田達也の退場で1人少ない中1-0で勝利。準決勝の横浜FC戦では引き分けも許されない中、アディショナルタイムに上がってきたGK上福元直人のシュートのこぼれ玉をドウグラス・ヴィエイラが押し込んで1-0。ここ2試合をいずれも劇的な勝利で勝ち進んできています。
昨シーズンから就任したアンヘル・ロティーナ監督の下、完成度を高めているチームもあと一つでJ1への切符を掴みます。再びJ1の舞台に上がる事で、古豪復活を遂げる事は出来るのでしょうか。
両チームスタメンです。
名波監督就任以降、これまで殆ど実施してこなかった非公開練習を続けた磐田は今日は4バック、そして中村俊輔と川又堅碁をスタメンから外してきました。
東京Vは前節決勝点のドウグラス・ヴィエイラが今日はスタメン。磐田は引き分けでもJ1残留が決まる一方、東京Vは勝たなくてはなりません。
Jリーグ25周年イヤーのラストを飾るサバイバルマッチは、奇しくもJリーグの歴史を彩ってきた名門同士の対戦となりました。
本日の会場は静岡県磐田市、ヤマハスタジアム。思えば以前までの制度で最後の入れ替え戦となった2008年、ジュビロ磐田vsベガルタ仙台の試合もこの会場でした。磐田は結果的に最後の入れ替え戦と復活の入れ替え戦両方に参加する事に。磐田が勝利し残留を決めたこの試合で磐田の名波監督とDF大井健太郎はこの試合でベンチ入りしており、また東京Vの田村直也は当時は仙台の一員としてスタメン出場しました。
試合はボール保持の位置を高く保った磐田のペースで試合が進みます。ヴェルディを常に相手陣内に押し込んでいく事で試合を優勢に進め、ヴェルディに攻撃の機会を与えていきません。
磐田ペースで試合が進み続けた41分、大久保嘉人が落としたボールを拾った山田大記の絶妙なスルーパスに抜け出した小川航基がGK上福元に倒されてPKを獲得。これを小川が自ら決めて磐田が1点を先制。前半は1-0で終了します。
ヴェルディはハーフタイムに渡辺皓太、後半立ち上がりにレアンドロを投入して反撃を伺います。実際に後半は前半とは変わってヴェルディがボールを持つ時間も増えましたが、磐田のプレッシングも効いており決定的なチャンスまでは中々作り出せません。
チャンスこそ増えるものの決定的な一手を掴みきれないヴェルディに対して効果的なカウンターを続ける磐田は77分の大久保の決定機はGK上福元のファインセーブによって阻まれましたが80分、磐田は田口泰士のFKが磐田の見事なポジション取りもあり直接ゴールに吸い込まれて追加点。ヴェルディはこれで昇格の為には3点が必要という厳しい展開に。
その後もヴェルディの追随を許さなかった磐田が試合終了のホイッスルと共にそのまま2-0で勝利。ヴェルディの夢はあと一歩のところで破れ、磐田がJ1残留を決定しました!
ヴェルディにも後半立ち上がりに良い時間はあったのですが、なんだかんだ言われつつもJ1とJ2ってやっぱりそれなりに大きな差があるんだな、というのが試合を通じての感想でした。磐田にも追い込まれた事で火事場の馬鹿力みたいな非科学的な何かが働いたのかもしれませんが、やはり凡ゆる面で今日は磐田が上回っていたと思います。
磐田からすれば、まずこの試合を戦わなければいけないシチュエーションになった時点で喜べるものではないのでしょうが、それでも今日の磐田は完璧な試合をする事が出来たのではないでしょうか。
ヴェルディも今日の試合で痛感したJ1との「差」を来シーズンに繋げていって欲しいと思います。
明日は天皇杯決勝がありますが、これでJリーグは全日程が終了です。1年間お疲れ様でした!
ではでは(´∀`)