G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

気ままに白熱、気ままな憂鬱。執筆等のご依頼はTwitter(@blueblack_gblue)のDM、もしくは[gamba_kyoto@yahoo.co.jp]のメールアドレスまでご連絡お願いします。

京都サンガ、監督人事に想う。

晦日と元旦に更新すべきブログの内容がわからない。

 

どーもこんばんは

 

天皇杯決勝終わったからマッチレビューも書けんしなぁ…。

 

 

 

さてさて、本日のブログテーマは京都サンガFCの監督人事についてでございます。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221202317j:image

 

 

2017年から低迷した布部陽功氏を続投させて迎えた2018年は立ち上がりから低空飛行どころか離陸すらしていないかのような状況が続いていたサンガ。

布部氏を解任し、ボスコ・ジュロヴスキー氏を監督に据えてからも不振は続き、一時期はJ3降格すら現実味を帯びましたがJ2残留には何とか成功。しかしクラブ史上最低の成績となる19位でシーズンを終えました。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221205053j:image

 

 

11月17日のJ2最終節、讃岐戦の翌日の18日にクラブは2018年シーズンを持ってボスコ氏が退任する事を発表。

そして2019年シーズンのサンガを率いる新監督として元FC.ISE-SHIMA監督の中田一三氏の就任が発表されました。

また、中田氏の監督就任と同時に元サンガの監督で、かつてサンガを天皇杯優勝に導き昨シーズンはヴィッセル神戸でコーチを務めていたゲルト・エンゲルス氏をコーチとして招聘。そしてその後、ガンバ大阪U-23で監督を務めた實好礼忠氏もコーチに就任する事が発表されました。

 

 

 

まずは簡単に中田一三氏の経歴を振り返りましょう。

1973年生まれの中田氏は四日市中央工業高校時代に中西永輔氏、小倉隆史氏と共に「四中高三羽烏」とも呼ばれていました。90年代前半の高校サッカーファンなら、心踊るフレーズかもしれません。

1992年に横浜フリューゲルスに入団した後は、出場試合数には波のあるキャリアを過ごし、アビスパ福岡ジェフユナイテッド市原など計6チームでプレー。ヴァンフォーレ甲府在籍時の2004年に引退を表明しました。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221204001j:image

 

 

引退後は地元である三重県伊勢ペルソナFCの監督に就任するなど、三重県内で指導者として活動。2017年にFC.ISE-SHIMAの監督を退いてからは同クラブの総監督に就任し、2019年から務める事になるサンガでの監督業が初めてのプロレベルでの監督という事になります。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221205032j:image

 

 

さて……前提として、ガンバファン兼サンガファンとしてやらせて頂いてます当ブログとしては勿論中田監督を応援させて頂きます。

 

 

 

…とはいえ、とはいえです。

ここ数年のサンガのあれこれを見たりしていると、中田監督どうこう以前にサンガのフロントには言いたい事や思う事も大変多くなってきている訳で。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221205946j:image

 

 

まず忘れてはいけないのは、サンガは2017年にOBですらない監督初経験の人間をトップチームの監督に据えた結果、マジでJ3に落ちかけたばかりのチームという事です。結果的に残留は果たしたものの、この時の監督人事の失敗は失敗経験という糧としてポジティブに作用させなければなりません。

…そんな状況であるにも関わらず、布部氏は仮にもネルシーニョ監督の下で柏レイソルのトップチームのコーチ、ヘッドコーチの経験はあったのに対し、サンガのOBでも無ければ布部氏にあったソレすらもない中田監督を呼ぶという、ある意味布部氏以上のギャンブルをよく敢行出来たな…というのが正直な感想です。

先月更新したサンガの2018年を振り返るブログを更新した時点では新監督は決まっていなかったので、「石丸氏→布部氏の時と比べればギャンブル人事に踏み切る正当性はある」という事を書きましたが、さすがにこの度合いのギャンブルは予想の斜め上過ぎました。

 

 

 

更に解らないのが、去年は「監督解任用」という意味も込めてボスコ氏をヘッドコーチに置き、「いや、それなら最初から監督ボスコでええやないか…」という意見が噴出した訳ですが、今回もゲルト・エンゲルスをコーチに置いて同じような体制になっている事も気になる点です。要は去年と同じで、「…いや、じゃあそれなら監督エンゲルスで良いんじゃないの…?」と思ってしまう訳で。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221215558j:image

 

 

また、もう1人G大阪U-23で監督を務めた實好礼忠氏もコーチとして招聘しました。

昨シーズン、G大阪U-23で残した6位という好成績はセカンドチームとしては史上最高の成績で、ガンバ側からも指導者としての評価が高く、期待も大きかった方です。

ギャンブルというか、トップチームの監督は初めての若手指導者を登用したいのなら、J3での監督経験のある實好氏は適している人材であると共に、そんな人材をコーチとして引っ張ってこれたにも関わらず、實好氏よりも中田監督を優先したフロントの評価・判断基準はここで是非を断定する前にシンプルに素直に見解を聞きたい…正直、今回の人事は何というか、中田監督招聘の是非よりもそもそもサンガが何をしたいのかがさっぱりわからないのが素直な感想です。

勿論、就任要請に至るまでのある程度の経緯は新体制発表会で話すとは思いますが…。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221215644j:image

 

 

あまりに熱心過ぎるTwitterを見たところ、中田監督が熱い情熱をお持ちでいらっしゃる事は確かだと思います。サンガを強くしたい、J1に引っ張りたい…その気持ちを持ってくれているのは確かだと思いますが、ただ正直、良くも悪くも現場よりはフロント向きの印象です。

前述のように、中田監督の登用が實好氏、エンゲルス氏よりも上にきた理由が解らない事もあって今シーズンのサンガの指導体制はもはやさっぱり読めないです。

あくまで戦術的な事はコーチ陣が担当するのかな?とか色々考えてはみますが、決して否定する事を断定した訳ではありませんが、何がどうなったらそうなったの?という疑問符のみが今は自分の中に渦巻いています。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221215455j:image

 

 

どちらにせよ、もう既に水面下から中田サンガは動き始めています。

今を渦巻くこの疑問符を掌返し出来るような、感謝の言葉に続く感嘆符に変えてくれるような結果を祈る事しか私には出来ません。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20181221215710j:image

 

 

でもなんか、Twitterで明日のスタメンとかポロリしてまわへんか結構心配。

ではでは(´∀`)