地下鉄堺筋線で淀川を超えてすぐに地下に沈む感覚
どーもこんばんは
まぁ、そんな言うほどすぐでも無いけど…
さてさて、アジアカップはグループリーグ第2節を迎えます。本日のマッチレビューはお待ちかね日本代表戦、日本vsオマーンです!
2019年最初のAマッチだったと共に、森保ジャパン初めての公式戦ともなった初戦のトルクメニスタン戦では日本はまさかの大苦戦。
辛くも3-2となんとか勝利を収めましたが、同時に課題や怪我人を含めた不安は収穫よりも遥かに多く噴出しました。
しかしそれでも、全てのものと比較して最も大きい収穫といえる「勝利」という最低限のミッションは果たし、初戦のコスタリカ戦から続く無敗記録を6に伸ばした森保ジャパンは今日、Jリーグの大宮アルディージャや京都パープルサンガ、更には韓国やオーストラリアの代表監督を務めるなどアジアや日本を熟知したピム・ファーベーク監督率いるオマーンと戦います。
引き分け以上で決勝トーナメント進出が確定するこの試合。果たして苦しんだ初戦を、どう活かす事が出来るのでしょうか。
両チームスタメンです。
初戦のトルクメニスタン戦でボランチを務めた冨安健洋は、今日は本来のセンターバックで先発出場。そしてボランチのポジションには初戦をコンディション不良で欠場した遠藤航が入りました。
また、エース大迫勇也の負傷に伴い、ワントップには北川航也を起用。もう一人のFWメンバーである武藤嘉紀にも言えますが、大迫とはそもそもタイプの違う2人を如何に巧くチームに嵌め込める事が出来るか、その辺りも問われる事になるでしょう。
本日のスタジアムは首都アブダビのザイード・スポーツシティ・スタジアムです。
この会場は今大会のメインスタジアムとして、UAEvsバーレーンの開幕戦や決勝戦を開催。12月にはクラブW杯決勝戦、そして準決勝の鹿島アントラーズvsレアル・マドリードの会場にもなったUAE屈指のスタジアムです。
トルクメニスタン戦では5バックで最終ラインを固めたトルクメニスタン相手に手詰まり感が拭えませんでしたが、この日はオマーンが結構前へ前へと来た影響もあり、初戦より南野拓実や堂安律がDFの背後をついてチャンスを迎えるシーンが多く見られました。
しかし日本は決定機こそ作るものの、クロスバーや相手GKのアル・ラシーディに立て続けに阻まれ、24分の南野と堂安の連続シュートはGKアル・ラシーディのセーブとDFアル・ブライキのスーパーブロックに阻まれて中々ゴールを奪えず、更にオマーンも防戦一方という訳でもなく20分には大ピンチを迎えるなどトルクメニスタン戦とはまた種類の違う嫌な展開に。
しかしそれでも28分、南野のシュートのこぼれ球に反応した原口元気がアル・マハイジリに倒されたという判定で日本がPK獲得。
若干微妙な判定ではありましたが、これを原口自身がキッチリと決めて日本がようやく先制点を奪います。
前半終了間際は少しオマーンの反撃に遭う時間が続き、45分にはオマーンのラエドサレフのシュートを長友佑都がブロック。あの松木安太郎氏ですら暗にハンドを認めてしまうほどに危ういシーンではありましたが、なんとかPK献上は回避して前半終了。日本が1点リードで折り返します。
後半も日本は押してると言えば押してるし、かといって押し切れてるか、と言えば押し切れていない…ゴール前まで迫れはするけれど、中々シュートで終わる事が出来ず、オマーンにもちょこちょこボールと隙を与えてしまう何とも言えない展開が続きます。
追加点が欲しい日本は北川を下げて武藤嘉紀、堂安を下げて伊東純也を投入。しかし風向きの読みにくいゲーム展開は続き、日本のみならずオマーンにとっても「悪くないけどシュートまでいけない」というようなやきもきし続けながらの終盤戦となります。
しかしそれでも、何とか1-0のリードは保ち続ける事が出来た日本。原口を中心に選手のハードワークも良く目立ち、試合は1-0のままタイムアップ。苦しんだ2試合ではありましたが、何とか2連勝で日本代表が決勝トーナメント進出を決定させました!
トルクメニスタン戦で喫した先制点を代表されるように、初戦はプレスの効きなどが悪かった点が目立ったように思います。その点に於いてでは今日の試合は決して良い内容の試合ではなかったものの、「初戦の課題を一つ修正する事が出来た」という意味ではポジティブに捉える事の出来る試合だったのではないでしょうか。
前述しましたが、各選手のハードワークも光った試合でした。
一方で、今日の試合はアジアカップ名物「中東の笛」とやらが私の記憶する限りほぼ初めてくらいに日本に味方した試合とも言えるくらいに接った試合になった事も事実です。そして今日の試合の大きなポイントは欠場した大迫の穴をどう埋めるかという点でしたが、北川もワントップというよりはツートップの一角、或いは1.5列目系の選手というところで南野と余り良くない意味で被り続けてしまっていました。北川こそ大迫がいれば本来の持ち味がグッと出るようなプレイヤーだと思うので、少し気の毒な部分もありましたが…。
これは途中出場の武藤にも似たような事が言えて、結局大迫勇也という選手の存在の大きさという長期的な視野でも考えていかなければいけないポイントが改めて浮き彫りになってしまったよに感じます。
とはいえ、冒頭で初戦のトルクメニスタン戦について述べたのと同様に、課題の方が多くとも「一番大きな収穫」は手にする事が出来ました。
これで最後のウズベキスタン戦はある程度色々なオプションを試す余裕も出来たと思います。個人的には大迫欠場対策として、左から南野、北川、堂安(or乾、南野、堂安)の2列目にワントップ原口とか少し面白いかなーと思ったりしています。
なんにせよ、まずは決勝トーナメント決まってよかった!
風邪移された説
ではでは(´∀`)