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べ、べ、ベンゲル、再登場!?〜アーセン・ベンゲル、ヴィッセル神戸監督就任報道に関して〜

Q.タイトルに隠されたクソほどどうでもいいからくりを2つ答えなさい。

 

A.ドリフの大爆笑のリズムで読める

 

どーもこんばんは

 

引っ張る事で得られる事もありませんが、もう一つの答えはブログの最後で。

 

さてさて、いやはやしかし…何度も言ってますように、このブログはガンバファン、サンガファンという事でやらせて頂いてるわけですよ。そうなんですけど……いやほんと、ネタの提供が豊富過ぎますよあの人達…。

 

 

 

アーセン・ベンゲルヴィッセル神戸監督就任…?

 

 

 

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このブログに辿り着いた方の多くにはもはや説明は不要かもしれませんが改めてベンゲル氏について簡単に説明致しますと、世界でも屈指の実績を持つフランス人監督で、ASモナコなどフランスで指導者としての名を上げた後、1995年から名古屋グランパスエイトの監督に就任。ドラガン・ストイコビッチ小倉隆史浅野哲也といった選手を擁し、Jリーグ開幕以後不振が続いていた名古屋を天皇杯優勝、リーグ戦では年間3位と躍進に導き、また、ベンゲルに率いられた名古屋が見せた当時のサッカーはJリーグが発足して間もない日本サッカーにセンセーショナルを巻き起こしました。

 

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1996年10月、名古屋から引き抜きという形で、クラブ史上初の外国人監督としてイングランドの名門であるアーセナルの監督に就任。「守備のチーム」という印象が強く、まだまだフィジカルがモノを言った当時のプレミアリーグに華麗なパスサッカーを持ち込み、03-04シーズンにはプレミアリーグ史上105年振りとなる無敗優勝を達成。最終的には17-18シーズンまでの22シーズンに渡っての長期政権を築き上げ、その間3度のプレミアリーグと7度のFAカップを獲得。食事面などの徹底した管理や積極的な外国人選手の登用など、アーセナルのみならず近年のプレミアリーグ全体にも影響を与えたと言える名将です。

 

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…で、そんなベンゲルアーセナルの監督退任後、ここ1年ほどフリーだった訳ですが…5月の下旬に差し掛かった頃、突如としてベンゲルヴィッセル神戸監督就任報道が相次ぎ始めます。実際、神戸は4月にファン・マヌエル・リージョ監督との契約を解除し、吉田孝行監督が再任。とはいえ、吉田監督は恐らく次の監督に目処が立つまでの繋ぎという見方が一般的でしたから、次期監督が誰になるのか?という事は度々話題になっていました。

 

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これに拍車をかけるかのように、アーセナルヨーロッパリーグ決勝は現地(アゼルバイジャンのバクー)で観戦するのか?」と取材で聞かれた際に「先約があるからTVで観る」というような回答をしており、これが神戸との交渉ではないか?という見方が広がりました。そしてその見解を裏付けするかのように、神戸の三浦淳宏スポーツダイレクター、平野孝アカデミー部長兼スカウト部長が渡欧しているという報道や、一部ではベンゲル側から接触があったという報道まで出ており、実現するかどうかは別としても、少なくとも神戸とベンゲル接触している事、神戸がベンゲルにオファーを提示している事は事実の可能性が高くなってきました。平野孝氏は名古屋時代にベンゲル監督の直接の教え子でしたし、コネクションも無くは無いですからね。

 

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私は記者ではないし、特殊な情報筋がある訳でもないので「なりそう」「ならなさそう」とは言えませんが、実際に来たとしたら凄いですよね。というか、神戸のアンドレス・イニエスタ獲得を目の当たりにしている以上「いやいやw絶対ありえへんしw」とも言えないですもん。24年前にベンゲルが名古屋の監督に就任した時とは事情も違いますから、監督としてはJリーグ史上最大の大物が来る事になりますよね。

バルサ化…とは若干方向性は変わってくるとはいえ、ベンゲルのサッカーの基本にはパスサッカーという方針がありますから、アンドレス・イニエスタを筆頭にベンゲルが目指そうとするであろうサッカーに適性を持つ選手は多いと思いますし、ルーカス・ポドルスキアーセナルベンゲルの指導を直接受けています。スペイン系とフランス系という違いはあれど、神戸の目指すスタイルにも大きな意味では近い方向の監督だと思います。

加えて、以前から噂されていた神戸のセスク・ファブレガス獲得に関してもセスクをワールドクラスに育てた人物の一人であるベンゲル監督就任で交渉が進む可能性だってあるかもしれませんし、バルサのみならずアーセナル方面のコネクション確立にも期待出来るかもしれません。

 

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ただ、皆さん同じだとは思いますが、今回のような人事は今の神戸…というより楽天と三木谷氏だからこそ期待出来る反面、神戸…というより楽天と三木谷氏だからこその不安というものも必然的に付いていきます。各所では度々、三木谷浩史オーナーの現場介入というが話題になっており、それがリージョ前監督との契約解除の遠因になったとも囁かれています。恐らくベンゲルは、戦術のみならずその他のマネジメントの決定権なども持たせるように求めてくる事が予想されますから、それを三木谷氏が飲めるかという事、そしてそれを守れるかという事が第一の難問となります。

 

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そしてもう一つ心配なのが、神戸のお家芸でもある「監督解任」です。ベンゲルのサッカースタイルはすぐにチームに浸透する訳ではなく、実際に1995年の名古屋は開幕から10試合で2勝8敗の最下位に沈むなど低空飛行で始まりました。しかしすぱっ、すぱっ、すぱぱぱぱっと監督が解任されがちな神戸が、もし低空飛行となった時にグッと堪える事が出来るのか。アーセン・ベンゲルという世界的な名将をとんでもない解任の仕方をした時に、神戸が世界からどう見られるのかだけでなく、本当にベンゲルを招聘するのなら三木谷氏には、楽天という企業を起こしてあそこまでの企業に育て上げたほどの素晴らしく優れた経営的な目線で神戸を見て貰えれば、少なくともサッカーファンが恐れる自体にはならないはずなのですが…。

 

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何にしても、別にアーセナルファンという訳ではなかった私ですけど、アーセナルでの22年を経て帰ってきたベンゲルの采配は見たいですよ(1995年とか生まれてないけど)これまで何度も何度も何度も「日本代表監督就任か!?」なんて記事がただ踊るだけだったフランスの名将が、イニエスタやビジャ、ポドルスキらを日本、なんなら関西のピッチで率いる訳ですからね…上手くいけば…。

 

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ちなみに冒頭の答えは「べ、べ、」の「べ」は平仮名、「ベンゲル」の「ベ」はカタカナでした。

ではでは(´∀`)