G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

気ままに白熱、気ままな憂鬱。執筆等のご依頼はTwitter(@blueblack_gblue)のDM、もしくは[gamba_kyoto@yahoo.co.jp]のメールアドレスまでご連絡お願いします。

勝点1のジレンマ〜J1第15節 ジュビロ磐田vsガンバ大阪 マッチレビュー〜

あっ、今日か、トゥーロン決勝

 

どーもこんばんは

 

さてさて、そんなコパ・アメリカトゥーロン国際大会決勝の間に挟み込む形でお送りする今回のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第15節、ジュビロ磐田vsガンバ大阪の一戦です。

 

 

 

かつてのクラブの黄金期を築いたレジェンドが監督、しかし今季は低調気味など、どこか境遇に共通点がある2チームの直接対決となる一戦。ガンバに関しては、第12節セレッソ大阪戦でスタメンを大胆に変更したところ、内容面での向上が見られながらも勝ち切れない試合が続いています。2週間のリフレッシュ期間がもたらしたものは復調の鍵か、それとも罠か。その答えが今、スタジアムに現れます。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615195337j:image

 

 

14位磐田と15位ガンバは…いや、なんと14位から最下位まで5チームが勝点13で並ぶ悪夢のようなカオスをいち早く抜け出すのは濃い青か薄い青、どちらになるのでしょうか。

両チームスタメンです。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615193843j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615193839j:image

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615195227j:image

 

 

ガンバは3-1-4-2システムを継続しながらも、小野瀬康介が負傷離脱となってしまった為に福田湧矢を右サイドにスライドし、U-20ワールドカップから帰国した中村敬斗を左サイドで起用しました。また、前節はベンチスタートとなりましたが代表戦で結果を残し、そして磐田キラーとして知られるファン・ウィジョがスタメン復帰です。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615195245j:image

 

 

本日の会場は静岡県磐田市ヤマハスタジアムです。

現在はコパ・アメリカ女子ワールドカップが開催され、9月からはラグビーW杯が日本で開催されますが、2002年日韓W杯の際には日本代表の練習場としても使用されたスタジアムでもあります。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615195401j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615195359j:image

 

 

メンバーをガラリと変えた第12節以降、ガンバは積極的に前に出て行き、相手を押し込むようにする事で試合の攻略に活路を見出していました。しかし今日の磐田は想像よりもラインを高く持ってきた影響があり、ガンバはなかなかここ数試合で見せた躍動力が見受けられません。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190616000448j:image

 

 

磐田の押し上げが落ち着き始めると、ガンバも26分に三浦弦太がゴールネットを揺らすなど、これはオフサイドと判定されたものの少しずつ攻撃の糸口を掴み始めます。しかし食野亮太郎、ファン・ウィジョの2トップになかなかボールが入らず、結局前半ラストの5分磐田にシュートチャンスを与える機会が増えてしまい、失点はせずとも少し磐田優位といった印象で前半を終えます。


f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190616000527j:image

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190616000642j:image

 

 

後半、ガンバは中村敬斗が積極的にサイドを切り崩そうと試みるなど、左サイドからの攻撃を積極的に試みます。しかし全体として磐田が押し気味の流れは変わらず、後半の頭は磐田のクロスを中で弾くというシーンが繰り返されるように見えることに。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190616000503j:image

 

 

そんな中65分、ガンバは高江麗央を下げて遠藤保仁を投入。ガンバも磐田もどこかバタバタしたリズムを落ち着かせるべくの遠藤投入でしたが、その効果は確かに有り、ここからはガンバにも悪くない攻撃のリズムが生まれるようになります。しかしペナルティエリアに侵入するとファン・ウィジョ、食野、そして69分に食野に代わって入ったアデミウソンへの磐田DFのチェックが厳しく、磐田のカウンターも鋭さを増すなど読みにくい展開が続いていきます。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190616000545j:image

 

 

アディショナルタイム抜け出した中村敬斗のクロスに矢島慎也が頭で合わせたものの、これはGKカミンスキーがスーパーセーブ。その後のコーナーキックも磐田に凌がれ、結局両チームチャンスを活かしきる事が出来なかった試合は0-0。勝点が同じ者同士の直接対決さ痛み分けに終わりました。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190616000618j:image

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190616000413j:image

 

 

前半は予想よりも前に出てきた磐田相手にどこか試合を組み立てにくくなっていた部分も多く、攻撃も何とかファン・ウィジョや食野の裏抜けに賭けるしかない状態が続いていたのですが、遠藤投入後はパスも良く回り良いゲームを作り出せていたと思います。85分の決定機なんかやはり遠藤のパスセンスが見事でしたし。あれはあの時間の遠藤投入だったからこそ、あれだけの効果があったという面もあるでしょうから、もっと早く入れるべきだった…とかも思わないですし。

ただ、この混戦状態の下位争いはガンバが負けなくてもどこかが勝てば順位が下がり続ける戦いです。その事を考えると、今日の試合のみならず前節、前々節でも見えた「惜しさ」は何とかして払拭しなければ…それも本当に窮地に陥る前に、なんとか勝ち切る事を続けていかなければなりません。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190616000603j:image

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのこーなー】

 

1位 FC東京(33)

2位 川崎フロンターレ(28)

3位 鹿島アントラーズ(27)

4位 横浜F・マリノス(27)

5位 名古屋グランパス(25)

6位 大分トリニータ(25)

7位 北海道コンサドーレ札幌(24)

8位 サンフレッチェ広島(23)

9位 浦和レッズ(21)

10位 セレッソ大阪(20)

11位 ヴィッセル神戸(17)

12位 湘南ベルマーレ(17)

13位 ベガルタ仙台(16)

14位 松本山雅FC(16)

15位 清水エスパルス(16)

16位 ジュビロ磐田(14)

17位 ガンバ大阪(14)

18位 サガン鳥栖(13)

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615212450j:image

 

 

トルステン・フィンク監督の初陣となった神戸はアンドレス・イニエスタが復帰戦でいきなりゴールを決めて首位FC東京を撃破し、フィンク体制初勝利。また、大槻毅監督が就任した浦和が劇的勝利で新体制初勝利を飾り、最下位に沈んでいた清水も劇的勝利で降格圏を脱出しました。

上位陣はC大阪に勝利した鹿島以外は、軒並み勝利を逃す形となりましたね。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20190615212529j:image

 

 

トゥーロン正座待機。

ではでは(´∀`)