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WAR〜コパ・アメリカ2019ブラジル大会決勝 ブラジル代表vsペルー代表 マッチレビュー〜

七夕らしい事はなにもせず、ただただのんびりサンガ観に行ってた7月7日。

 

どーもこんばんは

 

やべっちFCで取り上げられてたね。

 

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さてさて、本日のマッチレビューはいよいよ!コパ・アメリカ2019ブラジル大会決勝、ブラジル代表vsペルー代表の一戦です!

 

 

 

いよいよ遂にここまで来ました…コパ・アメリカ決勝!泣いても笑っても今日が最後。いよいよ今宵…いや、今朝だけど!南米王者が決します!実力と開催国という利のあるブラジルか、それとも勢いのペルーか、歓喜のトロフィーを掲げるのはどちらになるのでしょうか!!

ブラジルは2007年大会以来の決勝で、その時以来となる9回目の優勝を。一方のペルーは何と44年ぶりの決勝で、その時以来となる3回目の優勝を目指します。

 

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実は今大会、グループステージで既に一度対戦している両チーム。その際はブラジルが5-0の圧勝を飾りました。その時の再現となるか、それとも結果は逆となるのか。

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はブラジル、リオデジャネイロエスタジオ・ド・マラカナンです。

 

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ブラジル開催の今大会、もちろん決勝の舞台となるのはイングランドウェンブリー・スタジアムと並んでサッカーの聖地として知られるマラカナンです。リオオリンピック後、スタジアムの管理責任を巡って一時廃墟化しましたが、なんとか大会には間に合わせてきました。

ブラジルはリオ五輪の金メダルに次ぐ、マラカナンでの栄冠を目指す事になりますが、果たしてこのマラカナンの空気はブラジルの味方となるのか、敵となるのか…。

 

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前半から試合はブラジルペース。やはり戦力では大きな差がある為、個の力を上手く活用しながらペルーを押し込み、チーム全体として陣形をコンパクトかつ高い位置で保つ事で二次、三次攻撃に繋げ、試合の主導権を確実にブラジルのものとしていきます。

 

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 ブラジルの攻撃が実を結んだのは15分、素早いリスタートで一瞬の隙を見逃さなかったダニエウ・アウベスが右サイドにロングボールを放り込むと、ここに反応したのはガブリエル・ジェズス。そのジェズスのクロスにエヴェルトンがフリーで合わせてブラジルが1点を先制します。

 

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ここまではほぼ完璧な試合展開だったブラジル。ペルー側からすればどこか、グループステージの時の悪夢が脳裏にチラつく展開となりましたが44分、クリスティアン・クエバの突破がチアゴ・シウヴァのハンドを誘ってPKを獲得。これをパオロ・ゲレーロが冷静に決めてペルーが同点。ここまで無失点で勝ち抜いてきたブラジルにとってはこれが今大会初失点。実に727分ぶりの失点という事に。

 

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しかしセレソンことブラジルは直ぐに試合をリードに戻します。前半アディショナルタイム、ロベルト・フィルミーノがボールを奪取してアルトゥールに繋ぐと、アルトゥールがペルーDFを引きつけて中央にパス。これをジェズスが冷静に決めきって2-1。ブラジルが1点リードで前半を終えます。

 

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1点リードで後半に突入したブラジルは、このまま1点を守り切るよりも後半の早い段階で3点目を奪ってペルーの息の根を止めるべく、フィリペ・コウチーニョを中心に激しい攻撃を展開。そこにフィルミーノやエヴェルトンといった選手が絡み、何度も惜しいシーンが訪れますが追加点とはなりません。

 

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追加点を奪い切れない時間が続くと、試合の流れは徐々にペルーへ。ペルーが前半にPKを獲得したクエバを中心にスピード感ある攻撃を組み立ててブラジルゴールを脅かしていると、70分には何とこの日1ゴール1アシストのジェズスが2枚目のイエローカードで退場。ブラジルにとってはここから、苦しい苦しい残り20分に突入します。

 

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1人少なくなったブラジルはフィルミーノ、コウチーニョを下げてリシャルリソン、エデル・ミリトンを投入して守備、そしてボールを奪ったらリシャルリソンとエヴェルトンに単独突破させようという守備的カウンターシステムにシフト。ここから南米の王者を決するに相応しい、レベルとしてはもう危険なほどの肉弾戦が展開され始め、試合の熱は更にヒートアップ。

 

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そして試合もアディショナルタイムに入ろうかというタイミングで、今大会のラッキーボーイとも言われるエヴェルトンが、このブラジルの死に物狂いの守備プランの攻撃面を正に体現するかのような単独突破を開始。この突破がPKを誘うと、これをエヴェルトン同様にロシアW杯後にセレソン入りを果たしたリシャルリソンがプレッシャーのかかる場面を制してブラジルが決定的な3点目を遂に獲得!

 

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何とか最後、もう一度チャンスを…ペルーは再び猛攻を仕掛けようと試みますが、ブラジルも必死のディフェンス。そして遂に試合終了!数的不利になったブラジルが決勝戦を3-1で制し、9回目の優勝を飾りました!!

 

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いやぁ、見応えのある面白い決勝戦でしたね。ブラジルはネイマールを欠く中で始まった大会で、開幕戦のボリビア戦の前半、90分で勝ち切れなかったベネズエラ戦、パラグアイ戦など難しいゲームはありましたが、チッチ監督の巧みな采配術もあって、ここ最近の国際大会ではあまり感じられない事が多かった「あっ、やっぱりブラジルって強えーな」感を存分に感じさせてくれましたね。優勝は必然とも言える結果だったと言えるでしょう。

ペルーはペルーで、まずウルグアイやチリを下してここまで来た事が評価に値しますし、決勝での戦いぶりはグループステージでのブラジル戦とは全くの別物でした。最後は地力の差を突き付けられる結果となりましたが、見事な戦いぶりだったと思います。

 

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世界のサッカーはヨーロッパと南米を中心に回っています。勿論、どちらも死力を尽くしている訳ですが、ヨーロッパの大陸選手権であるEUROがどちらかと言えばサッカーの華麗さや、システマチックな戦いに面白さを見出している一方で、このコパ・アメリカという戦いは泥臭さであったり、人間というよりもサッカー選手としての本能が全面か押し出されているところに見どころがあります。まさしく昨日の3位決定戦と決勝はそれを象徴するゲームだったと言えるでしょう。

また4年後が待ち切れませんね。……えっ、コパ来年もやんのかよ…!?

 

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昨日食べに行ったラーメン屋に自転車沖忘れた。

ではでは(´∀`)