AM9:00、体調は良くない。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはインターナショナルチャンピオンズカップ2019、バイエルン・ミュンヘンvsレアル・マドリードの一戦です。
毎年恒例となりつつあるプレシーズンの定番イベントであるインターナショナルチャンピオンズカップ(以下ICC)。ヨーロッパのビッグクラブ同士が各地で対戦し、毎年「新監督はどんなサッカーをするのか」「この新戦力はどんな働きを見せるのか」「新たなブレイク候補生は見つかるのか」「今年はどんな戦術か」…なんて事を見つけながら楽しむ、公式戦とはまた違う楽しみのある大会です。
しかし今年は…日本人的にはどうしても、どうしてもソワソワしてしまう事情が。だって…レアル・マドリードに入団した久保建英がレアルデビューするかもってんですよ、レアルデビューするかもってんですよ…?やばい、やばいの。もうずっとソワソワしてますの。そんな感じの精神状態で朝9:00、テレビの前に座る方も多いでしょう多分。
今度は安部裕葵もバルサユニ着て日本来るし…始まってるよぉぉ…。
何はともあれ、両チームスタメンです。どん。
気になる久保建英はベンチスタート。
相手がバイエルンという事もあるのか、レアルはコパ・アメリカに参戦していた選手を除いてほぼほぼレギュラーと言える布陣を敷いてきました。エデン・アザールはレアルデビューです。
本日の会場はアメリカ、テキサス州ヒューストンのNRGスタジアムです。
普段はNFLのヒューストン・テキサンズの本拠地として使用されているスタジアムで(ちなみに昔ガンバ大阪が対戦したヒューストン・ダイナモのホームはBBVAコンパス・スタジアム)、世界最大のロデオイベント「ライブストック・ショー・アンド・ロデオ」はこの地で開催されています。
アメリカ、カナダ、メキシコの3ヶ国で開催される2026FIFAワールドカップの開催会場にも立候補しているスタジアムです。
立ち上がり、試合のペースを握ったのはレアルでした。11分、右サイドを抜け出したルカ・モドリッチのグラウンダーのクロスに詰めたのはカリム・ベンゼマ。しかしこれはバイエルンDFのチェックもあってジャストミートせずにゴールならず。ですがレアルがスピード感のある攻撃でチャンスを作ります。
しかし先制はバイエルンでした。15分、キングスレイ・コマン、トーマス・ミュラーがショートパスでレアルDFを崩すとダビド・アラバが抜け出してグラウンダーのクロス。中央でフィエテ・アルプが潰れたところをコランタン・トリッソがシュートを放ち、一度は阻まれたものの自ら押し込み直してバイエルン先制。
その後試合は親善試合とは思えないほどに白熱した一進一退の攻防が繰り広げられます。どちらかと言えばレアルが押す時間帯が続きましたが、決定機は両チームそこそこ作り、手に汗握る展開が続いた前半はそのままバイエルンの1点リードで終了。後半に向かいます。
後半、プレシーズンマッチという事もあってバイエルンは半数を、レアルはメンバーを総替え。するとレアルは期待の新戦力、ルカ・ヨビッチなどと共に背番号26、久保建英ついに登場…!
試合は67分、ニクラス・ジューレからのロングボールをロベルト・レヴァンドフスキが卓越した個人技でDFを振り切ってゴールを決めて2-0。更にレアルのミスパスをついてセルジュ・グナブリーが決めて3-0と差を付けます。
レアルはやはり、レギュラーと思わしきメンバーから一気に若手主体に変えた事もあって、前へ前への積極性は見られるようになるものの、どこかやはりクオリティは下がったのか決定的なシーンまでは移れません。
その後、バイエルンは一人退場に。レアルも1点を返して1-3としますが、反撃はそこまでで試合終了。ICCの初戦はバイエルンが3-1で勝利しました。
前半後半で共に1.5軍になる編成をしたバイエルンと、前後半でメンバーをくっきり分けたレアルという構図があった為、そこでの差が後半出てしまった印象です。レヴァンドフスキの2点目なんか特に。ただ、まあ結果にはそこまでこだわる必要の無い試合ではありましたがね。
そして…久保くんさん。プレシーズンである事を考慮する必要は確かにあるでしょうが、デビュー戦である事を考えれば結構な存在感は見せる事が出来たのではないでしょうか。後半のレアル攻撃陣の中では、かなり輝きを放っていたように感じます。何にせよ、今日という日は日本のサッカー界に大いなる1ページを記したと言える日だった事は間違いありません。
後半は何かと忙しかった。
ではでは(´∀`)