そういえば昨日から新ルール適用されてるのね
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第21節、ベガルタ仙台vsジュビロ磐田の一戦です。
序盤は非常に苦しんだものの、6月に一気に巻き返して残留争いの所謂レッドゾーンからは抜け出した感のある仙台と、未だ絶賛レッドゾーンに沈む磐田の残留争いの鍵を握る直接対決となりました。
両チームとも、核となるポジションに新戦力を補強。彼らの出来栄えもひとつ、勝敗の行方を占うことになりそうです。
真夏のJリーグ。この2週間の中断期間のうちにどちらがチームの修正を図る事に成功したのでしょうか。
両チームスタメンです。
磐田は今野泰幸、秋山陽介、ルキアンといった新戦力の3人をスタメンに起用。特に得点力不足に苦しんでいるところでロドリゲスが退団した磐田にとって、ルキアンがどれだけ機能するかは今後の行方をも左右します。
また、仙台の新加入GKヤクブ・スウォビィクと磐田のGKカミンスキーのポーランド人GK対決にも注目が集まります。
今日の仙台はクラブ創立25周年記念ユニフォームを着用してのゲーム。いつもの黄色ではなく、黒を基調としたユニフォームで試合に挑みます。
試合はいきなり動きます。前半4分、ボールを奪ってから素早い攻撃を仕掛けた仙台はハモン・ロペスのスルーパスから道渕諒平がクロス。これを磐田DFが処理に失敗し、こぼれたボールを関口訓充が冷静に流し込んで仙台が1点先制。
更に仙台は立て続けに攻め立て、再び磐田のボールを奪うとまたしてもカウンターを開始。関口がドリブルで突破するとそのまま道渕にスルーパスを供給し、道渕がこれを決め切って8分の時点で2-0とします。
いきなり苦しい展開となった磐田は何とか攻撃の糸口を見つけようと試みますが、前線に効果的なボールを供給する事が出来ずにルキアンも孤立気味。それどころか、ボールを奪われるとすぐに仙台の鋭いカウンターを浴びるという、まさに仙台がやりたい放題出来るような展開を強いられます。
流れの中からシュートを打てなかった磐田でしたが、それでも32分、左サイドで獲得したフリーキックから山本康裕がクロスを上げると、飛び込んできた今野が頭で合わせて1点を返します。今野がガンバ大阪時代や日本代表でも度々見せた得点力を発揮し、1点を返した後は磐田も攻撃のリズムを作れるようになりましたが前半は2-1と仙台が1点リードで終了。
後半、ビハインドとはいえ良い形で前半を終える事が磐田が試合の主導権を掴み、サイドからの攻撃を中心に攻撃が機能し始めます。前半のように中途半端にボールを失ってカウンターを喰らう事もなく、磐田の攻撃ターンを常に続ける事でゴール前に侵入する機会は前半よりも遥かに増える事に。
63分に上原力也を下げてアダイウトンを投入してからはその傾向は更に強まり、前半には殆ど見受けられなかった決定的なシュートチャンスもちらほら。しかし仙台DFも集中力を切らさず、GKスウォビィクを中心に持ち前の堅守を披露。磐田は後一歩を詰め切る事が出来ません。
更に攻勢をかけていく磐田に対し、仙台はハモン・ロペスを下げてDF金正也を投入して5バックにシフトして対抗。最後まで磐田が追いつくか、仙台が凌ぎ切るかを巡っての激しい攻防戦が繰り広げられましたが、最後は仙台が何とか逃げ切って2-1。持ち前の堅守とホームでの強さを見せる事が出来ました。
仙台は後半はかなり苦しい展開となりましたが、最初の2点はやはり仙台の得意な形が出たゴールでした。持ち前の堅守しかり、苦しい展開の中自分達のストロングポイントをしっかりと活かして勝利に結びつけたと思います。
一方の磐田は、今野はゴールという結果を残し、ルキアンも可能性を見せるプレーは出しました。新戦力効果もあるのか、これまでの試合よりは希望のある後半の展開だったと思います。しかし最後の攻撃のクオリティしかり、そもそもの立ち上がり2失点だったりと言うのはどこか磐田がこの順位にいる理由を示すようなものにも感じて、良い意味で変わった部分と、悪い意味で変わってない部分が同時に露呈した、そして同時に露呈した結果がドローではなく敗北だったという結果は暗い影を落としたと表現出来るかもしれません。そもそも残留争いなんてその日その日の内容が良かったところで、内容よりも序盤の不用意な失点で勝点1を落とす事の意味がどれほどのものかなんて、磐田サイドは去年散々思い知ったと思うのですが…。
ヴィッセル神戸vsガンバ大阪のマッチレビューは明日更新出来るようにしますね。
ではでは(´∀`)