ラグビーW杯ってまだチケットあるならノエスタでも行こうかしら。
どーもこんばんは
さてさて、なんとなくで続いております代表ウィーク期間中恒例のちょっとした連載シリーズ、今回は夏の補強で勝ち組か負け組か…を判定しております。本日最終回!!
流れなんかはPart1から観て頂けるとありがたいのですが、基本的には「勝ち組」「負け組」「様子見」「目立った動きなし」の4段階で判定していきます。今回は我らがガンバから!
第25節終了時の順位→14位
ルヴァン杯→ベスト8進出
天皇杯→3回戦敗退
監督→宮本恒靖(2年目)
補強診断→様子見
主な獲得選手
MF 井手口陽介←リーズ・ユナイテッド
FW パトリック←広島(レンタル)
主な退団選手
FW 中村敬斗→トゥウェンテ(レンタル)
FW 食野亮太郎→マンチェスター・シティ
FW ファン・ウィジョ→ジロンダン・ボルドー
言葉の響きの印象が強過ぎて、この夏だけで11人退団というフレーズが先行しがちですが、実際目に見えて戦力ダウンと言うべきなのは3〜4名。その上で5人の戦力を手にし、元スペイン代表のマルケル・スサエタ獲得が濃厚になっているので補強自体はそこまで損を食った訳では無いと思います。
一方で、退団したファン・ウィジョや中村敬斗といった選手に比べて井手口陽介や宇佐美貴史が試合間の問題などから調子がなかなか上がってこない事も確か。この辺りが調子を取り戻してくるのであれば間違いなく大きな力にはなるのでしょうが、順位的にも今はそれを気長に待っていられる訳でもありませんし、今夏の夏の移籍絡みでは最も「様子見」という言葉が似合うチームが今のガンバなのかもしれません。
第25節終了時の順位→6位
天皇杯→ベスト16進出
補強診断→現状維持
主な獲得選手
主な退団選手
DF 山下達也→柏
MF 秋山大地→山形(レンタル)
MF 福満隆貴→水戸(レンタル)
今季から就任したロティーナ監督の戦術が浸透してきている事もあって調子を上げているセレッソは、多分その流れを維持するという意味も込めて余り補強に動かなかったんでしょうし、まあそれは自然な流れだったと言えるでしょう。
しかし、今のセレッソに問題があるとすればそれは控えの薄さと迫力不足。スタメンの完成度と総合値は高いセレッソは確かに強力なチームとなりつつはありますが、一方で先制点を奪われるなど流れを変える必要が生じた時は全くと言っていいほど打つ手が無くなってしまっています。その意味で鈴木孝司の獲得は力になると思いますが、清武弘嗣の長期離脱が発表された今、セレッソはまさしくとなっています。
第25節終了時の順位→12位
ルヴァン杯→グループステージ敗退
天皇杯→ベスト16進出
監督→トルステン・フィンク(1年目)
補強診断→勝ち組
主な獲得選手
主な退団選手
GK キム・スンギュ→蔚山現代FC
DF 初瀬亮→福岡(レンタル)
夏の移籍で一番の勝ち組でしょう。だって神戸の場合前提が違うもの。そりゃそうだよ。
ずーっと守備陣が懸念されていた中に於いて、GKには飯倉大樹を、DFには酒井高徳とトーマス・フェルマーレンの2人を獲得。特にこのDF2人の獲得は神戸にとって凄まじく大きく、単純な戦力アップのみならず山口蛍、セルジ・サンペールを筆頭に現有戦力のポテンシャルをさらに引き出す事にも成功しました。アンドレス・イニエスタを欠いた第25節札幌戦は不利なジャッジもあって敗北したものの、スタメンの殆どがトップクラスのプレイヤーとなり、古橋享梧の残留&藤本憲明の獲得に成功したFW陣も含めて、神戸はいよいよ完成形に辿り着こうとしているのかもしれません。
第25節終了時の順位→4位
ルヴァン杯→ベスト8進出
天皇杯→ベスト16進出
監督→城福浩(2年目)
補強診断→現状維持
主な獲得選手
主な退団選手
DF 水本裕貴→松本(レンタル)
FW パトリック→G大阪(レンタル)
未勝利期間と勝ち無し期間が交互にくるように、安定しているのかしていないのか今ひとつ分からない広島ですが、夏の移籍ウィンドー期間は好調期間に入っていた事もあって補強は控えめ。結果的にはパトリックとレアンドロ・ペレイラを入れ替えただけと言えるような形になり、戦力値は現状維持と言えるものでしょう。
その意味では、レアンドロ・ペレイラが思っていたより早くスカッドに定着した事は大きかったと思います。昨季のように露骨なパトリック依存なども無いので、このまま行けば少なくともACL圏内争いには最後まで絡めるのではないでしょうか。
第25節終了時の順位→16位
ルヴァン杯→グループステージ敗退
天皇杯→ベスト16進出
監督→金明輝(1年目)
補強診断→勝ち組
主な獲得選手
DF パク・ジョンス←柏(レンタル)
FW 金森健志←鹿島(レンタル)
主な退団選手
GK 大久保択生→清水
FW ビクトル・イバルボ→長崎(レンタル)
FW フェルナンド・トーレス→引退
フェルナンド・トーレスの引退は鳥栖ファンのみならず全てのJリーグファンに寂しさを覚えさせる結果となりましたが、補強の面で言えばトーレスの引退を補って余りあるだけの補強が出来たと思います。
金森健志や金井貢史は既に鳥栖に欠かせない選手となりつつありますし、チアゴ・アウベスも試合に出さえすれば存在感を発揮するのは出場した2試合で証明済み。最も層の薄かったDFも高橋秀人のコンバートに加えてパク・ジョンスを獲得したので、一時期よりは間違いなく層は安定しているでしょう。昨季の残留はチームの力というよりも正直GK権田修一の力によるものが大きかった鳥栖にとって、今季はここ数年のクラブとしての拡大路線の結果が問われる一年となりそうです。
第25節終了時の順位→8位
ルヴァン杯→グループステージ敗退
天皇杯→ベスト16進出
監督→片野坂知宏(4年目)
補強診断→様子見
主な獲得選手
MF 小林裕紀←名古屋
MF 嶋田慎太郎←大宮(レンタル)
主な退団選手
DF 福森直也→清水
FW 藤本憲明→神戸
FW 馬場賢治→岐阜(レンタル)
ガンバから田中達也、名古屋から小林裕紀を獲得し、大宮からレンタルで獲得した嶋田慎太郎もレギュラーとしての出番を掴んでいますから、これだけ見れば十分勝ち組と言えて、それを大分の規模で実現出来た訳ですから尚更フロントは頑張ったと言えるでしょう。
しかし事情が変わったのは8月、エース藤本憲明が神戸に電撃移籍となった事です。最近はオナイウ阿道が好調で、シーズン前半戦はどの存在感を見せている訳ではないものの、今年の大分のサッカーは「オナイウor藤本が決めて完結」という形が定着していました。その事を考えると、その片一方が抜けた影響は相当大きいでしょうし、貯金があるので降格を心配する必要はありませんが調子を落としつつある事は懸念材料と言えます。
…そんな感じです!
さぁ、いよいよ2019年のJ1もクライマックス…果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか…!
1番迷ったのは書き始めるタイミングでした…。
ではでは(´∀`)