西京極での入れ替え戦行ったなぁ
どーもこんばんは
(2007)
さてさて、本日のマッチレビューはJ1参入プレーオフ決定戦、湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティスの一戦です。
どちらのチームにとっても、文字通り運命の日が訪れました。天皇杯を除く今シーズンのJリーグに於けるラストゲームは、J1を16位で終えた湘南とJ2で4位ながら甲府、山形を下してここまで辿り着いた徳島が残り一つに椅子を懸けて一発勝負に挑みます。激しい残留争いも激しい昇格争いもクライマックス。全てを決する一戦です。
両チームスタメンです。
本日の会場は神奈川県平塚市、Shonan BMWスタジアム平塚です。
本日はサンクトガーレンスペシャルデーと銘打たれ、湘南は「湘南を応援してくれる他チームサポーターにベルマーレビールを割引で販売する」といったイベントを展開しています。
チケットは完売。湘南はホームアドバンテージと引き分けOKという利を活かす事が出来るのでしょうか。それとも、プレーオフを制してのJ1昇格経験がある徳島が勢いを見せるのでしょうか。
試合は立ち上がり、湘南が圧力をかけるように攻め込む時間が続きます。湘南からすれば、最終節の松本戦で終盤のゴールでプレーオフに追い込まれた事であったり、徳島が慣れる前に「J1のプレースピード」で点を取ってしまいたいという狙いがあったのでしょう。
しかし、想像よりも徳島が湘南のプレースピードに早く慣れてしまい、10分を超えた辺りから今度は逆に試合は徳島のペースへ。湘南が圧倒した立ち上がりとは打って変わって徳島ペースになると20分、野村直輝のコーナーキックから石井秀典が折り返しと、このボールを鈴木徳真が倒れながらも叩き込んで徳島が先制!
リードが一転してビハインド状態となった湘南は何とか形勢逆転を図ろうとはするものの、試合の流れは徳島ペースのまま動かず、試合の主導権は徳島が握り続けたまま試合は進みます。結局、その後もいくつかチャンスを作った徳島に対して湘南はチャンスにまでもなかなか至らずに前半終了。徳島がリードして前半を終えます。
後半開始と同時に湘南は中川寛斗を下げてクリスランを投入して勝負に出ます。これは試合の主導権を握り返すには至りませんでしたが、完全に徳島ペースに陥りかけた試合の流れは再び一進一退の展開まで戻す事に成功。そして湘南の後半のゲームプランが実ったのは64分、左サイドの鈴木冬一のパスを受けた山崎凌吾が折り返すと、クリスランと岩尾憲が交錯したところを松田天馬が上手く拾い、そのままGK梶川裕嗣との1対1を制して同点ゴール。これで試合は再び振り出しという名の湘南リードに。
再び「このまま終わればJ1残留」のシチュエーションに持ち込んだ湘南は怪我から発揮した杉岡大暉、小野田将人の2人を投入して守備固め。一方の徳島は杉本竜士、清武功暉を投入し、85分に差し掛かる頃にはセンターバックのヨルディ・バイスを前線に上げて猛攻を仕掛けます。しかし悲壮な攻防戦は徳島の望みだけが一歩遠く、アディショナルタイムの鈴木徳真のミドルシュートはサイドネットに阻まれて…。そして、徳島のボールが左サイドに流れてラインアウトしたところで試合終了のホイッスル。1-1のドローに終わったゲームは、レギュレーションにより湘南がJ1残留を果たしました!
堅い展開になると思われた試合でしたけど、前半から湘南も徳島も結構飛ばしてきて、オープンというかスリリングで見応えのある試合でしたね。湘南に関しては、前半はスコア以上に徳島のゲームになっていたところをクリスランの投入とシフトチェンジでよく流れを引き戻したなと思います。
徳島も徳島でリカルド・ロドリゲス監督の下で培ったサッカーを存分に見せて惜しいところまでは行ったのですが…。何にせよ、J1とJ2の差って大きなと感じた去年のジュビロ磐田vs東京ヴェルディの時よりもどちらが勝つか…!みたいな緊張感は味わえましたね。
J1
J2
いわてグルージャ盛岡
来年のJ1神奈川4チームもいんのかよ!
ではでは(´∀`)