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2019明治安田生命J1リーグ、J1全18チームの満足度考査Part2

このブログ、実はInstagramあるんだぜ。

 

どーもこんばんは

 

わりかし頑張ってるの…。昔フォロワー500人ありがとう的な投稿したらいつの間にか497人になったんだよ…ねぇ、見て…(懇願)

 

 

さてさて、今回は前回の続きでJ1全18チームの満足度考査をやっていきたいと思います!ルールというか、基準なるものは前回(横浜FMFC東京、鹿島、川崎、C大阪、広島の回)のところから見て頂けると幸いです。今回は7位〜12位のチーム!

 

 

7位 ガンバ大阪

 

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監督 宮本恒靖(2年目)※続投濃厚

Jリーグ→12勝11分11敗 勝点47 54得点48失点

ルヴァン杯→ベスト4 

天皇杯→3回戦敗退

 

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満足度→不満

 

 

ガンバについては後日何回かに分けて今季を振り返るブログを更新する予定なのでここではサクッと行くつもりですが……簡潔に纏めると、「イメージほど悪くはなかったけど、7位と呼べるほど良くもなかった」というのが大きな印象です。宮本監督にしても様々なところで賛否両論ありますが、否定意見ほど悪いとも思わなければ肯定意見ほど良いとも思わない…色んな意味で中途半端感のあるシーズンだったのかなと。

一つ不幸な点があるとすれば、宇佐美貴史井手口陽介、パトリックの復帰はあったものの、第12節C大阪戦からの3バックシステムが機能してきたタイミングでファン・ウィジョ、中村敬斗、食野亮太郎らが一気に退団してスクラップ&ビルド的な状態を余儀なくされた事です。結局、宇佐美や井手口を組み込んだチームが機能して調子を上げてきた頃にはもうシーズンも終わり際でしたし、気分としてはガンバだけ「ひとり2ステージ制」でもやっているような気分でした。

とりあえず、9連勝を果たした昨季のガンバが陥ったように「終わり良ければ全てOK♪」的にだけはなってはいけない事は確かです。

 

 

8位 ヴィッセル神戸

 

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監督 ファン・マヌエル・リージョ(2年目)→吉田孝行(第8節〜第14節)→トルステン・フィンク(第15節〜)※続投濃厚

Jリーグ→14勝5分15敗 勝点47 61得点59失点

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→準決勝進出

 

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満足度→不満

 

 

不満は不満でしょう。だってどれだけお金かけてるの、って話ですもん。メンバーだけ見たらJリーグ規模では考えられないようなドリームチーム状態ですし、今季は山口蛍、西大伍酒井高徳、古橋享梧など日本人選手も第一線級を集めてこうなったか…という感じです。やっぱり痛かったのはファン・マヌエル・リージョ監督退任に至るゴタゴタ、及び吉田孝行監督体制での連敗でした。チーム自体がアンドレス・イニエスタが居ないと機能不全に陥っていた事もありますが…。

ただ、トルステン・フィンク監督就任以降酒井やトーマス・フェルマーレンを獲得して守備を固めた神戸は、夏場の浦和戦や鳥栖戦で示したようにメンバーさえ揃えば凄まじく強かったです。終盤はルーカス・ポドルスキも復調していたので後はダビド・ビジャの引退を天皇杯で飾れるか、そしてこれを来季にどう繋げるか。これだけのお金をかけて未だにノータイトルはいくらなんでもさすがによろしくないでしょう。

 

 

9位 大分トリニータ

 

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監督 片野坂知宏(4年目)※続投決定

Jリーグ→12勝11分11敗 勝点47 35得点35失点

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→ベスト8 

 

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満足度→大満足

 

 

今シーズン最大のサプライズといえばやっぱり大分の大躍進でしょう。藤本憲明が抜けたり、中位〜下位陣が復調した後半戦はややペースダウンしたものの、それでも要所要所できっちり勝利を収めて第30節の時点で今季の目標である残留を確定。降格間違いなしとすら見られていたチームは序盤戦は上位争いに絡み、ペースダウンしても最終的には一桁順位の9位でフィニッシュ。いやはや、お見事でした。

J3での戦いを余儀なくされた2016年から就任した片野坂知宏監督の下で地道に築いてきたサッカーは相当な完成度を見せていましたし、今季のマリノスもそうですがサッカーチームに於ける継続性の大切さを思う活躍を見せましたね。日本代表にも選ばれたオナイウ阿道や岩田智輝など、大分というチームのクラブ規模もあってしんどいオフにはなるかもしれませんが…来季も注目されるチームの一つである事に間違いはないでしょう。

 

 

10位 北海道コンサドーレ札幌

 

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監督 ミハイロ・ペトロヴィッチ(2年目)※続投決定

Jリーグ→13勝7分14敗 勝点46 54得点49失点

ルヴァン杯→準優勝

天皇杯→2回戦敗退

 

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満足度→満足

 

 

順位こそ最終的には二桁順位に落ちて、4位まで上り詰めた昨シーズンから6つ順位を落とす結果にはなりましたが、言ってしまえばこれは昨季が出来過ぎだっただけ。ガンバと神戸が終盤戦に急に復調した事もあって最終順位は10位ですが、シーズンを通じて一桁順位はキープしていましたし、ルヴァン杯は惜しくも敗れたものの決勝に進出して準優勝。過去の札幌の結果も思えば十分に最高と呼べるシーズンでしょう。

昨季の4位がハードルを上げていたとしても、野々村芳和社長もその辺りの事は解っていると思うので、このままの継続路線でいくべきでしょうし、成長曲線的には昨今の札幌はかなり良いペースで進んでいるのではないでしょうか。ただ、そうなってくると「ミシャ後」のプランは少しずつ考え始めないといけないのかもしれませんが…。

 

 

11位 ベガルタ仙台

 

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監督 渡邉晋(6年目)※退任決定

Jリーグ→12勝5分17敗 勝点41 38得点45失点

ルヴァン杯プレーオフステージ敗退

天皇杯→4回戦敗退

 

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満足度→満足

 

 

夏前くらいの仙台はむちゃくちゃ強かったですよね。少ない予算の中で的確な補強を出来た、それを残留という結果に結びつける事が出来た事はフロント、そしてチームを指揮する渡邉晋監督の手腕が大きかった。ベガルタ仙台というお世辞にもクラブとしての規模が大きくはないチームでシマオ・マテ、ヤクブ・スウォビィクみたいな選手を引っ張って来れたのは見事でした。ガンバや神戸で出場機会を失っていた長沢駿も結果を残しましたし、上手くやったなぁという印象です。

ただ、渡邉晋監督を切った来年どうなるか…ですよね。仙台の戦力規模でここまで残留させ続けたのは渡邉監督の手腕に拠るものが大きいですし、その意味では後任が木山隆之監督というのは方向性として合っているとは思いますが、何にせよ来季は仙台にとって大きな岐路となります。とにかくまずは、既にJ1の他クラブからのオファーが明るみになっている永戸勝也を始め、主力の慰留からですね。

 

 

12位 清水エスパルス

 

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監督 ヤン・ヨンソン(2年目)→篠田善之(第12節〜)※退任決定

Jリーグ→11勝6分17敗 勝点39 45得点69失点

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→準決勝進出

 

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満足度→不満

 

 

ドウグラス不整脈に始まり、GK六反勇治のオーバートレーニング症候群、ドウグラスが復調してきたと思った矢先の北川航也退団…アクシデントは多かったといえば多かったですが、成功と定義できる昨季の貯蓄的なものは全部ぶっ飛んだような気はしましたね。ヘナト・アウグストが当たりだった事や西澤健太の台頭などポジティブな要素はありましたが…何よりもどれよりも、札幌との2試合だけで13失点を喫するほどの守備崩壊っぷりで、失点69の得失点差-24はリーグワーストどころか、J1が18チーム34試合になった2005年以降で残留したチームとしては最も多い失点数ですからね…(得失点差は2016年甲府の-26に次ぐワースト2位)。その分、それなりに得点力があった事が残留を手繰り寄せたのは確かですが、それも完全にドウグラス頼みといえばそうですし…。

来年は横浜F・マリノスのコーチを務めたピーター・クラモフスキー監督が就任するとの事。アンジェ・ポステコグルー監督の右腕としてマリノスの優勝に大きく貢献した人物なので、面白い人選ではありますが…仮に清水が天皇杯を優勝し、ACLに出場する事になったらその影響は結構悪い意味で響いてくる可能性も否定出来ません。


 

次回はいよいよラスト!不満・大不満の連続…?13位以下、名古屋、浦和、鳥栖、湘南、松本、磐田です!

ではでは(´∀`)