年内最後のマッチレビューになりそうだってのに書く事思い浮かばん。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはキリンチャレンジカップ2019、U-22日本代表vsU-22ジャマイカ代表の一線です。
来年、いよいよ勝負の年を迎える五輪日本代表にとって今日はメンバー入りのサバイバルにも繋がる重要なテストマッチです。堂安律、久保建英、板倉滉といったA代表組を加えた11月のU-22コロンビア代表戦、五輪世代のメンバーを多く組み込んで大会に挑んだE-1選手権ではパッとする結果には至らなかった分、この試合の持つ戦術的、そしてパフォーマンス面での意味は大きくなってきます。年内最終戦です!
両チームスタメンです。
東京五輪世代のメインシステムとしている3-4-2-1を今日も採用。FCバルセロナBに所属する安部裕葵と順天堂大学に所属している旗手怜央が2シャドーを組み、今日は多くの主力メンバーがE-1選手権の方に招集されていた事もあって比較的フレッシュなメンバーが揃う形になりました。
余談ですが、ジャマイカのセオドア・ウィットモア監督は1998年フランスW杯の日本代表vsジャマイカ戦にて日本代表を敗北に追い込む2ゴールを決めた人物でもあります。
本日の会場は長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎です。東京オリンピックに向けた「BLUE PEACE DAY」と称して11月のU-22コロンビア代表戦はエディオンスタジアム広島で、そして今日の試合は長崎でかいさいされます。開催されます。
V・ファーレン長崎が本拠地とするこのスタジアムでの代表戦はA代表が韓国と対戦した1991年、なでしこジャパンがナイジェリアと対戦した2013年以来です。2014年の第69回国民体育大会に向けて一度取り壊して2013年に大規模改修を施されています。この日の国歌斉唱は長崎県出身のさだまさし氏。
試合はいきなり動きました。5分、安部裕葵がゴールからやや遠い位置でフリーキックを獲得すると、これを中山雄太が左脚で豪快に叩き込んで日本が幸先良すぎる先制点。
しかしこのゴールは序の口に過ぎず、ここから打倒のゴールラッシュが開幕します。
16分、左サイドで抜け出した松本泰志のクロスを旗手怜央が上手くダイレクトで蹴り込んで追加点を奪うと、その直後の17分には旗手のパスに抜け出した右サイドの長沼洋一の折り返しに前田大然が詰めて3-0。19分には再び左から中山のパスに東俊希のクロスに旗手が今日2得点目となるゴールを決めて僅か3分で3点を叩き出せば、28分には安部が獲得したペナルティキックを自ら決めて前半だけで夢のスコア5-0を達成。特に16〜19分の3得点は全く同じような形というワンサイドゲームに。
その後もチャンスを作りながら前半終了の笛。ジャマイカのサイドの守備の拙さもかなり目に付いたとはいえ、日本はサイドから効果的な攻撃を連発し、大量リードを奪って前半を終えます。
後半開始早々、東俊輝のフリーキックが直接ゴールに吸い込まれて6-0とすると、ここからは57分に旗手、安部、前田を下げて一美和成、三苫薫、岩崎悠人を同時投入。更に72分には岡崎慎を下げて高宇洋を、81分には松本泰志、東俊輝を下げて松岡大起、鈴木冬一を投入して新戦力のテストを図ります。
82分、鈴木のスルーパスから左サイドを瀬古が豪快なオーバーラップを披露。そのまま左サイドからボールを中央に入れると、これを一美が冷静に流し込んで7-0!更に88分には長沼、岩崎と繋いで岩崎の折り返しに三苫が合わせて8-0。途中出場のアタッカーもゴールに絡んで日本のゴールはいよいよ8点にまで広がります。
アディショナルタイムには岩崎が自ら獲得したPKを自分で決めてとうとう9-0。通称サカつくスコアを達成してみせたU-22日本代表。普段出ていないメンバーも大きな活躍を見せて、東京五輪の前年ラストゲームを良い形で終える事が出来ました!
ジャマイカちょっとぐらいサイドの守備修正しろや…と思うくらいにジャマイカの守備はスッカスカで、実際PK2つとFK1つを除く6得点は大体同じ形ではありましたが、逆を言えば今日の結果は相手の明らかな隙をきっちりと突けた事は大きいですね。今日のジャマイカ相手の大勝の捉え方は意見が分かれる事かもしれませんが、今日のジャマイカ相手にやるべき事というものは100%示せてくれていたと思います。
このゴールラッシュが、最近少し停滞感のあった日本代表の良き風となってくれる事を期待したいですね。
ロシアワールドカップ観戦日記、越年決定。
ではでは(´∀`)