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J1リーグ2020、ここまでの補強診断Part3

あれから1年をサブタイトルにして連載しておりますロシアワールドカップ観戦日記。

 

……2年が経ちそうです。

 

どーもこんばんは

 

…まだ見たことない方余裕で追いつけるよ!!!

 

 

さてさて、本日は以前更新した補強診断企画Part3でございます。一応今回が最終回!今回は関西より西の3チームです。それではスタート。

(このブログの情報は1月10日時点のものとなっております。)

 

 

 

ガンバ大阪

 

昨シーズン

J1リーグ→7位

ルヴァン杯→ベスト4 

天皇杯→3回戦敗退

 

監督 宮本恒靖(3年目)

 

主な入団選手

GK 一森純←岡山

DF 新里亮←磐田(レンタル)

FW 小野裕二鳥栖

主な退団選手

GK 林瑞輝→山口(レンタル)

MF マルケル・スサエタ→未定

MF 髙江麗央→町田(レンタル)

 

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補強満足度→C

 

小野瀬康介の流出危機、成績なリリースが無いとこほを見れば三浦弦太の海外移籍も回避できたところを見れば、オフシーズンが始まった時に噂された事柄の回避という最低限のミッションは達成出来たと言えるでしょう。2019年中は選手補強の話がGK以外無かったので焦りも覚えましたが、年明けに数名の主力を獲得出来ましたし、あとは今のシステムにオ・ジェソク小野裕二をどう組み込むのかが争点となります。後はなかなか続報が入ってこないFCソウルのチュ・セジョンの話がどうなるか…。

 

 

 

セレッソ大阪

 

昨シーズン

J1リーグ→5位

ルヴァン杯プレーオフステージ敗退

天皇杯→ベスト16 

 

監督 ミゲル・アンヘル・ロティーナ(2年目)

 

主な入団選手

MF 坂元達裕←山形

FW 前川大河←福岡(復帰)

FW 豊川雄太←KASオイペン

主な退団選手

GK 丹野研太→川崎

DF 船木翔→磐田(レンタル)

MF 水沼宏太横浜FM

 

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補強満足度→D

 

懸念されたブルーノ・メンデスの去就もレンタル期間を延長する事でとりあえずは残留に成功。ティーナ監督の下で気付いた方向性を来季以降を継続していくという事になりました。ここ最近のC大阪を支えた水沼の退団は痛手ながらも、そこに海外で実績を積んだ豊川を補強した事は大きなプラスかと。

ただ、メンデスの残留に成功したとて昨季は攻撃の迫力不足、FWの層の薄さは改善されたとは言い難く、昨季は福岡で試合経験を積んだ前川や期待のルーキー西川潤辺りがどこまで早くに機能するかは今季のC大阪を左右するでしょう。ソウザ退団が決まればその影響も大きくなりそうですし…。

 

 

 

ヴィッセル神戸

 

昨シーズン

J1リーグ→8位

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→優勝

 

監督 トルステン・フィンク(2年目)

 

主な入団選手

DF 菊池流帆←山口

DF 初瀬亮←福岡(復帰)

MF 中坂勇哉←京都(復帰)

主な退団選手

MF 増山朝陽→福岡(レンタル)

FW ダビド・ビジャ→引退

FW ウェリントン→未定

 

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補強満足度→D

 

神戸に関してはいくつかの前提があります。まず天皇杯で元旦まで試合を行ったことで補強の動きが遅くならざるを得ないという事、もう一つは見る側にとって神戸のメルカートに対するハードルが上がり過ぎている事、そして夏からの入団で進めている補強の存在の可能性です。ただ、それらを含めたとしてもあくまで「現段階」という面で見れば、昨季の夏の補強でベースは出来たと考えるとACLを戦う上ではスタメンと控えの間に生じる差などの選手層的な不安は幾分か付き纏っている印象ですね。外国人にしてもウェリントンジョアン・オマリの退団は既定路線だったでしょうが、ルーカス・ポドルスキの去就も流動的ですし、さすがに昨今の神戸がこのまま開幕を迎えるとも思いませんが…。

ただ、ビッグネーム獲得の裏で最近の神戸はJ2も含めて獲得してくる選手の目利きは優れています。昨季、ルーキーイヤーながら山口で存在感を残した菊池は大いに期待出来る存在でしょう。

 

 

 

サンフレッチェ広島

 

昨シーズン

J1リーグ→6位

ルヴァン杯→ベスト8 

天皇杯→ベスト16 

ACL→ベスト16 

 

監督 城福浩(3年目)

 

主な入団選手

DF 櫛引一紀←大宮

MF 浅野雄也←水戸(復帰)

FW 永井龍←松本

主な退団選手

DF 吉野恭平→仙台

MF 稲垣祥→名古屋

MF エミル・サロモンソン→福岡(レンタル)

 

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補強満足度→D

 

昨季の夏頃から形になってきたスタイルを維持して今季も躍進を図りたい広島ですが、その点を思えば稲垣の退団は余りにも痛手ではないかと。レアンドロペレイラやハイネルを残留させ、J2で存在感を示したレンタル組の復帰など要所要所を抑えた仕事はしたものの、稲垣の存在は広島のサッカーの構築に相当な役割を果たしていたので、基本的に現状維持のスカッドだからこそその部分が広島を大きく左右しそうです。

 

 

 

サガン鳥栖

 

昨シーズン

J1リーグ→15位

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→ベスト8 

 

監督 金明輝(2年目)

 

主な入団選手

GK 守田達弥←松本

MF 小屋松知哉←京都

MF 梁勇基←仙台

主な退団選手

DF 高橋祐治→柏

MF イサック・クエンカ→仙台

FW 小野裕二G大阪

 

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補強満足度→D

 

補強については小屋松や内田裕斗など「J1で見てみたい」と思える活躍をしたJ2の選手を引き上げるなど面白い補強をしてきたという印象もあって、選手獲得面での評価は決して低くないです。権田修一の退団以降層の薄さに苦しんだGKにも、昨季松本で奮闘を見せた守田の獲得に成功していますし。

ただ…事情は色々あるのでしょうが流出が目立ち過ぎました。傷口を最小限に抑えようとする努力は良くやったと思いますが、プラスマイナス的な評価だとやはりマイナスと見ざるを得ないでしょう。初めてシーズン開幕から指揮を執る金明輝監督がどうやりくりしていくのかにも注目です。

 

 

 

大分トリニータ

 

昨シーズン

J1リーグ→9位

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→ベスト8 

 

監督 片野坂知宏(5年目)

 

主な入団選手

MF 野村直輝←徳島

FW 知念慶←川崎(復帰)

FW 渡大生←広島

主な退団選手

MF ティティパン→パトゥム・U(復帰)

FW オナイウ阿道横浜FM

FW 後藤優介→清水

 

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補強満足度→B

 

大分の予算の限られたクラブ規模で大躍進を遂げたという背景もあったので、昨夏の藤本憲明退団のような引き抜きが今オフでは多発するのではないか…という懸念もありましたが、オナイウ阿道のようにレンタルで獲得していた選手は仕方ないにしても、危惧されていた程の流出は回避する事が出来た上に、昨季の補強コンセプトでもあった「J2オールスター」の続編とも言えるような補強に成功。大分のクラブ規模も考えれば満足度は高い補強に成功したと思います。

2年目のジンクスという言葉がスポーツ界にはありますが、どうなるかはシーズンが始まるまでわからないとしても乗り越えられるだけのポテンシャルは十分あると思える補強はしてきたと考えていいのでは無いでしょうか。

 

 

 

現段階での補強診断は以上です!まだまだ動きはあるでしょうから、シーズン開幕が近づいた時に戦力診断として改めてブログ書きますね。

ではでは(´∀`)