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どこよりも早い(はやくないかもしれない)!早過ぎて考察もクソもない2020年開幕戦マッチプレビュー…と開幕カードの過去の名勝負とか

今年の初夢は過去史上最悪でありました。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、2020年明治安田生命Jリーグの開幕カードが発表されました!

まずは1月10日の時点で発表された各チームの開幕カード、及びホーム開幕戦の対戦カードを確認していきましょう。

 

明治安田生命J1リーグ第1節

2月21日

湘南ベルマーレvs浦和レッズ@Shonan BMWスタジアム平塚

2月22日

ベガルタ仙台vs名古屋グランパス@ユアテックスタジアム

柏レイソルvs北海道コンサドーレ札幌@三協フロンテア柏スタジアム

川崎フロンターレvsサガン鳥栖@等々力陸上競技場

セレッソ大阪vs大分トリニータ@ヤンマースタジアム長居

2月23日

横浜F・マリノスvsガンバ大阪@日産スタジアム

清水エスパルスvsFC東京@IAIスタジアム日本平

ヴィッセル神戸vs横浜FC@ノエビアスタジアム神戸

サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ@エディオンスタジアム広島

 

明治安田生命J1リーグ第2節

2月28日

鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸@県立カシマサッカースタジアム

2月29日

FC東京vs横浜F・マリノス@味の素スタジアム

名古屋グランパスvs湘南ベルマーレ@豊田スタジアム

サガン鳥栖vsセレッソ大阪@駅前不動産スタジアム

3月1日

浦和レッズvsサンフレッチェ広島@埼玉スタジアム2002

横浜FCvs柏レイソル@ニッパツ三ツ沢球技場

ガンバ大阪vsベガルタ仙台Panasonic Stadium Suita

大分トリニータvs清水エスパルス@昭和電工ドーム大分

 

明治安田生命J1リーグ第3節

北海道コンサドーレ札幌vsガンバ大阪@札幌ドーム

 

明治安田生命J2リーグ第1節

2月23日

水戸ホーリーホックvs大宮アルディージャ@ケーズデンキスタジアム水戸

ザスパクサツ群馬vsアルビレックス新潟@正田醤油スタジアム群馬

ジェフユナイテッド千葉vsFC琉球@フクダ電子アリーナ

FC町田ゼルビアvsヴァンフォーレ甲府@町田GIONスタジアム

ジュビロ磐田vsモンテディオ山形@ヤマハスタジアム

ファジアーノ岡山vsツエーゲン金沢@シティライトスタジアム

レノファ山口FCvs京都サンガFC@維新みらいふスタジアム

徳島ヴォルティスvs東京ヴェルディ@鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム

愛媛FCvs松本山雅FC@ニンジニアスタジアム

ギラヴァンツ北九州vsアビスパ福岡@ミクニワールドスタジアム北九州

V・ファーレン長崎vs栃木SC@トランスコスモススタジアム

 

明治安田生命J2リーグ第2節

2月29日

大宮アルディージャvs徳島ヴォルティス@NACK5スタジアム

FC琉球vsファジアーノ岡山@タピック県総ひやごんスタジアム

3月1日

東京ヴェルディvsツエーゲン金沢@味の素スタジアム

ヴァンフォーレ甲府vsザスパクサツ群馬@山梨中銀スタジアム

松本山雅FCvsアルビレックス新潟@サンプロアルウィン

京都サンガFCvsV・ファーレン長崎@サンガスタジアム by Kyocera

アビスパ福岡vsジュビロ磐田@ベスト電器スタジアム

 

明治安田生命J2リーグ第3節

3月7日

アルビレックス新潟vsジェフユナイテッド千葉@デンカビッグスワンスタジアム

3月8日

栃木SCvs愛媛FC@栃木グリーンスタジアム

ツエーゲン金沢vsモンテディオ山形@石川県西部緑地運動公園陸上競技

 

明治安田生命J2リーグ第4節

3月14日

モンテディオ山形vsレノファ山口FC@NDソフトスタジアム山形

 

明治安田生命J3リーグ第1節

3月7日

FC岐阜vsAC長野パルセイロ@岐阜メモリアルセンター長良川競技場

セレッソ大阪U-23vsYSCC横浜@ヤンマースタジアム長居

3月8日

福島ユナイテッドFCvsブラウブリッツ秋田@とうほう・みんなのスタジアム

SC相模原vs藤枝MYFC@相模原ギオンスタジアム

アスルクラロ沼津vs鹿児島ユナイテッドFC@愛鷹広域公園多目的競技場

ガイナーレ鳥取vsカターレ富山@とりぎんバードスタジアム

カマタマーレ讃岐vsいわてグルージャ盛岡@Pikaraスタジアム

FC今治vsFC東京U-23@ありがとうサービス.夢スタジアム

ガンバ大阪U-23vsロアッソ熊本@Panasonic Stadium Suita

 

明治安田生命J2リーグ第2節

3月14日

藤枝MYFCvsいわてグルージャ盛岡@藤枝サッカー場

ロアッソ熊本vsヴァンラーレ八戸@えがお健康スタジアム

3月15日

YSCC横浜vsガイナーレ鳥取@ニッパツ三ツ沢球技場

AC長野パルセイロvsガンバ大阪U-23@長野Uスタジアム

鹿児島ユナイテッドFCvsカマタマーレ讃岐@白波スタジアム

FC東京U-23vsアスルクラロ沼津@味の素フィールド西が丘

 

明治安田生命J3リーグ第3節

3月22日

いわてグルージャ盛岡vsロアッソ熊本@いわぎんスタジアム

ブラウブリッツ秋田vsアスルクラロ沼津@ソユースタジアム

カターレ富山vs藤枝MYFC@テクノポート福井スタジアム

 

明治安田生命J3リーグ第4節

3月29日

ヴァンラーレ八戸vsFC岐阜@プライフーズスタジアム

 

 

…で、今日は開幕戦のマッチプレビューをどこよりも早く!というか早過ぎて予想もクソもないやないかというツッコミ必須のこのタイミングで行なっていきます。題して「どこよりも早い(かもしれない)開幕戦マッチプレビュー」です!!

 

 

 

湘南ベルマーレvs浦和レッズ

2月21日@Shonan BMWスタジアム平塚

 

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昨季は色々な事で苦しんだチーム同士の対決で今季のJリーグは幕を開ける事になりました。湘南の浮嶋敏監督にとっても浦和の大槻毅監督にとっても開幕から監督を務めるのは初めての事。浦和はそこまで主力の入れ替えがあった訳ではありませんが、湘南は大幅な選手の入れ替えがあったのでその辺りのチームとしての習熟をいかに早く組み立てる事が出来るかが勝負のポイントにもなってくるでしょう。

 

通算対戦成績

湘南9勝、浦和21勝、引き分け2

 

〜過去の名勝負〜

2019明治安田生命J1リーグ第12節

浦和レッズ2-3湘南ベルマーレ

2019年5月17日19:33@埼玉スタジアム2002

浦和得点者:長澤和輝(22分)、アンドリュー・ナバウト(25分)

湘南得点者:菊地俊介(47分、79分)、山根視来(94分)

 

2019年のベストマッチどころか、Jリーグ史上でも屈指のドラマ性を帯びた試合となった。ACLとの兼ね合いもあってメンバーを落としながらも幸先よく2点を先行した浦和だったが、想定外の事件が31分に起こる。杉岡大暉の放ったグラウンダーのミドルシュートがゴールネットを揺らしたにも関わらずゴールと認められず、このシーンは1週間ほどワイドショーなどでも繰り返し流される事になった。

しかし、この一連の流れで浦和が逆に動揺した一方で湘南は奮起。菊地俊介の2ゴールで79分に同点に追い付くと、アディショナルタイムにはカウンターから山根視来が持ち込んでゴールを決めて3-2。Jリーグ史上に残るドラマティックなゲームは湘南が劇的な逆転勝利を収めた。

 

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ベガルタ仙台vs名古屋グランパス

2月22日@ユアテックスタジアム

 

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精力的な補強を敢行したチーム同士の一戦。阿部浩之稲垣祥といった上位チームの主力まで引き抜く大型補強を実現させた名古屋に対し、仙台はクラブ規模がそこまで大きくないにも関わらず、永戸勝也は退団したものの鳥栖からイサック・クエンカ、他にもパラやアレクサンドレ・ゲデスといった世代別代表経験を持つ外国籍選手の獲得に成功しました。仙台は今年こそは下位争いの殻を破る為、ここ2年は終盤戦に尽く失速している名古屋は少なくとも前半戦で一定の勝点を稼いでおくべく勝利必至の一戦です。

 

通算対戦成績

仙台9勝、名古屋9勝、引き分け4

 

〜過去の名勝負〜

2014Jリーグディビジョン1第16節

ベガルタ仙台3-3名古屋グランパス

2014年7月23日19:03@ユアテックスタジアム

仙台得点者:赤嶺真吾(19分)、菅井直樹(66分)、二見宏志(82分)

名古屋得点者:田口泰士(58分)、矢野貴章(71分)、レアンドロ・ドミンゲス(92分)

 

前半は赤嶺真吾のゴールで仙台が先制し、仙台の1点リードで前半を終えたが後半からは打って変わって激しいシーソーゲームが展開される。58分に名古屋が田口泰士ミドルシュートで同点に追い付くと、仙台も名古屋もこれに1点ずつ加えて2-2の状態で試合はラスト10分へ。82分にセットプレーから二見宏志Jリーグ初ゴールを決めて勝負あったかに見えたものの、アディショナルタイムに夏に柏から加入して2試合だったレアンドロ・ドミンゲスが綺麗にボレーを決めて同点とし、両チーム、好調とは言えない中での痛み分けとなった。

 

 

 

柏レイソルvs北海道コンサドーレ札幌

2月22日@三協フロンテア柏スタジアム

 

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昨季のJ2を圧倒的な成績で制した柏は2チーム作れる勢いで積極補強を敢行。一方、順位こそ10位だったがルヴァン杯で準優勝を果たすなど躍進した札幌はほぼほぼ編成は現状維持路線を選び、オフシーズンの過ごし方は対照的とも言えるオフになった為、少なくとも現段階でのチームの仕上がりという面では札幌の方が完成度は高いと見た方がいいかもしれません。

両チームとも前線に強力な「個」を擁しているので、そこのぶつかり合いにも注目です。

 

通算対戦成績

11勝、札幌7勝、引き分け2

 

〜過去の名勝負〜

2006Jリーグディビジョン2第51節

柏レイソル2-3コンサドーレ札幌

2006年11月26日16:04@日立柏サッカー場

柏得点者:山根巌(32分)、石川直樹(54分)

札幌得点者:相川進也(55分)、フッキ(58分)、中山元気(72分)

 

2006年のJ2は第3クールの時点で6チームが昇格争いに絡む大混戦となっていた。そこから第4クールで札幌、鳥栖、仙台が順位に脱落し、最後は横浜FC、神戸、そして柏の3チームによる三つ巴の争いとなる。そんな中で迎えた第51節、先に試合を終えた横浜FC鳥栖に1-0で勝利した事で神戸と柏は勝たなければ横浜FCのJ1昇格を許してしまうという状況でキックオフを迎えた。

柏は幸先よく2点を先行したものの、石川直樹が挙げた追加点から5分も経たない間に札幌に同点に追い付かれてしまう。更に72分には中山元気に決勝点を許し、その後李忠成谷澤達也を投入して計25本のシュートを放つもゴールは奪えず、昇格に向けて痛過ぎる黒星を喫する事となった。

 

 

 

川崎フロンターレvsサガン鳥栖

2月22日@等々力陸上競技場

 

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3連覇の夢が敗れた川崎でしたが、オフシーズンでは阿部浩之奈良竜樹の退団などであまり芳しい成果は今のところ得られず、旗手怜央、三苫薫の大型ルーキーコンビがどうなるか、という部分は小さく無いのかなと。対する鳥栖は精力的な補強は見せた一方でそれ以上に退団した選手が多く、去年と比べた戦力値的には大幅なマイナスと言わざるを得ない状況です。

両チームとも、シーズンを不安視する雑音を跳ね返す為にはまず開幕戦を制しておきたいところ。特に川崎は今季はいつになくスケジュールにゆとりのあるオフシーズンだったのでそれをどう活かせたのかもポイントです。

 

通算対戦成績

川崎24勝、鳥栖7勝、引き分け5

 

〜過去の名勝負〜

2013Jリーグディビジョン1第3節

サガン鳥栖5-4川崎フロンターレ

2013年3月16日14:04@ベストアメニティスタジアム

鳥栖得点者:池田圭(28分)、キム・ミヌ(50分)、水沼宏太(51分)、豊田陽平(54分、73分)

川崎得点者:大久保嘉人(64分)、小林悠(70分)、レナト(82分)、パトリック(87分)

 

俗に言うところの馬鹿試合。鳥栖は2012年に初挑戦となるJ1で5位に入るなど大躍進し、開幕から不安定な戦いを強いられていた川崎はその勢いを維持する為にも叩いておきたい相手だった。前半を1-0で折り返すと、後半にキム・ミヌ水沼宏太豊田陽平が立て続けにゴールを奪って5分間で一気に4-0。川崎も追いすがり4点を奪うが、それ以上に守備が決壊して4-5の敗戦を喫する事となった。

近年の川崎の強さは風間八宏前監督がベースを作ったものを鬼木達監督が完成させた部分が強いが、風間監督への批判が尋常じゃなく大きかったのが2012年後半から2013年前半の時期で、結果的にこの年の後半の形が後のベースに繋がる事になる。

 

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セレッソ大阪vs大分トリニータ

2月22日@大阪長居スタジアム

 

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奇しくも昨年の最終節と同じカードになったこの一戦。昨年の最終節ではアウェイのC大阪が2-0で勝利しましたが、ホームとアウェイの立場を入れ替える形となった開幕戦はどう転ぶのでしょうか。昨季の大分がそうであったように、昨年の上位チームを開幕戦で叩く事は大きな勢いに繋がるので、大分が俗に言う2年目のジンクスに陥らない為にはここでC大阪を叩いておく事は大きな意味を持ちます。両チームとも、明確なスタイルで躍進を遂げた昨季を踏襲した形で今季も進んでいきたいところでしょう。

 

通算対戦成績

C大阪7勝、大分4勝、引き分け7

 

〜過去の名勝負〜

2005Jリーグディビジョン1第32節

セレッソ大阪1-1大分トリニータ

2005年11月23日15:04@大阪長居スタジアム

C大阪得点者:ファビーニョ(19分)

大分得点者:山崎雅人(80分)

 

第19節から7連勝を含む怒涛の13戦無敗で一気に優勝戦線に食い込んできたC大阪と、第22節まで17位に沈んでいたにも関わらず、第23節のシャムスカ監督就任後6勝2分1敗で一気に残留争いを脱出した大分の絶好調チーム同士の対戦となったこの試合は序盤から大分ペースだったものの、C大阪ファビーニョのゴールで先制点を奪う。

最終的には終盤に途中出場山崎雅人のゴールで1-1のドローに終わったが、首位のG大阪が敗れた事で遂にC大阪は無敗記録を14に延ばし、勝点で首位と並ぶ事になった。

 

 

 

横浜F・マリノスvsガンバ大阪

2月23日@日産スタジアム

 

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ディフェンディングチャンピオン横浜FMはホームにG大阪を迎えての一戦。実は昨季の開幕戦もガンバvsマリノスのカードで、この時はG大阪のホームでの試合でしたが3-2で横浜FMが勝利しスタートダッシュを決めました。ちなみに、G大阪が開幕戦をアウェイで戦うのは2009年以来と12シーズンぶり。

多くの新戦力を加えたマリノスは新戦力がどう融合するか、開幕までにどこまでフィットさせられるかが問われます。ガンバに関しては、元々スロースターター気味なチームですが開幕戦に関しては特に2011年以来勝利が無いという現状。久々のアウェイ開幕で心機一転、久々の白星スタートを切りたいところです。

 

通算対戦成績

横浜FM30勝、G大阪17勝、引き分け11

 

〜過去の名勝負〜

2005Jリーグディビジョン1第21節

ガンバ大阪3-2横浜F・マリノス

2005年8月27日19:04@万博記念競技場

G大阪得点者:渡辺光輝(38分、89分)、大黒将志(72分)

横浜FM得点者:坂田大輔(26分)、大島秀夫(84分)

 

首位鹿島を勝点差4で追う夏場絶好調のガンバはリーグ3連覇の為にはこれ以上上位戦線から引き離される訳にはいかない横浜FMが夏場に万博記念競技場で相見えた一戦。この年のガンバと言えばアラウージョ大黒将志フェルナンジーニョのトリオの破壊力が凄まじいものであったが、この日の勝負を決めたのはここまで黒子に徹していた西野朗監督の愛弟子だった。

先制点を奪われた後、渡辺光輝のゴールで同点に追いついたガンバは大黒のゴールで逆転に成功するも、終盤に大島秀夫のゴールで同点に追いつかれる。このまま引き分けが濃厚と思われたが、試合終了間際にコーナーキックをバックヘッドで合わせて遂に勝ち越しゴールを得て、首位鹿島との勝点差をとうとう1に縮めた。

 

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清水エスパルスvsFC東京

2月23日@IAIスタジアム日本平

 

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昨季、あと一歩のところで優勝を逃したFC東京は敵地に乗り込んでギリギリのところで残留を決めた清水と対峙。FC東京も近年は序盤戦で貯金を稼いで…というようなシーズンが多いので、シーズン後半をどうこうの前にとりあえず稼げる勝点を今のうちに稼いでおきたいところです。

一方の清水は新戦力獲得もそこまで進んでいる訳ではなく、かつ絶対的エースのドウグラスまで退団となれば序盤はかなり苦しみそうな気も。今季から就任したピーター・クラモフスキー監督の初陣となる開幕戦では、負けたとしても方向性を提示させる事は大事になるかもしれません。

 

通算対戦成績

清水11勝、FC東京18勝、引き分け7

 

〜過去の名勝負〜

2015Jリーグディビジョン1 1stステージ第15節

FC東京3-2清水エスパルス

2015年6月27日19:04@味の素スタジアム

FC東京得点者:東慶悟(38分)、前田遼一(60分、66分)

清水得点者:大前元紀(51分)、石毛秀樹(83分)

 

1stステージを無敗で切り抜けた浦和には及ばなかったが、なんとか2位には滑り込んで1stステージを終えたかった3位のFC東京は好調の立役者だった武藤嘉紀がこの試合を最後に欧州移籍が決定していた。ユース育ちのストライカーの花道を飾りたいFC東京は前半から積極的に攻め、1-1で迎えた後半に前田遼一の2ゴールで勝ち越し。終盤に清水に1点を返されたものの逃げ切り、2位だった広島が引き分けた事で逆転で1stステージ2位の座に滑り込んだ。

2位に滑り込んだ事と武藤の退団セレモニーでFC東京側がエモーショナルに包まれた一方、1stステージで3勝しか挙げられなかった清水は1stステージの最下位が決定。2ndステージでもこの出遅れを取り戻す事は出来ず、最終的にクラブ史上初の降格を喫する事となった。

 

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ヴィッセル神戸vs横浜FC

2月23日@ノエビアスタジアム神戸

 

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恐らく今季の開幕戦で最も注目を集めているカードでしょう。アンドレス・イニエスタ率いる神戸が開幕戦で相対するのは中村俊輔松井大輔を中心に往年の名手と期待の若手を揃えてJ1に乗り込んできた横浜FCです。出場が叶えば、キングカズこと三浦知良は古巣対決という事に。恐らく現時点では横浜FCはどうしても降格候補筆頭にはなりますが、昨季の大分がそうであったように開幕戦で勝利出来ればひょっとすればひょっとするかもしれません。横浜FCにとって「35試合目のJ1」はどんな形になるのでしょうか。

 

通算対戦成績

神戸5勝、横浜FC2勝、引き分け1

 

〜過去の名勝負〜

2006Jリーグディビジョン2第49節

ヴィッセル神戸1-2横浜FC

2006年11月18日15:04@神戸ウイングスタジアム

神戸得点者:三浦淳宏(55分)

横浜FC得点者:城彰二(35分)、アレモン(70分)

 

2006年のJ2は独走…という程の勝点差では無かったものの、第2節に首位に立った柏が中盤戦の後半までずっと首位をキープしていた。しかし第39節で柏が37試合守り抜いてきた首位の座を神戸が奪うと、そこからは柏、神戸、横浜FCの間で首位の座が目まぐるしく入れ替わる。そんな中で迎えた第49節は勝点84で首位に立つ神戸と勝点83で2位につける横浜FCの直接対決となった。

文字通りの天王山は、35分に横浜FCが神戸のミスに乗じて城彰二が先制ゴールを奪う。対する神戸も後半に三浦淳宏のFKで同点に追い付いたが、横浜FCは夏に京都から加入した途中出場アレモンのゴールで勝ち越しに成功。天王山を制して首位に立った横浜FCはこの勢いのまま第51節にJ1昇格とJ2優勝を決め、一方の神戸はラスト5試合で1勝も挙げられず、最終的には2位の座も柏に奪われて入れ替え戦に回る事となった。

 

 

 

サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ

2月23日@エディオンスタジアム広島

 

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今季の開幕戦では2試合組まれているオリジナル10同士の対決。昨季は最終盤となる第32節で対戦し、0-0の引き分けに終わった事で鹿島は優勝が絶望的になりました。広島は3年目となる城福浩監督の下で昨季結果を残したスタイルを継続していこうとしてくるでしょうが、良くも悪くも注目すべきはアントニオ・カルロス・ザーゴ新監督の下で選手を多く入れ替えてきた鹿島です。昨年までのチームとは大きく様変わりした鹿島が令和の時代も常勝の地位を維持できるかの試金石ともなり得る一戦でしょう。

 

通算対戦成績

広島19勝、鹿島29勝、引き分け8

 

〜過去の名勝負〜

2013Jリーグディビジョン1第34節

鹿島アントラーズ0-2サンフレッチェ広島

2013年12月7日15:33@県立カシマサッカースタジアム

広島得点者:石原直樹(35分、80分)

 

2013年の第33節では広島が湘南を1-0で下し、鹿島が優勝争い直接対決でC大阪を2-1で下した一方、勝てば無条件で優勝が決まるはずだった横浜FMは新潟に0-2で敗れた事で最終節で横浜FM、広島、鹿島の3チームが優勝の可能性を残した。そんな中で2位広島と3位鹿島は直接対決で、鹿島は得失点差的に大きく不利だったが「勝った方が横浜FMの結果を待つ事が出来る」というシチュエーションに至る。

試合は35分に高萩洋次郎のスルーパスに抜け出した石原直樹が先制ゴールを奪う。すると前半終了間際に大迫勇也が2枚目のイエローカードで退場処分を受け、80分には清水航平の折り返しに再び石原が合わせて広島が2-0で勝利した。同時刻、勝てば無条件で優勝が決まる横浜FMは敵地で川崎と対戦したが、54分に川崎のレナトに奪われたゴールを返す事が出来ず敗戦。広島が逆転で2連覇を達成した。

 

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さて、開幕戦はどうなる事やら!

ではでは(´∀`)