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過去のオリンピック・男子サッカーの日本代表と大会プレイバック〜第1回 アトランタ五輪&シドニー五輪編〜

はぁー…行きたかったわ……

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、東京五輪も開幕しましたので、ここらで過去のオリンピックの男子日本代表の戦いぶりを振り返ってみようというブログを書いてみようと思います。

 

 

このブログでは日本にとって28年ぶりの五輪出場となった1996年アトランタ五輪から2016年のリオデジャネイロ五輪までの全6大会を振り返っていきます。基本的に日本代表のプレイバックですが、もちろん大会全体としてのハイライトも軽く添えていきますね!第1回は1996年アトランタ五輪、2000年シドニー五輪編です。

 

 

 

1996年アトランタ五輪

 

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【スタッフ】

監督:西野朗

コーチ:山本昌邦

コーチ:ゼ・マリオ

 

【登録メンバー】

GK1 川口能活(横浜マリノス)

DF2 白井博幸(清水エスパルス)

DF3 鈴木秀人(ジュビロ磐田)

MF4 廣長優志(ヴェルディ川崎)

DF5 田中誠(ジュビロ磐田)

MF6 服部年宏(ジュビロ磐田)

MF7 前園真聖(横浜フリューゲルス)

MF8 伊東輝悦(清水エスパルス)

FW9 城彰二(ジェフユナイテッド市原)

MF10 遠藤彰弘(横浜マリノス)

FW11 森岡茂(ガンバ大阪)

DF12 上村健一(サンフレッチェ広島)

DF13 松田直樹(横浜マリノス)

MF14 中田英寿(ベルマーレ平塚)

MF15 秋葉忠宏(ジェフユナイテッド市原)

FW16 松原良香(清水エスパルス)

MF17 路木龍次(サンフレッチェ広島)

GK18 下田崇(サンフレッチェ広島)

 

バックアップメンバー

GK19 土肥洋一(柏レイソル)

MF20 久藤清一(ジュビロ磐田)

FW21 安永聡太郎(横浜F・マリノス)

FW22 松波正信(ガンバ大阪)

 

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1996年アトランタ五輪男子サッカーグループD第1節

日本1-0ブラジル

1996年7月21日18:30@マイアミ・オレンジボウル

日本得点者:伊東輝悦(72分)

 

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1996年アトランタ五輪男子サッカーグループD第2節

ナイジェリア2-0日本

1996年7月23日20:30@シトラス・ボウル

ナイジェリア得点者:ババンギダ(82分)、オコチャ(90分)

 

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1996年アトランタ五輪男子サッカーグループD第3節

日本3-2ハンガリー

1996年7月25日21:00@シトラス・ボウル

日本得点者:前園真聖(39分、91分)、上村健一(90分)

ハンガリー得点者:シャーンドル(2分)、マダール(48分)

 

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日本代表総評

長らく五輪出場を果たせていなかった日本だが、前回大会(1992年バルセロナ五輪)との大きな違いは言うまでもなく「Jリーグが開幕した事」だった。その過程の中で前園真聖城彰二中田英寿といったタレントが台頭し、28年ぶりに掴んだ大舞台…だが初戦の相手は世界王者・ブラジル。この時のブラジルはロベルト・カルロス、怪物と呼ばれたロナウドといった世代のフルメンバーにリバウドベベットアウダイールといった隙のないオーバーエイジを起用。机上では勝てるはずのない相手だった。散々語られているので敢えてここでは深くは語らないが、いかに「マイアミの奇跡」が「奇跡」だったかは伝わっただろう。

しかし、最終的に日本は続くナイジェリア戦に敗れ、ハンガリー戦は制したが得失点差により敗退してしまう。また、西野朗監督が選択した守備的な戦い方は中田英寿ら一部の主力との軋轢も生み、大会後のJFAテクニカルレポートでは「守備的なサッカーで将来につながらない」との評価を下されるなど、後味が良いものではなかった。だが、そもそも4チーム3試合のグループで勝点6は「決勝トーナメントに進める勝点」と見做されており、勝点6を獲得しながら敗退に追い込まれる事自体がかなりのレアケースである。加えて、この時グループステージを突破したナイジェリアは優勝し、ブラジルも3位だったことを踏まえると西野監督の選択は決して間違ってはいなかった事、そしてこの当時の日本にとってこれが如何に快挙というべき成績だったかがわかる。

 

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大会全体の総評

金メダル:ナイジェリア

銀メダル:アルゼンチン

銅メダル:ブラジル

 

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1992年バルセロナ五輪と1996年アトランタ五輪は五輪サッカーの定義に大きな変化を与えた大会だった。これまで五輪サッカーにはFIFAIOCの確執もあってプロ選手の参加が認められていなかったが、バルセロナ五輪からは23歳以下の選手に限ってプロ選手の出場が認められ、今大会からはオーバーエイジ制度が導入。要するに、今日に至るまでの五輪本大会のフォーマットが固まったのはアトランタ五輪といえる。

アメリカ大陸での開催ということもあってブラジル、アルゼンチンの南米2強の優勝が濃厚視されていたが、最終的に優勝をさらったのはナイジェリアだった。オコチャやババンギダといったウイニングイレブンで大人気となるプレーヤーを据えたチームは準決勝のブラジル戦で延長Vゴール勝ち、決勝では終了間際のゴールでアルゼンチンに勝利して優勝を果たした。この時のナイジェリアは今なお非常に人気も高く、世界のサッカーファンに強いインパクトと大きなロマンを与えたチームだった。

 

【各国の主なアトランタ五輪出場選手】

(★印はオーバーエイジの選手)

 

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アルゼンチン

DF:ロベルト・アジャラハビエル・サネッティ、MF:★ディエゴ・シメオネアリエル・オルテガ、FW:クラウディオ・ロペスエルナン・クレスポ

オーストラリア

FW:マーク・ビドゥカ

フランス

MF:クロード・マケレレロベール・ピレス、FW:シルヴァン・ヴィルトール

スペイン

MF:ガイスカ・メンディエタ、FW:ラウール・ゴンザレス、フェルナンド・モリエンテス

イタリア

GK:ジャンルイジ・ブッフォン、DF:アレッサンドロ・ネスタファビオ・カンナヴァーロ、MF:ダミアーノ・トンマージ

メキシコ

GK:★ホルヘ・カンポス

ブラジル

GK:ジータ、DF:ロベルト・カルロス、MF:★リバウド、FW:★ベベットロナウド

ナイジェリア

DF:タリボ・ウェスト、MF:ティジャニ・ババンギダ、ジェイジェイ・オコチャ、FW:ヌワンコ・カヌ

 

 

 

2000年シドニー五輪

 

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【スタッフ】

監督:フィリップ・トルシエ

コーチ:山本昌邦

コーチ:サミア

GKコーチ:望月一頼

 

【登録メンバー】

GK1 楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)★OA

DF2 中澤佑二(ヴェルディ川崎)

DF3 松田直樹(横浜F・マリノス)

DF4 森岡隆三(清水エスパルス)★OA

DF5 宮本恒靖(ガンバ大阪)

MF6 稲本潤一(ガンバ大阪)

MF7 中田英寿(ASローマ)

MF8 明神智和(柏レイソル)

FW9 平瀬智行(鹿島アントラーズ)

MF10 中村俊輔(横浜F・マリノス)

MF11 三浦淳宏(横浜F・マリノス)★OA

MF12 酒井友之(ジェフユナイテッド市原)

FW13 柳沢敦(鹿島アントラーズ)

MF14 本山雅志(鹿島アントラーズ)

MF15 西紀寛(ジュビロ磐田)

DF16 中田浩二(鹿島アントラーズ)

FW17 高原直泰(ジュビロ磐田)

GK18 都築龍太(ガンバ大阪)

 

バックアップメンバー

FW19 吉原宏太(ガンバ大阪)

DF20 山口智(ジェフユナイテッド市原)

MF21 遠藤保仁(京都パープルサンガ)

GK22 曽ヶ端準(鹿島アントラーズ)

 

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2000年シドニー五輪男子サッカーグループD第1節

南アフリカ1-2日本

2000年9月14日20:00@ブルース・スタジアム

南アフリカ得点者:ノンヴェテ(31分)

日本得点者:高原直泰(46分、78分)

 

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2000年シドニー五輪男子サッカーグループD第2節

スロバキア1-2日本

2000年9月17日20:00@ブルース・スタジアム

スロバキア得点者:ポラジク(83分)

日本得点者:中田英寿(67分)、稲本潤一(74分)

 

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2000年シドニー五輪男子サッカーグループD第3節

日本0-0ブラジル

2000年9月20日19:00@ブリスベンクリケットラウンド

 

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2000年シドニー五輪男子サッカーグループD準々決勝

アメリ2(5PK4)2日本

2000年9月23日18:30@ハインドマーシュ・スタジアム

アメリカ得点者:ウォルフ(68分)、ヴァゲナス(90分)

日本得点者:柳沢敦(30分)、高原直泰(72分)

 

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日本代表総評

東京五輪世代の日本代表が最も比較対象とされるのがこのシドニー五輪の代表チーム。その理由は明確で、現時点ではシドニー五輪東京五輪の2大会のみA代表との兼任監督を据えて挑んだ。この時の日本はA代表と五輪代表で同じシステム、同じ戦術を採用しており、2000年代からは五輪代表組もA代表に組み込むようになり、そこにA代表でも主力の3枚をオーバーエイジで組み込んだ事で、ほぼほぼA代表と変わらないメンバーで五輪を戦う事が出来た。実際、この時の18人のうち翌月に行われたアジアカップ2000に出場と2年後に行われた日韓W杯には9人ずつそのままメンバー入りを果たしている。

シドニー世代が日本サッカー史に残るドリームチームだった事は言うまでもない。「黄金世代」と呼ばれる79年組が最も有名だが、その一つ上の世代である77年組も十分黄金と呼べるチームだった。A代表とほぼ変わらないメンバーで活動していた甲斐あってオーバーエイジもすんなりチームにフィットし、前回大会で果たせなかった決勝トーナメント進出を達成。しかし準々決勝では試合終了間際に同点に追いつかれたPK戦に突入してしまい、最後はエースの中田英寿がPKを失敗する悲劇的な結末を迎えた。それでもこの時の五輪代表チームは現在でも高い人気を誇るチームの一つであり、オーバーエイジについて議論する際には成功例として語られる大会となっている。

余談だが、アメリカ戦ではGK楢崎が接触プレーで流血(後に判明したところでは左眉付近の骨折)しながらも最後までプレーを続行した。当時コーチを務めていた山本昌邦氏はアテネ五輪代表監督として同地でキャンプを行った際にアメリカ戦の会場となったハインドマーシュ・スタジアムに訪れ、選手に対して「あれが楢崎が血を流してまで守ろうとしたゴールだ。しっかり目に焼きつけておくように」と語ったという逸話がある。また、そのハインドマーシュ・スタジアムでは2008年にガンバ大阪ACL優勝を果たして2000年の呪縛を解いた。

 

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大会全体の総評

金メダル:カメルーン

銀メダル:スペイン

銅メダル:チリ

 

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1990年代前後からサッカー界では「近々アフリカの時代が来る」と言われていたが、それを証明するように五輪は2大会連続でアフリカ勢が席巻した。この大会ではカメルーンがその役割を担い、ベスト8ではロナウジーニョ擁するブラジルを撃破。そして決勝ではシャビ率いるスペインをPK戦の末に下した。

一方、このシドニー五輪辺りから、特に欧州サッカーを中心にサッカービジネスの拡大とグローバル化が進み始めて、この辺りからオリンピックサッカーに於ける各国の温度差が見え隠れするようになってきた。

 

【各国の主なシドニー五輪出場選手】

(★印はオーバーエイジの選手)

 

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イタリア

MF:ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾアンドレア・ピルロジャンルカ・ザンブロッタマッシモ・アンブロジーニ

チリ

FW:★イバン・サモラーノ

スペイン

DF:カルロス・マルチェナ・ロペス、カルレス・プジョル、MF:ダビド・アルベルダ、シャビ・エルナンデス

韓国

MF:パク・チソン、FW:イ・ドングッ

カメルーン

DF:ローレン、FW:サミュエル・エトー、★パトリック・エムボマ

チェコ

DF:トーマス・ウィファルシ、MF:マレク・ヤンクロフスキ

アメリ

GK:★ブラッド・フリーデルティム・ハワード、MF:ジョン・オブライエン、FW:ランドン・ドノバン

ブラジル

DF:ルシオ、MF:ロナウジーニョ

南アフリカ

FW:ベネディクト・マッカーシー

 

 

 

次回は2004年アテネ五輪、2008年北京五輪編です!

 

 

暇な時間延々とダラダラ五輪観てそうなワイ

ではでは(´∀`)

 

 

Stronger Together〜明治安田生命J1リーグ第3節(延期分) ガンバ大阪vs大分トリニータ マッチレビュー〜

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昨日の卓球はすごく大きな声が出ました。

 

ついさっきの3x3もすごく大きな声が出ました。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第3節(延期分)、ガンバ大阪vs大分トリニータの一戦です!

 

 

 

皆様いかがお過ごしでしょうか。最近は暇な時間、空いてる時間はオリンピックばっかり見ています。さっきまで3on3とかサーフィンとか見てました。昨日見たカヌーやらマウンテンバイクも面白かったですね。今日はなでしこジャパンソフトボールの決勝も行われます。

……皆様、気付いてますか?本日、Jリーグでは残留争いの大一番が行われます。17位に沈むガンバ、19位に沈む大分…どちらも今季は特に苦しいシーズンを歩んでいる中、両者の勝点差は僅かに1という中で今日の直接対決を迎えました。ガンバは勝利すれば残留圏内となる16位に浮上。大分も勝てば16位徳島との差を1に詰めることが出来ます。各国のアスリートがオリンピックで世界最高峰の戦いに挑む中、その裏で繰り広げられるのは日本サッカーのメインステージに居続ける為の決戦。さぁ、真夏のサバイバルマッチです!

両チームスタメンです。

 

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徳島戦の勝利以降、ACLのタンピネス戦以外は3-4-2-1を採用している松波正信監督ですが、今日は初めてシステム的にミラーゲームの様相を呈する事になりました。

ローテーションが大きなテーマになっているガンバは今節は2シャドーにウェリントン・シウバと一美和成を起用。前節鹿島戦同様に奥野耕平が右WBで、普段は右の小野瀬康介が今日は左WBとなりました。また、三浦弦太が今季初めてベンチから外れた一方、ガンバのベンチには髙尾瑠が入っています。

元ガンバかつ、昨季のパナスタでのガンバ戦ではハットトリックを記録した大分の長沢駿は先発出場。また、7月16日から新加入選手の登録が認められている事もあり、新加入選手の呉屋大翔と14年ぶりに大分に復帰した梅崎司もいきなりベンチ入りしています。

 

 

本日の会場は大阪府吹田市パナソニックスタジアム吹田です。

7月のホーム3連戦は今日がラスト。ここまで神戸戦鹿島戦と2連敗する苦しい展開なだけに、最後くらいは白星で飾って今後につなげたいところです。思えば去年のガンバにとって、有観客が復活した最初の試合の相手は大分でしたね。今日から出場登録された大分の呉屋大翔にとっては、大分でのデビュー戦が自身のプロデビューのスタジアムで…という事になります。この試合は本来3月10日に行われる予定でしたが、ガンバの新型コロナウィルスのクラスター発生の影響で延期。ちなみに私はその試合のチケット持ってたんですが…結果的にパーになってしまったので、急遽とったセレッソと清水の因縁対決に行った思い出。

 

 

ちなみに、現在行われている東京五輪のサッカー会場札幌ドーム宮城スタジアム茨城カシマスタジアム埼玉スタジアム2002国立競技場東京スタジアム横浜国際総合競技場の7会場で行われていますが、当初はこのうちカシマを除く6会場が正式決定していて、後から1会場を追加する方式でした。そのラスト1会場としてパナスタも立候補していましたが、最終的には最後の一枠は関東エリアのカシマが掴む事に。非常に惜しまれますが、今年の状況を顧みると結果的には不幸中の幸いだったのか…?

 

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いつもとは逆のエンドから始まった前半。ガンバは山本悠樹とチュ・セジョンの展開力のあるボランチを中心に、ロングボール主体の攻撃でシンプルにパトリックに当てる戦い方を選択します。パトリックに当てたところで一美とシウバが積極的に拾う非常にシンプルな攻撃を展開していきました。

 

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27分には昌子源の縦パスを起点に、山本のふんわりとしたロブパスにパトリックが抜け出して決定機。しかしこれは上夷克典のブロックとGKポープ・ウィリアムのファインセーブに阻まれて惜しくもゴールなりません。更に29分には一美が右サイドを抜け出してゴール前でフリーのシウバにゴロのクロスを送りますが、シウバの足下に入ってしまったがゆえに詰まってゴールならず。チャンスはいくつか作りましたが、得点には至らず前半を終えます。

 

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ガンバは50分に奥野を下げて復帰戦となる髙尾を投入。すると52分、コーナーキックの流れから高い位置でボールを持ち続けたガンバは左サイドからシウバがクロス。ファーサイドに飛び込んだ髙尾が頭で合わせますが……これもまたGKポープがファインセーブで阻止。それでも髙尾の投入でサイドに良いスペースができたことで、右サイドでの攻撃は流動性が生まれました。

 

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しかし、優勢になりかけたところに落とし穴は潜んでいました。61分、途中出場野村直輝の左サイドからのコーナーキックを香川勇気が競り合うと、こぼれたところにエンリケトレヴィザンが叩き込むように決めて大分が1点先制…。今シーズン、先制点を許した試合で勝利を掴めたことのないガンバにとっては辛い試合展開に。

 

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松波監督は70分、チュ・セジョン、一美、シウバを下げて倉田秋矢島慎也宇佐美貴史を3人同時にピッチに送り込み、80分には菅沼駿哉を下げてレアンドロペレイラを投入し、小野瀬を左SBとした4-4-2にシステムを切り替えます。85分、左サイドから攻め込んだガンバは中央にボールを入れるとバイタルエリアでフリーになった矢島が粘ってこぼれたボールにペレイラ弾丸ミドル!!ガンバ同点!!!!

 

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アディショナルタイムになるとガンバは一方的に大分に対して猛攻を仕掛けます。しかし度重なる攻撃はGKポープの前にことごとく弾かれ……このまま1-1で試合が終わるかと思われた94分でした。はっきり言います。嬉しすぎて逆に記憶が少し飛んでます。

 

 

 

 

 

宇佐美ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

 

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もう今日はもう、もう……。なんかもうマッチレビュー逆に書く気が起きないというか、もうまじめに振り返る気もないというか……。今日も課題は色々ありましたけど、髙尾の復帰でサイド攻撃のバリエーションが劇的に増加したこと、そしてパトリックの役割をペレイラに求めてはいけない事がはっきりと可視化されたこと、そして勝てたこと……この3つが今日の大きな収穫でした。

劇的勝利は大きな流れを生みます。15連戦はまだまだ続きますが、この試合が終わった時点で選手達は自宅に帰ることも出来るので、ここからを勝負として良い気流を生んで欲しいです。

 

 

 

………良かったァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

 

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なでしことソフトは二画面で見てます。

ではでは(´∀`)

 

 

東京五輪サッカー競技、グループステージ突破条件・決勝トーナメント進出条件まとめ〜男女両方〜

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東京オリンピックサッカー競技のグループステージも残り1試合となりました。

ですので、男女計7組の各グループ決勝トーナメント進出条件をまとめていきます。

 

 

 

女子サッカー

 

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グループE

1位 イギリス(6)+3

2位 カナダ(4)+1

3位 日本(1)-1

4位 チリ(0)-3

 

※イギリスは既に決勝トーナメント進出が確定している。

 

最終節対戦カード

7月27日20:00 チリvs日本@宮城スタジアム

7月27日20:00 カナダvsイギリス@茨城カシマスタジアム

 

カナダの決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝T進出確定。

・敗れた場合

→日本が引き分け以下で決勝T進出。カナダが1点差での敗北で日本が1点差での勝利だった場合は総得点勝負。

→カナダが2点差以上での敗北、もしくは日本が2点差以上での勝利だった場合は3位枠での争いとなる。

 

日本の決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→日本が2点差以上で勝利するかカナダが2点差以上での敗北だった場合、決勝T進出が確定する。

→日本が1点差での勝利でカナダが1点差での敗北だった場合は総得点での勝負となる。

→カナダが勝利した場合は3位枠での争いとなる。

・引き分けた場合

→3位枠での争いとなる。他グループの中国とザンビアが共に引き分け以下であれば3位として決勝T進出が確定する。

・敗れた場合

→敗退決定。

 

チリの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→3位枠での争いとなる。他グループの中国とザンビアが共に引き分け以下であれば3位として決勝T進出が確定する。

・引き分け以下の場合

→敗退決定。

 

 

 

グループF

1位 オランダ(4)+7

2位 ブラジル(4)+5

3位 中国(1)-5

4位 ザンビア(1)-7

 

最終節対戦カード

7月27日20:30 オランダvs中国@横浜国際総合競技場

7月27日20:30 ブラジルvsザンビア@埼玉スタジアム2002

 

オランダの決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝T進出確定。

・敗れた場合

→中国、ザンビアが勝利した場合、勝点4で並んで最下位に転落する可能性は残っている。だがその為には最低でも中国に7点差で敗れた上でザンビアも大勝する必要がある為、現実的とは言えない。その為、既に決勝T進出はほぼほぼ確定していると言える。

 

ブラジルの決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝T進出確定。

・敗れた場合

ザンビア、中国が勝利した場合、勝点4で並んで最下位に転落する可能性は残っている。だがその為には最低でもザンビアに7点差で敗れた上で中国も大勝する必要がある為、現実的とは言えない。その為、既に決勝T進出はほぼほぼ確定していると言える。

 

中国の決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→3位枠での争いとなる。他グループの日本が引き分け以下か、アメリカvsオーストラリアでどちらかが勝利すれば決勝T進出。

→ブラジルが敗れれば全チームが勝点4で並ぶので数字の上では首位の可能性もあるが、最低でもオランダに7年差で勝つ事が求められるので2位以内の可能性は極めて少ないと考えられる。

・引き分け以下の場合

→敗退決定。

 

ザンビアの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→3位枠での争いとなる。他グループの日本が引き分け以下か、アメリカvsオーストラリアでどちらかが勝利すれば決勝T進出。

→ブラジルが敗れれば全チームが勝点4で並ぶので数字の上では首位の可能性もあるが、最低でもオランダに7年差で勝つ事が求められるので2位以内の可能性は極めて少ないと考えられる。

・引き分け以下の場合

→敗退決定。

 

 

グループG

1位 スウェーデン(6)+5

2位 アメリ(3)+2

3位 オーストラリア(3)-1

4位 ニュージーランド(0)-6

 

スウェーデンは既に決勝トーナメント進出が確定している。

 

最終節対戦カード

7月27日17:00 ニュージーランドvsスウェーデン@宮城スタジアム

7月27日17:00 アメリvsオーストラリア@茨城カシマスタジアム

 

アメリの決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝T進出確定。

→引き分けた上でニュージーランドが勝利した場合は3位枠になる可能性があるが、その為にはニュージーランドが最低8点差以上で勝利しなければならず、更に3位になったとしても他グループの中国orザンビアがこれを超える点差で勝利しない限り逆転は起こらないので、引き分けでも決勝T進出と考えていい。

・敗れた場合

→他グループの日本vsチリが引き分け、中国とザンビアが引き分け以下に終われば決勝T進出。日本と中国orザンビアの引き分け以下のどちらかが満たされた場合でも決勝T進出。どちらも勝利した場合は敗退となる。チリが勝利した場合は得失点差での争いとなる。

 

オーストラリアの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→決勝T進出確定。

・引き分けた場合

→3位枠での争いとなる。他グループの日本が引き分け以下、中国が最低4点差以上での勝利、ザンビアが最低6点差以上での勝利のうち2つが満たされない限りは決勝T進出。

・敗れた場合

ニュージーランドが引き分け以下であれば3位枠での争いとなる。ニュージーランドが勝利した場合は3位枠を巡って得失点差勝負となる。

→他グループの日本vsチリが引き分け、中国とザンビアが引き分け以下に終われば決勝T進出。日本と中国orザンビアの引き分け以下のどちらかが満たされた場合でも決勝T進出。どちらも勝利した場合は敗退となる。チリが勝利した場合は得失点差での争いとなる。

 

ニュージーランドの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→3位枠での争いとなる。他グループの日本vsチリが引き分け、中国とザンビアが引き分け以下であれば決勝T進出。日本と中国orザンビアの両方が勝利した場合は敗退。チリが勝利した場合は得失点差での争いとなる。

アメリカが敗れれば2位の可能性は残されているが、得失点差を考慮すると2位通過の可能性はかなり低いと考えられる。

・引き分け以下の場合

→敗退決定。

 

 

 

男子サッカー(U-24)

 

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グループA

1位 日本(6)+2

2位 メキシコ(3)+2

3位 フランス(3)-2

4位 南アフリカ(0)-2

 

南アフリカは既に敗退が確定している。

 

最終節対戦カード

7月28日20:30 フランスvs日本@横浜国際総合競技場

7月28日20:30 南アフリカvsメキシコ@札幌ドーム

 

日本の決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝トーナメント進出決定。

・敗れた場合

→1点差での敗北、もしくはメキシコが引き分け以下で決勝T進出。

→2点差以上で敗れ、かつメキシコが勝利した場合は日本はこの2チームを得失点差及び総得点で上回れない計算になるので敗退となる。

 

メキシコの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→決勝トーナメント進出。

・引き分けた場合

→フランスが引き分け以下で決勝T進出。

・敗れた場合

→4点差以内の敗北であれば、フランスが敗れれば決勝T進出確定。

→5点差以上の敗北でフランスが敗れた場合、フランスとの得失点差、もしくは総得点の勝負になる。

 

フランスの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→2点差以上の勝利であれば決勝T進出確定。

→1点差勝利となった場合、メキシコが引き分け以下で決勝T進出。

・引き分けた場合

→メキシコが敗れれば決勝T進出確定。

・敗れた場合

→メキシコが5点差以上で敗れた場合、得失点差で上回れば決勝T進出。

→メキシコが4点差以内の敗戦であれば敗退。

 

 

グループB

1位 韓国(3)+3

2位 ホンジュラス(3)±0

3位 ニュージーランド(3)±0

4位 ルーマニア(3)-3

 

最終節対戦カード

7月28日17:30 ルーマニアvsニュージーランド@札幌ドーム

7月28日17:30 韓国vsホンジュラス@横浜国際総合競技場

 

グループBは現時点で全チームが勝点3で並んでいる為、4チームとも勝利すれば決勝Tに進出が決まり、敗れれば敗退となる事が確定しているので、ここでは引き分けた場合の扱いについてのみ記していく。

 

韓国が引き分けた場合】

→決勝T進出確定。

→数字上、韓国が引き分けた場合はニュージーランドルーマニアの両方に抜かれる可能性はなく、引き分けた時点でホンジュラスより上の順位になる事が確定している為。

 

ホンジュラスが引き分けた場合】

ルーマニアvsニュージーランドの試合が引き分けに終われば決勝T進出。

→上記の試合でどちらかが勝利した場合は敗退。

 

ニュージーランドが引き分けた場合】

→韓国vsホンジュラスの試合でどちらかが勝利すれば決勝T進出。

→上記の試合が引き分けた場合は敗退。

 

ルーマニアが引き分けた場合】

→敗退となる。

→数字上、ルーマニアが引き分けた場合は韓国とホンジュラスの両方を抜く可能性はなく、引き分けた時点でニュージーランドより下の順位になる事が確定している為。

 

 

 

グループC

1位 スペイン(4)+1

2位 オーストラリア(3)+1

3位 アルゼンチン(3)-1

4位 エジプト(1)-1

 

最終節対戦カード

7月28日20:00 オーストラリアvsエジプト@宮城スタジアム

7月28日20:00 スペインvsアルゼンチン@埼玉スタジアム2002

 

スペインの決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝T進出確定。

・敗れた場合

→1点差での敗北かつ、オーストラリアが敗れた上でエジプトが1点差で勝利し、総得点でエジプトを上回れば決勝T進出。

→オーストラリアが引き分け以上だった場合、数字上スペインはオーストラリアの得失点差を下回る事になるので敗退。

→エジプトが勝利した場合でも、エジプトが2点差で勝利するか、スペインが2点差で敗れた時点で敗退となる。

 

オーストラリアの決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝T進出確定。

・敗れた場合

→敗退決定。

 

アルゼンチンの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→決勝T進出確定。

・引き分け以下の場合

→敗退決定。

→エジプトが勝利した時点で勝点で並び、そして得失点差で逆転される事が数字上確定している為。

 

エジプトの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→アルゼンチンが引き分け以下で決勝T進出。

→スペインが敗れた場合でも2点差以上の勝利、もしくはスペインが2点差以上の敗北であれば決勝T進出が確定。両者ともに1点差のスコアであればスペインとの総得点勝負となる。

・引き分け以下の場合

→敗退決定。

 

グループD

1位 ブラジル(4)+2

2位 コートジボワール(4)+1

3位 ドイツ(3)-1

4位 サウジアラビア(0)-2

 

サウジアラビアは既に敗退が確定している。

 

最終節対戦カード

7月28日17:30 サウジアラビアvsブラジル@埼玉スタジアム2002

7月28日17:30 ドイツvsコートジボワール@宮城スタジアム

 

ブラジルの決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝T進出確定

・敗れた場合

→ドイツが敗れれば決勝T進出。ドイツが引き分けの場合、2点差以内の敗北であれば決勝T進出が決まり、3点差での敗北であれば総得点勝負。4点差での敗北なら敗退。

コートジボワールが敗れた場合、コートジボワールと得失点差での勝負となる。

 

コートジボワールの決勝トーナメント進出条件】

・引き分け以上の場合

→決勝T進出確定。

・敗れた場合

→ブラジルが敗れた上で、ブラジルと得失点差での勝負となる。

→ブラジルが引き分け以上で敗退決定。

 

【ドイツの決勝トーナメント進出条件】

・勝利した場合

→決勝T進出確定。

・引き分けた場合

→ブラジルが4点差以上で敗れれば決勝T進出。

→ブラジルが2点差以内なら敗退。3点差なら総得点勝負となる。

・敗れた場合

→敗退決定。

 

 

 

さぁ、サバイバルです!!