なんでか知らんけど、このタイミングでやたらとBohemian rhapsodyヘビロテしてる。
どーもこんばんは
オペラ部分好き。
さてさて、グループリーグも最終節を迎えました。
昨日のグループBエグかったですね…イランは最後の決定機を決めていれば…
さぁ、今回はグループD、ナイジェリアvsアルゼンチンのマッチレビューです。
アルゼンチンは優勝候補と目されながら、初戦のアイスランド戦ではメッシがPKを外すなど再三のチャンスを生かせず1-1のドロー。続くクロアチア戦ではまさかの惨敗を喫し、引き分けも許されない崖っぷちに追い込まれた中この試合を迎えます。
メッシはW杯南米予選の最終節のような神がかり的な活躍の再現をする事は出来るのか、それともスター集団アルゼンチンが、2002年日韓大会以来となるグループリーグ敗退となってしまうのか。
グループリーグ突破条件は此方をご覧ください。
両チームのスタメンです。
試合会場はヨーロッパサッカーを観ている方ならご存知であろう、ゼニト・サンクトペテルブルクのホームスタジアム、サンクトペテルブルク・スタジアム。
現在連載中のW杯観戦記でもこの後登場するのでお楽しみに。
前半、引き分けでも良いという条件が逆に足枷になったのか、ナイジェリアはかなり動きが硬いように見えました。
かといってラインは高く保っていたので、全体的に意思統一が中途半端だったのではないでしょうか。
一方のアルゼンチンというと、クロアチア戦での敗因の一つに「あまりにも攻め急ぎ過ぎた」という点が挙げられます。
そこを修正してきたのか、絶対に点を取らないといけない試合ではありますが敢えてマスチェラーノの前にバネガとペレスという守備にも力を発揮する2人を配置。
全体的に前がかりになり過ぎた事が敗戦に繋がったクロアチア戦の二の舞を防ぐべく、敢えて攻撃は基本的にメッシ、イグアイン、ディ・マリアの3トップに任せるような形になり、それが功を奏して攻撃から守備にいいバランスが取れていました。
そして前半14分、ミドルレンジからの絶妙なパスを完璧なトラップで抜け出したのはやっぱりこの男、リオネル・メッシ。
やはり大事な試合でやってくれる男…。
上で述べたアルゼンチンの狙いがハマり、似たような形でチャンスを多く作ったアルゼンチンはほぼほぼ理想のゲームプラン通りに試合を折り返します。
全てのアルゼンチン人にとって一番取ってほしい人が点も取った事だし。
しかし後半、先に出足の良さを見せたのはナイジェリア。
前半は引き分けもチラついて硬くなっていたナイジェリアですが、先制点を取らなければいけない状況になった事で逆に吹っ切れ、結果、PKで後半の早い時間帯に同点に追い付きます。
前半は少なくとも勝利は堅そうな試合展開を見せていただけに、手の中からすり抜けていった決勝トーナメントの進出権。アルゼンチンには明らかに焦りの色が見え始めます。
やばい、これは明らかにやばい。
先日のドイツ以上に選手の表情からは悲壮な想いが伝わるようで、攻撃の形なんかあったもんじゃないかのように、とりあえず前へ、とりあえず前へとボールを進めようとするアルゼンチン。惜しいチャンスは何度か作るものの、イージーミスも多くなり、焦りを具現化したような展開。私、これはちょっと無理かもなぁなんて思ってました。
そんな後半ラスト5分。
右サイドに綺麗に通ったボールは、そのまま綺麗にドンピシャのセンタリングをペナルティーエリア内へ。
密集地帯の中、唯一生まれたエアポケットのような空間に走り込んだのはセンターバックのマルコス・ロホ。
右足一閃。
形もへったくれも無い攻めを繰り返したアルゼンチンでしたが、最後の最後でぴったりとハマった形が生まれた瞬間、地獄からの生還となるゴールが生まれました。
2-1。苦しみに苦しんだアルゼンチンが土壇場で決勝トーナメント進出決定。
まず、手放しで褒められる内容、グループリーグの闘いぶりでなかった事はアルゼンチンも十分自覚している事でしょう。
ただこの試合はプロセスより満足度よりも何よりも勝たなければいけなかった。
先日のドイツもそうですが、アルゼンチンに宿るサッカー王国としての底力、魂を見せつけた一戦だったと思います。
これだから寝れるわけねぇんだよ、この季節。
決勝トーナメント初っ端からフランスvsアルゼンチンやんけ…!
ではでは(´∀`)