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カチューシャは歩み行く〜ロシアW杯ベスト16 スペイン代表vsロシア代表 レビュー〜

足バッキバキ。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、昨日からロシアW杯は決勝トーナメントが始まりました。

 

フランスvsアルゼンチンエグかったですね…

とにかく凄い試合でしたな…

ウルグアイvsポルトガルも最後まで緊迫してスリリングでしたし。

 

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そんな中本日のマッチレビューはスペインvsロシア

 

   

グループリーグでは苦しみに苦しんだものの、なんとか土壇場で首位通過を果たした優勝候補スペインに挑むのは、当初の予想を覆す躍進で決勝トーナメントまで駆け上がってきたロシア。

なにより、開催国という大きなアドバンテージを持つロシア相手に、スペインが自らの実力をきっちり示せるかどうかが重要です。

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はモスクワ、ルジニキスタジアム。

今回のロシア代表にも多くの選出を排出し、かつて本田圭佑が所属していたクラブとして日本でも有名なCSKAモスクワのホームスタジアムでもあるルジニキは、今回大会の開幕戦、そして決勝の舞台でもあります。

 

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前半はスペインが主導権を握る展開……というより、スペインがうまく試合をコントロールしていたように感じました。

 

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特に前半の前半辺りまでは、特に「おっ」というチャンスが多くあった訳ではないものの、自分達でボールを回し、ロシアにとっては攻めたくても攻められないような状態、ある意味理想的な守備体形を築けていたのではないでしょうか。

 

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試合は前半14分、FKからのボールをセルヒオ・ラモスと競り合ったイグナシェビッチの足に当たってしまいオウンゴール。スペインが先制。

 

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しかし、このまま前半はスペインリードかなーと思っていた時間帯辺りからロシアが徐々に攻めの形を掴み、ゴール前に侵入する機会が格段に増えます。その賜物がPK獲得であり、前半終了間際のロシアの同点弾だったと思います。

 

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後半も大勢は前半と変わらず、スペインがボールを支配しながら、ロシアの隙をじわじわと伺う展開。ロシアはロシアで、前半よりはスペインのパス回しに慣れて来たのか何度かボールを奪う事も出来るようになりつつあります。

 

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そんな中、ロシアはチェリシェフとスモロフを立て続けに投入。一方のスペインもこの日ベンチスタートとなったイニエスタ、攻撃的サイドバックのカルバハルを立て続けに投入し、両者それぞれ勝負を仕掛けてきます。

 

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先に選手交代の効果が出たと言えるのはスペインだったのではないでしょうか。

 

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イニエスタの投入で縦への推進性が増し、ロシアの鋭いカウンターを恐れてじわじわと回すだけだったこれまでのスペインの攻撃にアグレッシブさとダイナミック性が産まれ始めます。

 

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ですが結局、ボール支配率70%を超えていたにも関わらず、ロシアの守備を崩す事が出来ないまま90分を終え、試合は今大会初の延長戦へ。

 

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延長戦、スペインは何度もロシアゴールを脅かします。

 

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しかしロシアは最後の最後でDF陣が、そして何と言ってもアキンフェエフが神がかり的な活躍を披露。結局試合はそのまま1-1。TBSの実況が何回言うねんっていうレベルで「ルジニキの城壁」って言うほどの守りでPK戦に突入します。

 

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そしてPK戦

 

アキンフェエフというただでさえ今のロシアで神だった男が

 

 

 

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シアサッカー界の永遠の神となった瞬間でした。

 

 

 

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もうこの試合に言葉はいらないでしょう。

 

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ロシアはチームとしての意思統一がはっきりしていました。

基本ロシアは全員がリトリートしていわゆるドン引きディフェンスでしたが、一部の人が簡単に言うほど、それをやってのけるのは容易な事ではありません。それがスペインのような相手なら尚更。

ロシアはとにかく、全員が一つの目的に向かって進んでいました。全員は選手やスタッフのみならず、ルジニキを埋め尽くした多くのファンにも言えるでしょう。

 

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TBS解説の戸田和幸さんも言っていましたが、スペインが油断したような試合だったとも言えませんでした。

 

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それだけにこの勝利はとてつもなく大きいもの。

明日の日本にもちょっとの勇気が芽生えました。

 

叫んだもんね、アキンフェエフ止めた時。

 

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ではでは(´∀`)