ほんと京都盆地地獄。
どーもこんばんは
夏は灼熱、冬は極寒。
さてさて、本日もJリーグのマッチレビューでございます。
宮本恒靖監督就任後2試合目となるガンバ。
これまでの成績が成績だけに不安は拭えませんが、宮本監督の初陣となった鹿島戦は希望が見えたと言える内容であった事、加えて不調の今シーズンに於いても磐田戦に関してはルヴァン杯を含めて3戦3勝と相性が良いです。
この相性の良さを活かし、なんとしても宮本ガンバの初勝利を掴んで浮上のきっかけを掴みたい一戦です。
両チームスタメンです。
ガンバは宮本チルドレンとも言える高と高江のWボランチを敷いてきた事が一つのトピックでしょうか。今シーズンの磐田戦では3試合で5得点を決めているファン・ウィジョにも期待がかかります。
磐田のトピックとしては、今夏に川崎から加入した大久保嘉人が移籍後初先発を飾りました。
ジュビロ磐田の名波浩監督とガンバの宮本恒靖監督、日本サッカー界のレジェンド対決という意味でも注目されます。
前半からガンバはボール保持こそ出来ているものの、磐田の組織的なプレッシングの前に中々前線までボールを運んで行く事が出来ません。
一方宮本監督初陣となる鹿島戦で見えたように、守備の統率性やチームとしての規則はある程度ガンバに植え付けられた感はあり、ボール奪えば素早く攻めてくる磐田の速攻にもそこまでディフェンスラインは後手後手に回る事はなく対処出来ていました。
やや押され気味ではあったものの、大体互角と言える展開で前半を0-0で終えます。
後半、ガンバは高江に代えてこの日ベンチスタートとなった遠藤保仁を投入。
良くも悪くも攻撃に比重を傾けたこの交代をきっかけに、ガンバにとっても磐田にとっても後半は両者代わる代わる敵陣深くに切り込むオープンな展開になって来ます。
ピンチかと思えばチャンスになり、チャンスかと思えば気づけばピンチ…。
そんな心臓の持たない展開が続いた82分、ガンバは途中出場アデミウソンの突破からFKを獲得。
藤本淳吾が左足で上げたボールは磐田のDFが一度は弾いたものの、ボールはエアポケットのようなスペースへ。
ずどーん!!!!
今やすっかりガンバのエース、ファン・ウィジョが今シーズン9点目となるゴールを叩き込み、遂にガンバが1点先制!
後半、磐田は激しい猛攻を仕掛けてきます。
磐田の凄まじい波状攻撃を受けながらも、今日のガンバは気持ちのこもったディフェンスで体を張り、磐田のパワープレーのような攻撃を必死で跳ね返し、そして東口は1点もののピンチを3度止め切って1点を死守します。後半アディショナルタイムは4分、その3分を経過します。
勝つと思うやん?
勝つと思ったよ。
勝てる流れやと思ったもの。
………。
試合内容は宮本ガンバになってからの進歩、特に守備面と攻守の切り替えの部分で前政権から修正してきたところが多く見られて、やや磐田ペースの時間の方が長かったとはいえ内容そのものは決して悲観するほどのものではありませんでした。
ディフェンスラインに規則が持ち込まれた事の効果は大きく、ディフェンスラインをスカスカに崩されて……というシーンはほとんどなかったのではないでしょうか。
今シーズン明らかに負け越しているガンバにとって敵地で勝点1を掴めた事、宮本監督就任以降、勝ちこそ出来ていないものの未だに負けてはいない事は額面だけ見ればポジティブに捉えるべき事なんだろうとは思います。
ですが
・ラスト10分でのエースのゴール
・敵の猛攻を体を張って跳ね返す
・守護神神がかり的活躍
なんの科学的根拠もスポーツ的根拠もない話ですが、雰囲気としてこの3つが揃えば普通は勝てるものです。
それが引き分けになってしまった。
鹿島戦は勝点1を掴んだと言ってもいいでしょうが、この試合ではやはり勝点2を失った感覚の方が強く、ある意味では惨敗よりも精神的ダメージの強い試合でした。
他会場では最下位の名古屋グランパスがベガルタ仙台に3月2日以来の勝利。17位鳥栖との勝ち点差を2、16位ガンバとの勝ち点差を4としました。
8/5、ガンバの次節の対戦カードは敵地での名古屋戦。
2018年の行方を大きく左右しかねない一戦を迎えるムードはこれ以上になく緊迫してきました。
ではでは(´∀`)