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最高の狂喜〜J1第21節 ガンバ大阪vsFC東京 レビュー〜

銭がサッカーと野球に呆気なく消えていく…

 

どーもこんばんは

 

さてさて、今回のマッチレビューは現地観戦回です。

ガンバ大阪vsFC東京!!

 

   

腹が立つほど暑さが厳しい中、それ以上に厳しい状態に陥っているガンバ大阪

レヴィー・クルピ監督を解任して宮本恒靖監督を就任させてからの3試合で2分1敗。前々節のジュビロ磐田戦での引き分けは精神的ダメージの大きいドローで、前節の最下位名古屋グランパス戦については言わずもがな。私も後半のマッチレビューをほぼほぼ放棄するという愚行に出てしまいました。その節は申し訳ありませんでした。

 

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そんな中、今シーズンからDAZN主導で導入されたフライデーナイトJリーグが本日吹田初開催。対戦相手は現在2位と好調のFC東京ですが、ガンバにとってこの一戦は大きな大きな意味があります。

 

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現在FC東京を躍進に導いている長谷川健太監督は昨シーズンまでまでガンバ大阪の指揮を5シーズンに渡って執ってきました。

2013年、J2からの出直しを余儀なくされたチームを立て直して1年でJ1昇格。2014のJ1昇格即三冠や2015年の天皇杯連覇、ACLベスト4とガンバ大阪の第2次黄金期を築き、ガンバの監督という意味では第1次黄金期を創り上げた西野朗監督と同等に恩人とされるべき監督です。

そんな長谷川監督が敵として吹田に帰ってくるこの試合…さらにFC東京には大森晃太郎丹羽大輝、リンスなど長谷川ガンバを支えた面々も揃っているので、否が応でもエモーショナルな要素は存在します。

そんな試合開始前からドラマチックな要素が詰まっているこの試合、両チームスタメンです。

 

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ガンバは今節からアジア大会に挑むU-23韓国代表にオーバーエイジ枠で招集されたファン・ウィジョが欠場。その為代わりに宮本チルドレンでもある一美和成がスタメンを掴みとりました。もう一つの変更ポイントといえば、オ・ジェソクを左にスライドさせたのは前節も同じでしたが今日は三浦を右サイドバックで起用した事ですかね。

因縁とも言える相手を倒し浮上のきっかけを、何よりも宮本体制初勝利を掴むことは出来るのでしょうか。

 

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立ち上がりこそ好調の勢いのまま来るかのようにFC東京が押し込む時間が少しありましたが、その後は基本的に一進一退の展開。

決定機と呼べるほどのチャンスの数こそFC東京の方が上回っていましたが、そこは東口の好守もあって失点は許さず。

そんな中34分、ゴール前での混戦から最後に押し込んだのはセンターバックのファビオ。

 

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開幕から未勝利の中迎えた第7節の磐田戦でもガンバの初勝利を掴むゴールを上げたファビオが、均衡を破る貴重な先制ゴール。

前半はそのまま1-0で終了します。

 

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後半は激しい展開がより一層ヒートアップ。

FC東京がチャンスを掴んだと思えばガンバもカウンターを仕掛けてチャンスを作る…観るものに息づく暇を与えない攻防戦は時間とともに消耗するどころか両者より激しさを増していきます。

 

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残り時間は5分。

5分耐えればガンバの勝ち。

宮本ガンバの初勝利…。

ただそれでもガンバファンの多くは磐田戦のAT同点弾、名古屋戦の大逆転劇の忌々しい記憶をどうしても拭う事が出来ないまま時間は1秒ずつ過ぎていきます。

そして86分。

 

 

 

被弾。

 

   

逝ったと思いました。

言葉が出なかった。

既に交代枠は3枚切ってましたから、食野をジョーカーとして投入する事も出来なければ長沢を投入してパワープレーを繰り出す事も出来ない…。

ただその後のアディショナルタイムの攻防は両チームここまでの90分以上のテンションで繰り出されました。

 

   

大逆転負けを喫した名古屋戦、あの試合の後半はほぼほぼワンサイドゲームだったのに対し、この日は攻めの形に選手達もある程度の手応えは掴めている雰囲気でした。

もちろん、その掴んだチャンスを逃した事がこんなハラハラさせる展開に至った要因であるとはいえ、確かに今日の感じを見ていると試合が終わるまでに後一回、後一回はチャンスを掴めるかもしれない……そう思えたのが名古屋戦の後半とは明らかに違う点でした。

 

 

 

アディショナルタイムの目安の4分を経過。

ラストワンプレー。

文字通りそれは最後のチャンス。

 

 

 

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あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

 

 

 

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おぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

 

 

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でぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

 

 

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間違いなく今まで私が観戦したガンバの試合の中で一番興奮した瞬間でした。

 

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今日の試合は得点ももちろんながら、アデミウソンの長所が存分に発揮された試合だったのではないでしょうか。

アデミウソンの最大の魅力は確実なキープ力と推進力、そしてドリブルスピードの速さで1人カウンターを一気に仕掛ける事が出来る点です。2016年ルヴァン杯の決勝で決めたゴールや、2017年の大阪ダービーでのゴールがその典型と言えるでしょう。今日の後半、ガンバの攻撃の形の多くはこのパターンで生まれており、アデミウソンの動きに撹乱されたディフェンスラインが産んだスペースを他の選手が積極的に狙う……これで今日の決定機は多く創られました。

ただ、その決定機をガンガン外しまくっていたのも他でもないアデミウソンだった訳ですが……いや、でもあのゴールは10ゴールくらいの価値があるから良い!

 

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そしてアデミウソンの今日の活躍を語る上で欠かせないのが一美の貢献。

もちろんガンバの次世代のエースFWを担う存在でもあるので、目に見えた結果も求めたいところですが今日の一美の献身的な動きには眼を見張るものがありました。

 

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前線からの守備だけでなくポストプレーで潰れ役をこなす事も出来るし、潰れた中でもパスも確実に繋げる事が出来る…アデミウソンが今日かなり伸び伸びやれていたのには間違いなく一美の貢献は大きいです。

清水時代以来となる右サイドバックでの出場となった三浦も、久し振りとは思えない安定感で、守備は勿論の事攻撃でも持ち味のビルドアップ能力、パス精度を存分に発揮していました。

そして東口はやっぱりいつも通り神だったので、今日は特にこれといって悪かった選手というのもいないのではないでしょうか?

 

   

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崖っぷちの中監督に就任した、クラブのレジェンド。なかなか勝てない中でホームで戦うのは現在絶好調のチーム、尚且つ相手の監督はかつてガンバを優勝に導いたチーム。

そのチームから、こんな劇的な勝ち方で初勝利を掴む……あまりにも完璧すぎるストーリーです。

以前こんな企画をやりましたが…

 

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今やり直すなら、ランクインはまず確定ですね。

 

   

ですがそれでもJリーグの順位が厳しい順位である事には変わりありません。今日はゆっくり休んで、このあまりにも漫画みたいな勝利に酔いまくってください。

そして明日から、次は札幌を喰いましょう!

 

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今日のゲストとして来場していたDA PUMPの事だったり、日記的な事は後日更新します!

ではでは(´∀`)