既に若干鼻声。
どーもこんばんは
さてさて、2018年のJ1リーグも残り3試合となりました!
今回のマッチレビューはヴィッセル神戸vsサガン鳥栖の一戦です。
前節、V・ファーレン長崎との九州ダービー…というよりも残留争い直接対決を制した鳥栖。
現在はまだプレーオフ圏内の16位に位置していますが、今日勝利すれば少なくとも17位柏との勝点差は残り2試合で6に広がる為、自動降格はある程度免れると言ってもいいかもしれません。逆に負ければ更に窮地に立つ……終盤戦らしい、ハラハラしたシチュエーションです。
一方の神戸は9月、10月の試合で1勝も出来ずに気がつけば残留争いへ。とはいえ、前節の名古屋グランパスでは久し振りの勝利を収め、何とか今日鳥栖を下して残留を確定させたいところです。
残留争いの行方を左右する直接対決というだけでなく、かつて2008年、2012年の欧州選手権(EURO)連覇、そして2010年の南アフリカW杯を制したスペイン代表黄金期を支えた世界クラスのレジェンド、アンドレス・イニエスタとフェルナンド・トーレスの直接対決でもあります。
チケットは当然のように即完売。満員の観衆が見守るサバイバルパーティーが幕を開けます。
両チームスタメンです。
神戸は4-3-2-1に近いシステム。三田と伊野波はそれぞれ左右のボランチとして、3センターハーフの形が予想されます。
今日は私、ノエビアスタジアム神戸にて現地観戦です。恐らく2018年のJリーグとしては最後の現地観戦でしょうか。
観戦日記はまた後日に更新しますので、そちらもよろしくお願いします。
前半は両者、お互いの出方を伺うような慎重な入りでした。その中でもショートパスを繋いでいく神戸、ロングボールを活用しながら活路を見出そうとする鳥栖と、静かな前半ながらも両チームのカラーは色濃く出ていたように思います。
とはいえ、トーレスか金崎夢生にボールが入らないと始まらない感のあった鳥栖に対し、神戸はイニエスタとポドルスキ、それに古橋亨梧の絡んだコンビネーションで何度かチャンスを創出。動きの少ない前半でしたが、0-0ながらもやや神戸ペースで前半を終えます。
迎えた後半、神戸の4-3-2-1とも思えるシステムの効果もあってサイドに広大なスペースが空き、そこを左サイドバックのティーラトンが突く事で神戸優勢で試合が進みました。63分のポストに嫌われたポドルスキのシュートなど、神戸は左サイドを中心に試合を支配しつつある展開に。
ですがサイドハーフもウインガーも居ない中で攻撃も守備も全部1人でやれというのはサイドバックのティーラトン、藤谷壮にとってはかなり厳しく、特に攻撃に何度も走ったティーラトンが疲れ出してからは鳥栖の金崎が個人技で右サイドを突破する場面が増え、一転鳥栖が押し込む展開を迎えます。
ですが鳥栖も最後の一歩が足りずにシュートまではなかなか持ち込めません。超満員のノエスタでの試合は、両者最後の一押しを押しきれずに0-0のまま終了しました。
0-0で試合が終わった時、よく「両チーム持ち味を出せなかった」という表現がされますが、今日については両チームともやろうとしている事、目指している事は出せていたように感じました。とはいえ両チームともそれがやや中途半端だった…それが0-0で終わった要因だったのではないでしょうか。
特に惜しいと思ったのが鳥栖で、今の神戸は積極的にカウンターを仕掛けてくるチームではないので、もっと攻撃に比重を傾けても良いんじゃ…というのが見解です。
特に田川亨介の投入は別に良いのですが、あのタイミングで下げるべきはトーレスではなかった。個人的にはトーレスを残し福田晃斗を下げてトーレスと田川のツートップ、そして金崎を右サイドに配置し、ティーラトンが攻め上がる事で守備が緩くなっていた右サイドを金崎に切り崩させて中でトーレスと田川に仕事をして貰うシステムを整える事が出来たんじゃないかなと。現に金崎はキレのある動きで神戸守備陣を切り裂いたものの、PA内が明らかに枚数不足で攻撃が頓挫する場面が見受けられましたし、チャンスの割にシュートが5本に終わったのもそれが原因かな、と思っています。
神戸にとってはこれで残留の可能性はグッと高まりましたし、暗闇でしかなかった9〜10月に比べれば内容的にもそこまでネガティブになる必要はなく、有意義な勝点1だったと思います。
一方鳥栖にとっては「最悪の結果」は免れましたし、決して残留争いが不利になった訳ではありませんが、逆に名古屋、湘南を突き放すチャンスを逃したとも言えます。果たしてこの勝点1がどう影響するのでしょうか。
川崎優勝おめ。
ではでは(´∀`)
観戦日記はまた後日!