テキサスバーガーという誘惑。
どーもこんばんは
さてさて、昨日に引き続きまして本日のマッチレビューもUEFAチャンピオンズリーグでございます。
今回のカードはグループCの第5節、パリ・サンジェルマンvsリバプールです。
残すところ後2節となったCLのグループステージに於いて、一番混戦状態となっているのがこのグループC。リバプール、PSG、ナポリと強豪チームが3つも揃っている為に当初からこの3チームによる混戦は予想されていましたが、前節レッドスター・ベオグラードがリバプール相手に大金星。これにより1位リバプールと2位ナポリが勝点6、3位PSGが勝点5、4位レッドスターが勝点4と全く行方が読めなくなってきています。
PSGはリーグ・アンでは開幕から全勝でぶっちぎりの首位、リバプールも首位こそマンチェスター・シティに譲っているものの、無敗は今尚キープして2位につけています。リーグでは絶好調同士の両チームの対戦ですが、CLに於いてはまさしくサバイバルマッチです。
リバプールホームで行われた第1戦ではPSGが2点ビハインドを追いつく粘りを見せたものの終了間際のロベルト・フィルミーノのゴールでリバプールが勝利。今日はどちらが歓喜の瞬間を迎えるのでしょうか。
両チームスタメンです。
直近のリーグ戦からはPSGは4名、リバプールは2名スタメンを入れ替えてこのグループC最大の大一番に挑みます。
PSGのトーマス・トゥヘル監督とリバプールのユルゲン・クロップ監督は共にドイツ・ブンデスリーガのマインツ、ドルトムントを指揮するなどにたようなキャリアを辿り、師弟対決ともなっています。
本日の会場はフランス、パリに位置するPSGのホームスタジアム、パルク・デ・プランスです。
元々自転車競技場として建設され、ツール・ド・フランスの会場にもなっていましたが、1938年のフランスW杯、また1960年の欧州選手間(第1回のEURO)などを機にサッカースタジアムとして利用されるようになりました。
ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー氏が見守る中行われた試合は、高速カウンターと積極的なプレッシングを持ち味とする両チームの特色通り序盤から激しい展開が進んでいきます。
しかしそんな中でも試合の主導権を握ったのはPSG。11分、中央突破からリバプールのバイタルエリアを崩すとキリアン・ムバッペがエリア内折り返し、一度はリバプールDFにブロックされるも左SBのファン・ベルナトがカットインいして右足を一閃。PSGが一点を先制します。
リバプールも速攻を中心に攻撃の糸口を掴もうと試みますが、本来CBながらもこの頃ボランチで起用されているマルキーニョスを中心としたPSGのDF陣がリバプールの最強3トップに自由を与えず。
逆に37分、自陣でボールを奪ったPSGはムバッペとネイマールが2人で一気に左サイドを駆け上がる高速カウンターを発動。ムバッペの折り返しに詰めたエディンソン・カバーニのシュートはリバプールGKアリソン・ベッカーに阻まれるも、こぼれ球をネイマールが押し込んでこれでPSGが2点目。
前半アディショナルタイムにはアンヘル・ディ・マリアがサディオ・マネを倒して献上したPKをジェイムズ・ミルナーに決められて1点を返されますが、前半は概ねPSGにとっては理想的な展開、2-1でPSG1点リードで終えます。
後半、何とか勝点1さえ拾えればだいぶ有利になれるリバプールは同点弾を求めて攻め込みます。
しかし今日のPSGの守りは前述のマルキーニョスとボランチを組むマルコ・ヴェラッティ、CBのチアゴ・シウバ、プレスネル・キンペンベらのチャレンジ&カバーの関係がとにかく完成されていて、モハメド・サラー達もどこか窮屈なプレーを余儀なくされてしまいます。
リバプールはその後もナビ・ケイタ、ダニエル・スタリッジ、ジェルダン・シャキリと立て続けに攻撃的なカードを投入。しかしPSGの守備は崩さないどころか、隙あらばネイマールやムバッペを主体としたカウンター攻撃に曝されて最後まで苦しい展開は続き、試合は2-1でPSGが勝利。この結果によりグループCはPSGとリバプールの順位が逆転しました。
リバプールからすれば、普段自分達がやれている得意な事をPSGにそのままやってのけられた形と言えるでしょう。結局のところ、枠内シュートはミルナーのPKの1本に止まってしまい、悔しい結果となってしまいました。
一方逆に、狙いがぴったりハマって理想的なゲームプランを最初から最後まで遂行できたのがPSG。特に2点目のカウンターは圧巻ものでしたし、今日のリバプールの攻めが迫力を欠いたのはPSG守備陣の頑張りは勿論ですが、常にあの光速カウンターの恐怖をリバプールに与え続ける事が出来ていたからだと思います。お見事でした。
これでややこしくなったのがグループステージ最終節を前にしたグループCの順位表です。3位に転落したリバプールは首位ナポリとの最終決戦に挑み、2位PSGはリバプールを下したレッドスターとの一戦。勝点差的にも3チームのうちどこが泣いて、どこが笑ってもおかしくなくなってきました。最終節は必見です。
今Bohemian Rhapsodyギターで頑張ってる。ちょうど挫折したとこ。
ではでは(´∀`)