「惰性」
多分この出だしの部分の話やな…
どーもこんばんは
さてさて、ロシアW杯の直前にこのような企画を行いました。
今回はそれのアジアカップ版です!第1回は2000年レバノン大会!
フランスW杯で3戦全敗に終わった日本は自国開催となる2002年日韓W杯に向けてフィリップ・トルシエ監督を招聘し、現在の森保一監督と同様にオリンピック世代の指揮も兼任させました。
しかし2000年前半頃までは成績が芳しくなく、日本サッカー協会は遂に「ハッサン二世国王杯とキリンカップの成績次第では契約更新しない」事を決定。ですがこの4試合で2勝2分(PK負け1)という成績を残し、特に黄金期のベストメンバーのフランス代表と引き分けた事でトルシエは続投を勝ち取り、シドニー五輪では黄金世代を擁して実に32年ぶりとなる決勝トーナメントに進出。今でもこのシドニー世代は史上最強とも言われていると同時に、この大会でのオーバーエイジ枠の使い方は最も理想的な使い方とも言われています。
そんな中行われたアジアカップ・レバノン大会はシドニー五輪組とフランスW杯組の融合が一つのテーマでもありました。そんな大会を振り返っていきましょう…。
監督 フィリップ・トルシエ
コーチ 山本昌邦
コーチ サミア
GKコーチ 川俣則幸
登録メンバー(22人)
DF26 海本慶治(ヴィッサル神戸)
MF30 小野伸二(浦和レッドダイヤモンズ)
グループC第1節
サウジアラビア1-4日本
2000年10月14日17:05@サイダ国際スタジアム
日本得点者:柳沢敦(26分)、高原直泰(37分)、名波浩(53分)、小野伸二(88分)
グループC第2節
日本8-1ウズベキスタン
2000年10月17日17:05@サイダ国際スタジアム
日本得点者:森島寛晃(7分)、西澤明訓(14分、24分、49分)、高原直泰(17分、20分、57分)、北嶋秀朗(78分)
ウズベキスタン得点者:ルスシャン
グループC第3節
日本1-1カタール
2000年10月20日19:35@カミール・シャムーン・スポーツシティ・スタジアム(ベイルート)
日本得点者:西澤明訓(60分)
カタール得点者:アル・オバイドリ(22分)
準々決勝
日本4-1イラク
2000年10月24日16:45@カミール・シャムーン・スポーツシティ・スタジアム
日本得点者:名波浩(8分、29分)、高原直泰(11分)、明神智和(62分)
イラク得点者:アバス・ジャジム(4分)
準決勝
中国2-3日本
10月26日19:45@カミール・シャムーン・スポーツシティ・スタジアム
中国得点者:クイ・ホン(30分)、ヤン・チェン(48分)
日本得点者:オウンゴール(21分)、西澤明訓(53分)、明神智和(61分)
決勝
サウジアラビア0-1日本
2000年10月29日18:45@カミール・シャムーン・スポーツシティ・スタジアム
日本得点者:望月重良(29分)
総評
2004年大会、2011年大会は劇的な展開の連続で優勝したのに対して、この2000年大会はぶっちぎりの強さで優勝した大会でした。当時の日本代表エースの中田英寿を欠いていたにも関わらずに圧倒的な闘いぶりを見せ、それはアジアサッカー連盟によって「史上最強のチャンピオン」と公認されている事が示しています。
グループリーグ初戦で圧勝してから、急激に強くなったサウジアラビアとの再戦となった決勝での川口能活のファインセーブの連続を覚えている方も多いのではないでしょうか。次の2004年大会や2007年大会にも同じ事が言えますが、アジアカップって何となく川口の為の大会のように思えるほどアジアカップの川口ってエグかったですね…。
ではでは(´∀`)