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どーもこんばんは
がっつり宣伝から始めてしまいました。
さてさて、2018シーズンは閉幕を迎え、先日ガンバの補強プラン予測なんてブログを更新したように移籍市場が活発化し始めました。それと同時に、Jリーグの2019年シーズンを戦う監督陣も固まりつつあります。
言うまでもなく、サッカーに於いて監督の重要性というのは計り知れない程に大きなものがありますよね。2018年のJリーグなら、北海道コンサドーレ札幌や柏レイソル、ガンバ大阪や浦和レッズを見れば明らかです。
そこで今回は2019年シーズン、監督交代を行なったチームの中から何チームかをピックアップして、簡単に展望なんかをしてみたいと思います。
まずは12月20日時点でのJ1・J2・J3各チームの監督状況から確認して行きましょう。
J1
北海道コンサドーレ札幌 ミハイロ・ペトロヴィッチ(続投・2年目)
浦和レッズ オズワルド・オリヴェイラ(続投・2年目)
横浜F・マリノス アンジェ・ポステコグルー(続投・2年目)
清水エスパルス ヤン・ヨンソン(続投・2年目)
セレッソ大阪 ユン・ジョンファン→ミゲル・アンヘル・ロティーナ(新任)
ヴィッセル神戸 ファン・マヌエル・リージョ(続投濃厚)
J2
ジェフユナイテッド千葉 ファン・エスナイデル(続投・3年目)
東京ヴェルディ ミゲル・アンヘル・ロティーナ→ギャリー・ジョン・ホワイト(新任)
横浜FC タヴァレス(動向濃厚)
アルビレックス新潟 片渕浩一郎(続投・2年目)
徳島ヴォルティス リカルド・ロドリゲス(続投・3年目)
愛媛FC 川井健太(続投・2年目)
鹿児島ユナイテッドFC 三浦泰年→金鍾成(新任)
ヴァンラーレ八戸 葛野昌宏→大石篤人(新任)
福島ユナイテッドFC 田坂和昭→(後任未定)
ザスパクサツ群馬 布哲一朗(続投・2年目)
Y.S.C.C.横浜 樋口靖洋→(後任未定)
アスルクラロ沼津 吉田謙(未定)
セレッソ大阪U-23 大熊裕司(未定)
※動きがあれば随時追記していきます!
2018年12月20日の時点では、2019年に向けて監督交代を行なったチームはJ1がC大阪と鳥栖の2チーム、J2が栃木、大宮、柏、東京V、甲府、京都、岡山、福岡、長崎、鹿児島、琉球の11チーム、J3が八戸、福島、Y横浜、長野、鳥取、讃岐、北九州、G大阪U-23の8チーム(福島、Y横浜、鳥取、G大阪U-23の4チームは後任未定)の計21チームとなっています。
というわけで、今回はその中でも気になった5チームについて述べていきたいと思います。どうぞお付き合い下さいまし。
恐らく今オフの監督人事で1番話題になってチームでしょう。
まず、2017年に就任したクラブOBでもあるユン・ジョンファン監督は就任1年目からクラブ史上初タイトルとなるルヴァン杯と天皇杯の2冠を達成した上で3位に導き、今季は無冠に終わって順位も7位と降下しましたがクラブの歴史を見れば十分に良かったとも言えるシーズンを過ごした為、そもそもユン監督解任の是非が問われるところから始まりました。
その後任監督に、東京Vを建て直してチームを2年連続でプレーオフに導いたロティーナ監督を招聘した人選は中々良いと思いますし、ロティーナ監督の采配やマネジメントには期待出来るモノも多いと言えるでしょう。しかし、今のセレッソにはそれ以上に解決しなければならない問題が多いようにも感じます。
まず最大の懸念は主力の流出である事は言わずもがな。浦和への移籍が決まった杉本健勇の穴は札幌から獲得した都倉賢で埋まると思います。ですが最大の問題はボランチで、山口蛍の神戸移籍が発表されましたし、ソウザも契約切れに伴って移籍の可能性が高まっています。ここ2シーズン、セレッソの強みは間違いなく山口とソウザのWボランチでした。ここが2枚とも抜けるのはセレッソにとっては尋常じゃないダメージで、補強して直ぐに埋まるような問題でもないような気がします。
大幅な戦力ダウンからの戦力の建て直しや、事実かどうかは定かで無くとも噂されるフロントや選手間でのゴタゴタなど、ロティーナ監督に要求されるタスクは非常に多くなりそうです。監督が優秀なので最低限の成績は残すと思いますが、場合によっては東京Vよりも難しい仕事になるのでは。
金明輝→ルイス・カレーラス
2015年シーズン終了後に起こった大事件「マガト・インパルス」の件があるので何とも言えませんが、鳥栖はスペイン人のルイス・カレーラス氏の来季監督就任が濃厚との報道が(このブログを書いた数日後に正式に就任発表)。昨季終盤から指揮を執り、チームを残留に導いた金監督は元々のU-18監督に復帰するか、トップチームのコーチという形でチームに残留する事が予想されます。
FCバルセロナのカンテラ出身であるカレーラス氏は現役時代、フェルナンド・トーレスとは同僚だった事もある間柄。昨シーズンは攻撃力不足に苦しんだ鳥栖ですが、F・トーレスや金崎夢生など前線に強力なタレントは多いので、彼らを活かす意味でもこのスペイン人指揮官に白羽の矢を立てた形になるでしょう。期待してみてもいいのではないでしょうか。
監督人事の失敗も大きく影響してJ2落ちを喫した柏は、2009〜2014年の間に柏を率いたネルシーニョ監督を再び招聘。また、その際もコーチを勤めており、ちょうど福岡の監督を退任した井原正巳コーチも招聘するなど、ネルシーニョ監督の下で築いた黄金期の再来を狙います。
2010年のJ2での戦いを勝ち抜き、翌年のJ1昇格即優勝に導いたのは他でもないネルシーニョです。そういうJ2での成功体験を持つ監督を招聘した事は良いと思いますし、ネルシーニョなら崩壊してしまった柏の守備陣の建て直しにも期待出来ると思います。
ただ、とりあえずネルシーニョ呼んどけ!的なノリで安易に過去の成功体験にすがるような、リバイバル的な意味であれば危険な人事とも言えるでしょう。なんだかんだでネルシーニョですし、1年でのJ1復帰は実現出来ると思いますが、二面性のどちらを主とするべきなのかはまだ少し読めない人事と言えそうです。
良くも悪くも1番謎です。
チームを躍進に導いたロティーナ監督をC大阪に引き抜かれる格好となったヴェルディは、当初はスペイン路線継続との報道も出ていましたが最終的にはイングランド人のホワイト監督を招聘しました。
これまで小国の代表監督を中心に指揮してきたホワイト氏はグアム代表や香港代表では一定の好成績を残したみたいですが、果たしてそれをJリーグにどこまで当て嵌めていいのかは正直わからないですし、何ならホワイト監督がどうなるか次第でその定義が決まるとも言えるでしょう。
ただどちらにせよ、日本での指導者講習を受けていた事から日本語がある程度使えたり、Jリーグにもある程度精通しているのは武器になるかもしれません。
ボスコ・ジュロヴスキー→中田一三
ガンバファンと並行してサンガファンでもある私にとって、この人事を最初に聞いた時は本気でリアクションに困りました。布部陽功氏の時も十分謎でしたが、仮にも布部氏は柏レイソルのトップチームでヘッドコーチを務めたり、ネルシーニョ監督の下で学んだりを経ていたのに対して、中田監督は地域リーグでの監督経験しか持っていません。正直なところ、サンガが何をどう思って中田監督を招聘したのかが見えて来ないのです。
決まった以上は勿論、中田監督を応援しますし、余りにもTwitterが熱心過ぎる事の是非は置いといて、情熱は強い方である事は何と無く感じます。ただ、これは布部氏が解任された時と似た現象が起こっているのですが、正直な感想としては「それなら最初から監督ゲルト・エンゲルスで良くねぇ…?」とどうしても思ってしまうのです。
加えて、G大阪U-23の監督として今シーズンはJ3のU-23チームとしては過去最高位となる6位に導いた實好礼忠氏をコーチと招聘しましたが、指導者としてガンバ側からも高い評価を受けていた實好氏をコーチとして招聘出来るだけの要素があったのなら尚更、實好氏よりも中田氏を監督として優先させた理由がわからないです。
無論、中田監督の何か何とも言えない就任コメントにもあったように誰しも最初はアマチュアから始まるもので、チャレンジしないとわからない物は確かにあるのでしょうが、そのチャレンジに大失敗したのがつい1年前だった事を思うと……。
…と、こんな感じです。
この他にも福岡には実績豊富なペッキア監督が就任したり、長崎の監督は手倉森誠氏だったりと、特にJ2の監督は色々と特色があって面白くなっていますね!
サンガについては後日単体でブログ書くかも。
ではでは(´∀`)