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日本代表アジアカップグループステージ総括&決勝トーナメント展望

人の量とか待ち時間じゃなくて空気感がダメな人混みってあるよね

 

どーもこんばんは

 

さてさて、年明けに開幕したAFCアジアカップ2019UAE大会はグループステージを終了し、決勝トーナメントに進出する16チームが確定しました。

で、森保一監督率いる日本代表はというと、グループステージの3試合を全勝で勝ち抜け、見事グループFを首位通過!決勝トーナメントに駒を進めます。

 

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…とはいえ、基本的に格下となる相手が多いアジアカップですがグループステージの3試合で日本はいずれもかなりの苦戦を強いられ、決して手放しに喜べる展開ではなかった事は皆さんも何となく感じているのではないでしょうか。

そこで今回は私なりに、グループステージでの日本の戦いを総括していきたいと思います。

まずは全3試合の日本代表の出場メンバーをご覧ください。

 

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今のところ、中島翔哉の負傷離脱であったり、遠藤航大迫勇也が欠場を余儀なくされた試合があるなど、メンバー選考は少し試行錯誤気味だったと言えるでしょうか。ですが選手起用的な側面から見ると、追加招集された塩谷司ボランチとしてウズベキスタン戦で良い動きを見せた事は今後に向けて大きなポイントだと思います。

 

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さて、結果的に苦戦を余儀なくされたグループステージですが、特にトルクメニスタン戦とウズベキスタン戦で顕著だったように、個人的にはディフェンスラインの距離感というものが一つの原因だったような気がします。

この2試合に共通しているのは、センターバックサイドバックの距離、もしくはセンターバック間の距離が異様に広く、特にトルクメニスタン戦の2失点目となるPKに繋がったシーンとウズベキスタン戦で喫した先制点はその他の要因もあるとはいえ、この現象が少し顕著になっていたように感じました。

 

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とはいえ、第2戦のオマーン戦では吉田麻也と冨安健洋でセンターバックを組み、ボランチにバランサータイプの遠藤航を据えた事で安定感は増したようにも見えます。あくまでここは一つ気になった点という事なので、ある程度は修正も効いている部分なのかもしれません。

 

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勿論、特にトルクメニスタン相手に大苦戦した事は必ずしもポジティブとは言えませんが、この3試合ではこれまでの日本とは違うポジティブなところも見られたと思います。

一番個人的にそれを感じているのは「柔軟な戦い方をしていた」という点で、前半を1点ビハインドで折り返したトルクメニスタン戦では中央での細かい崩しに固執しすぎた事で、攻撃が円滑に進まなかった部分がありました。あの試合のトルクメニスタン戦は5バックを敷いて中央を固めてきていましたからね。

しかし後半に入ると日本は攻め方をガラリと変え、原口元気長友佑都らを中心としたサイド攻撃、ピッチを広く使う攻撃へとシフトチェンジ。これによってトルクメニスタンの中央のブロックに揺さぶりを掛け、3点を奪取するに至りました。

 

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そしてオマーン戦では逆に、オマーンが4バックで前から積極的に来ていた事もあって細かい崩しを多用しながら攻めていくなど、森保監督の指示なのかピッチ内での意思疎通なのかは判りませんが、一つの形に固執しすぎず相手の状況に応じてベストな攻め方に切り替えていく事が出来ている点は、複数パターンで攻められるようになったという部分も含めて評価されるべきところではないでしょうか。

 

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また、第2戦のオマーン戦の後半、時間が過ぎていくにつれて日本は上手く時間を使っていくセーフティーファーストなサッカーを展開していましたね。グループステージでは得失点差を稼ぐ為に攻めるべき、という考え方もあるのですが、実は今回のアジアカップではグループステージで勝点が並んだ時、「得失点差」よりも「直接対決の結果」が優先されるレギュレーションになっています。ピッチ内の選手も、それを理解した上で何よりも勝点3を優先する方向に向けたのではないでしょうか。

無論、W杯とアジアカップに於ける日本の立ち位置やオマーンとベルギーを同じ土俵で比べる事は出来ませんが、「ロストフの14秒」とも称されるロシアW杯ベスト16、ベルギー戦の反省も活きた形になったんじゃないか、と思っています。

これが出来るようになった事は決勝トーナメントでは尚更重要な事です。

 

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さぁ、ではここからは決勝トーナメントの話をしましょう。日本vsウズベキスタン戦の後に行われたサウジアラビアvsカタールの試合は2-0でカタールが勝利。この結果、日本の対戦相手はサウジアラビアという事になりました。決勝トーナメントの1回戦からヘビーな相手ですよねぇ…。

 

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ではここで、確定した決勝トーナメントの対戦カードをご紹介させて頂きます。

( )の時間は日本時間です。

 

ベスト16

1月20日

①15:00(20:00) ヨルダンvsベトナム

②18:00(23:00) タイvs中国

③21:00(26:00) イランvsオマーン

1月21日

④15:00(20:00) 日本vsサウジアラビア

⑤18:00(23:00) オーストラリアvsウズベキスタン

⑥21:00(26:00) UAEvsキルギス

1月22日

⑦17:00(22:00) 韓国vsバーレーン

⑧20:00(25:00) カタールvsイラク

 

ベスト8

1月24日

A 17:00(22:00) ①勝者vs④勝者

B 20:00(25:00) ②勝者vs③勝者

1月25日

C 17:00(22:00) ⑦勝者vs⑧勝者

D 20:00(25:00) ⑥勝者vs⑤勝者

 

ベスト4

1月28日

⑨18:00(23:00) B勝者vsA勝者

1月29日

⑩18:00(23:00) C勝者vsD勝者

 

決勝

2月1日

18:00(23:00) ⑨勝者vs⑩勝者

 

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と、こんな感じになっております。

日本はベスト16を勝利すればベスト8ではヨルダンかベトナムと。ベスト4ではタイ、中国、イラン、オマーンのいずれかと対戦する事になりますね。ただまずはベスト16、出来れば決勝トーナメントの初戦では当たりたくなかった相手との対戦です。2007年のアジアカップでは苦い思いもしているので、是非そのリベンジも果たして欲しいところです。

 

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決勝トーナメント1回戦の組み合わせを見れば、まあ一番注目されるカードは贔屓目を抜きにしても日本vsサウジアラビアになってくるんじゃないですかね。日本戦以外で注目したいカードといえばオーストラリアvsウズベキスタン、後はサッカー新興国対決となるタイvs中国辺りでしょうか。

 

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24チームになってから計算めんどくせぇ…。

ではでは(´∀`)