録画したロストフの14秒見てます
どーもこんばんは
さてさて、昨年の12月27日、鹿島アントラーズのみならず日本サッカー界に於いてもレジェンドと呼べる選手、小笠原満男が引退を表明しました。
私がサッカーを見始めた頃から第一線で戦っていた選手が、最近多く引退し始めているのは寂しくもあります。小笠原にしても勿論ですが、小笠原が全てを捧げた鹿島に唯一欠けていた念願のACLのタイトルを獲得したこのシーズンを最後にキャリアを終えるというのは、非常に綺麗な終わり方だったとも言えるのではないでしょうか。
さて、そんな小笠原は1979年生まれで、日本サッカー界では「79年組」と呼ばれる「黄金世代」の一人としても知られています。
その79年組が黄金世代と呼ばれるようになったきっかけが、今からちょうど20年前の1999年にナイジェリアで開催されたFIFAワールドユース選手権です。
自国開催の日韓W杯に向けたA代表、翌年のシドニー五輪を目指すU-23代表と兼任する形となったフィリップ・トルシエ監督の下、この大会で日本代表はFIFAが主催する全てのカテゴリーに於いて史上初めての決勝進出を果たしました。
この偉業とも言える結果に加え、この時のメンバーがシドニー五輪、日韓W杯…そしてこの後のW杯やJリーグ、欧州リーグなどで多くのメンバーが活躍した事から、この世代は「日本サッカー最強の世代」として広く認知されていく事になります。
今回はあれからちょうど20年という事で、このワールドユースナイジェリア大会をプレイバックしていきます。
それでは早速行ってみましょう。
1999FIFAワールドユース選手権ナイジェリア大会
監督 フィリップ・トルシエ
コーチ 山本昌邦
コーチ サミア
登録メンバー(18人)
MF7 酒井友之(ジェフユナイテッド市原)
グループE第1節
カメルーン2-1日本
1999年4月5日16:00@サニ・アバチャ・スタジアム(カノ)
カメルーン得点者:コモル(72分、89分)
日本得点者:高原直泰(51分)
グループE第2節
日本3-1アメリカ
1999年4月8日19:00@アブバカル・タファワ・バレワ・スタジアム(バウチ)
日本得点者:OG(10分)、高原直泰(51分)、小笠原満男(85分)
アメリカ得点者:フタガキ(74分)
グループE第3節
日本2-0イングランド
1999年4月11日19:00@アブバカル・タファワ・バレワ・スタジアム(バウチ)
ベスト16
日本1-1(5PK4)ポルトガル
1999年4月15日16:00@アブバカル・タファワ・バレワ・スタジアム(バウチ)
日本得点者:遠藤保仁(48分)
ポルトガル得点者:マルコ・クラウディオ(80分)
準々決勝
日本2-0メキシコ
1999年4月18日19:00@リバティ・スタジアム(イバダン)
準決勝
ウルグアイ1-2日本
1999年4月21日19:00@ラゴス国立競技場
決勝
スペイン4-0日本
1999年4月24日17:00@ラゴス国立競技場
スペイン得点者:バルケロ(5分)、パブロ(14分、30分)、ガブリ(51分)
総評
まずシンプルに、準優勝という成績は見事という他にありません。例えば日本が対戦したチームであれば、イングランドならピーター・クラウチやアシュリー・コール、ポルトガルならシモン・サブローザ、メキシコならラファエル・マルケス、ウルグアイならディエゴ・フォルラン、そしてスペインにはシャビ・エルナンデスやイケル・カシージャスが出場しており、日本と対戦こそしていないもののブラジルではロナウジーニョも出場していた大会でした。決勝でこそ、シャビらを要するスペインに力の差を見せられたとのの、準優勝という偉業は決して色褪せはしないでしょう。
そしてもう一つ、ワールドユースはまだ20歳以下の選手が出てくる大会という事もあって、この大会で活躍した選手が必ずしもその後、期待通りのキャリアを築ける訳ではありません。しかしその点に於いてもこの黄金世代は、メンバー18人中13人がA代表に選ばれ(手嶋と南は出場は無し)、更に18人中の約3分の1に当たる7選手がW杯のピッチに立ちました。招集条件などは異なるとはいえ、以前アジア大会メンバーと日本代表の関係を記したブログを見て頂ければ解る通り、これがどれほど凄い事かという事がわかって貰えるかと思います。
あれから20年…79年組という黄金世代は今後もずっと日本サッカーの歴史に輝き続ける事でしょうし、それと同時に79年組を超えるような黄金世代の誕生にも期待したいです。
もう40歳の学年なのにJ1でバリバリやるヤットさんと小野伸二とかいうチート…。
ではでは(´∀`)