天候的には良いお天気だったんだけどさ…
どーもこんばんは
さてさて、昨日はフライデーナイトJリーグという事で、2019年明治安田生命J1リーグ開幕戦、セレッソ大阪vsヴィッセル神戸が行われました。
そして今日、残りの8試合が行われ、遂に2019年のJリーグが本格開幕です!というわけで今日のマッチレビューは勿論このカード、ガンバ大阪vs横浜F・マリノス!
昨シーズン、最下位に沈んだ時期もあったり降格圏に位置する時期が長かったり…苦しく苦しく実に苦しい一年だったガンバ。しかしクラブのレジェンドでもある宮本恒靖監督就任以降は持ち直して、終盤には怒涛の9連勝を飾り最終的には良い形でシーズンを締める事が出来ました。
ガンバユースで育ち、ガンバというクラブの浮き沈みの歴史の証人でもある宮本監督が開幕から指揮を執る今季のスローガンは「GAMBAISM」。
そのスローガンの通り、ガンバがガンバらしく戦い、そして栄光まで駆け上がる為の戦いが今日から始まります。
4度目の開幕戦を迎えるホーム、パナソニックスタジアム吹田。クラブ側が目標としていた3万人には達しませんでしたが、それでも27000人の観衆が詰めかけた中で、GAMBAISMを体現する2019年サーズンが幕を開けます。
両チームスタメンです。
今季はボランチを遠藤保仁、今野泰幸の絶対的存在+矢島慎也、高宇洋の4人で回すと公言していた宮本監督は、その言葉通り遠藤の相方に高を起用しました。今季の補強の目玉でもあるキム・ヨングォンも早速スタメンです。
昨日の長居での開幕戦に続き、今日も現地観戦!3連戦の2日目です。この観戦記はまた後日に…。
試合は最初のプレーからいきなり激しく動きます。ボールを持ったマリノスのDF、チアゴ・マルチンスに遠藤が積極的にプレスを掛けると、焦ってキーパーにバックパスしたボールを掻っ攫ったファン・ウィジョが狙いすましたシュート。これはポストに阻まれたものの、こぼれ球を小野瀬康介が冷静押し込んでガンバが1分も経っていない時間に先制点。
小野瀬のこのゴールはガンバの2019年ファーストゴールになると同時に、ガンバのホーム通算800ゴール目となりました。
しかし相手はアンジェ・ポステコグルー監督就任以降攻撃を売りにしているマリノスです。直後の3分、ゴール前の混戦から藤春廣輝のクロスボールが天野純に当たってしまったところを仲川輝人が押し込んでマリノスが即座に同点。
判定にはちょっと…言いたい事もありますが、試合はいきなり動き、そしていきなり振り出しに戻ります。
同点に追いつかれたガンバは、倉田秋、藤春廣輝の左サイドを中心に攻撃を展開。特に藤春はかなり前まで攻め上がるなど、チームとして積極性は見せますが、全てに於いて今ひとつ制度に欠けてしまっていました。
更にマリノスのハイライン戦術に苦しめられたガンバは34分、マリノスのサイド攻撃がこぼれたところをエリア外から三好康児に叩き込まれて逆転を許すと、38分には抜け出しエジガル・ジュニオに決められて2点ビハインドを背負う事に。結局前半の終盤頃からは完全にマリノスにペースを握られ、1-3と苦しい状況で前半を終えます。
後半に入っても、試合の大きな流れを変え切るには至りません。マリノスのハイライン戦術を利用し、ファン・ウィジョやアデミウソンが積極的に裏へと飛び出しを試みますが、悉くオフサイドに引っかかりチャンスらしいチャンスは中々得られないまま。
加えてこの日のガンバは、全体的にパスの精度を欠くなど、終始落ち着きのない場面が目立っていて、攻撃は形になるまでにマリノスに潰されてしまう事が多く、次第に攻撃は淡白なものになってしまっていました。
宮本監督は高に代えて新加入の田中達也を、小野瀬に代えて渡邉千真、遠藤に代えて復帰した矢島を投入しますが、それでも最終盤まで得点が入りそうなチャンスはマリノスの方がかなり多い試合となっていました。
それでも少しずつ攻撃が繋がり始めた88分、ファン・ウィジョ、渡邉と繋ぎ、田中がセンタリング。これをマリノスのDF、T・マルチンスとGK飯倉大樹が交錯したこぼれ球を藤春が押し込んでガンバがこれで一点差。残り時間とアディショナルタイムに望みを繋ぎます。
最後の猛攻を仕掛けてコーナーキックを獲得したガンバは、最後はGK東口順昭も上がっての総攻撃。しかしこれも実らずホイッスルが鳴って開幕戦は2-3でマリノスが勝利。
ガンバこれで8年連続開幕戦未勝利と共に、宮本監督就任以降、リーグ戦でのホーム無敗が途切れる事となりました。
文中でも何度も書いているように、今日のガンバはとにかく精度を欠いていました。2本目のパスは中々繋がらず、セカンドボールのほとんどはマリノスのものになってしまっていた印象です。最後の5分くらいは攻撃が形になりましたが、あの形をあと10分早く出せていたら…みたいなところでしょうか。
とはいえ、全てが全てネガティヴだった訳でもなく、元々ガンバがスロースターターなのはいつもの事ですし、まあ長い目で見ていこう…的な感覚です。新加入組にしても、田中達也はいきなり得点に絡みましたし、キム・ヨングォンは三浦弦太などDF陣との連携が更に深まれば、かなり強固なディフェンスラインを期待できると思います。
一方のマリノスからすれば、ハイライン戦術でガンバの攻撃を芽の段階から潰し、オフサイドを量産して常に敵陣でゲームを組み立てるなど、今のマリノスがやりたい事をかなり出せた試合だったのではないでしょうか。新加入選手がいきなり結果を出した事もポジティブ材料と言えるでしょう。
なんだかんだ言ってもガンバは、良くも悪くも開幕戦の結果があまりシーズンの最終順位と直結しません。思い起こせば、優勝を果たした2005年、2014年も開幕戦は敗れ、2位フィニッシュだった2010年も開幕戦はホームで敗れました。敗れる事が縁起が良いとは、さすがにとてもじゃないけど思えませんが、余り悲観する事なく第2節の清水戦を迎えて欲しいと思います。
Jリーグアプリチェックインするの完全に忘れてた。
ではでは(´∀`)