これ今度のブログの出だしに使おう
って思ってたくだり完全に忘れた。
どーもこんばんは
さてさて、時は2月の最終週。いよいよ今年もJリーグが開幕しました!
基本的に多くのチームは2月23日の土曜日に開幕戦でしたが、1試合だけ…ヤンマースタジアム長居でセレッソ大阪と、アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキの「VIPトリオ」を擁するヴィッセル神戸の試合のみ、オープニングゲームとして金曜日の2月22日に開催される事になりました。
言わずもがな、長居スタジアムは大阪です。そして私が推しているガンバ大阪は土曜日に、京都サンガは日曜日にそれぞれホームで開幕戦。
…あれ?全部行けるくね…?
というわけで、私の怒涛の開幕3連戦が開幕しました。
第1弾はセレッソ大阪vsヴィッセル神戸戦です。スポーツ的な観点からのマッチレビューは此方からご覧下さい↓
いくら平日の夜とはいえ、開幕戦は人が入るもの。それだけでなく特に神戸は、あのスペイン代表最多得点記録保持者であるビジャのJリーグデビュー戦で、加えてイニエスタにポドルスキなんているチート集団。イニエスタとビジャがスペイン代表以来のコンビを組むとあって、この試合は日本国内は勿論、世界からも注目されていたなんて言っても過言では無いかもしれません。
しかも神戸はスーパースターのみならず、昨季の鹿島のACL制覇に貢献し、ベストイレブンにも選ばれた西大伍、そしてロシアW杯に出場し…何よりもセレッソユース出身で、尚且つ「生涯セレッソ宣言」をした男、山口蛍も獲得。この狙ってやったとしか思えない長居での開幕戦はチケットも完売し、未だかつてない程のスケールの開幕戦に2月22日が近づく度にワクワクは加速していきました。
被写体の位置のバランスが何かおかしいですが、左が私です。
この日は昨季からJリーグがDAZNの協力の下で実施しているイベント「フライデーナイトJリーグ」の対象日で、来場者先着3万人にセレッソのベースボールユニフォームがプレゼントされました。
野球も好きな私にとっては、なかなか欲しい代物。ですが問題は「セレッソ」という事…。ガンバファンである以上、必然的にアンチセレッソ状態の私には一緒に来た友人がピンクのユニフォームを着る横で意地でも袖を通してたまるものかとカバンに詰め込みました。でも燃やしたり捨てたりメルカリで売り飛ばしたりする荒々しさの欠片も無い自分は少しだけ愛おしい(黙)。
本日のお洋服の色のテーマは「どっちつかずの赤」です。しかしよくよく見たら完全に神戸だね、これ。という事は地下鉄御堂筋線の本町駅辺りで気付きました。
前述の通り、この日はフライデーナイトJリーグ(以下金J)という事で、セレッソのスポンサーに日本ハムが付いている事もあってシャウエッセン入りのスープが無料提供されていました。一旦退場して貰いに行こう、ついでに鶴心のからあげ買いに行こうと思ったところ、一旦退場ゲートはメインスタンド側に1箇所のみ。バックスタンドに居た私は尋常じゃない人混みの中コンコースをぐるっと一周する事に。
そしてセレッソサポの応援練習の横を抜けながらやっとの思いで辿り着いたシャウエッセンスープ配布場はまあそれはそれは恐ろしい長蛇の列。結構な長い列。しかしすれ違った人の持つスープを見てどんなものが渡されるのかはわかってる訳ですよ。やはりそこは無料ですので、紙コップにシャウエッセンが一本とコンソメスープみたいな感じな訳です。無料で頂く身分なのでそれ自体は良いんですが「何で紙コップ一杯のスープに15分も並ぶねん」という気持ちと「自分も自分でどんだけ貪欲にタダにありつこうとしてんねん」なんて我がガメつい精神の切ない感情を抱き、長蛇の列の末に手にしたスープの温かみとシャウエッセンのパリッとした音は乾いた心を多少は癒してくれたとかなんだとか。
鬼のような人の固まる再入場ゲートを抜けると、大阪ダービーに行った時にも食べた鶴心の唐揚げへ。
しかしここの列はシャウエッセンを遥かに超える蛇行に次ぐ蛇行の行列。ここが恐ろしかった…30分くらい待ちましたよ。結構長い列を並びに並んで、ようやく店のブースに辿り着いたと思ったらその奥に蛇行列が待っていた時はメンタルが折れました。諦めようかと思いました。しかしこの時点で既に20分ほど待ってたんだ。今諦めて引き返したらここまでの20分は何だったんだ。いやそもそも、30分ってTDLやらユニバのちょっと空いてるアトラクションくらい並んで、唐揚げ1パックってどうなのよ。そうか、よし、わかった。2パック買おうやんか。
……そんな思う壺のような客と化した私は、前半1本分ほどの時を経てようやく再びスタンドへ。唐揚げ並んでる間に普通にマッチレビューの冒頭書き切ったもんなぁ…。
超満員のスタジアムはウォーミングアップを経てキックオフ時間が迫れば当然超満員も超満員にそしていよいよ両チームのスタメンが発表されます。
アウェイ、ヴィッセル神戸のスタメン発表…しかしここでの主役はイニエスタでもポドルスキでもビジャでもありませんでした。
山口蛍、当然のように大ブーイング。
ちなみにセレッソには藤田直之、都倉賢と2人の元神戸が居ましたが、藤田には大きな拍手、都倉にはブーイングでした。
さぁ、セレッソのスタメン発表が終わればいよいよ選手入場!尚、スタメン発表後に打ち上げられた花火は座席の角度上屋根で見えず。
エスコートキッズの中に紛れてイニエスタと手を繋いで木梨憲武さん出てきました。
ノリさんのキックインセレモニーが終わると、いよいよキックオフ。2019年Jリーグが、そしてJリーグ史上最大級とも言われた開幕戦が始まります。
ちなみに山口蛍に対してはメンバー発表時のみならず、試合中常にボールを持つ度に当然の如く大ブーイング。序盤ちょっとかましたる終わるかなー、なんて思っていましたが、試合終了までセレッソサポは徹底してブーイング祭でした。
サッカー的な事マッチレビューを読んで頂きたいのですが、前半からショートパス主体で高い位置でのポゼッションを狙う神戸と、スピードを活かしたカウンターを狙うセレッソと両者の構図がはっきりした形で試合は進み、この日がJリーグデビュー戦となったビジャも「おおっ!」となるようなキレのある動きを見せましたが、前半は0-0で終了します。
金Jでは、ハーフタイムにアーティストやアイドルがゲストとして1曲歌いに来てくれる事も定番となりつつあります。私がガンバの金Jに行った時にはDA PUMPが「U.S.A.」を歌いにきました。
今回は大阪という事もあってNMB48が登場。普通、ゲストが来た時の観客の第一声ってもうちょっと色々あると思うんですよ。「キャー」とか「ワー」とか。それがNMBが出て来た瞬間、まあまあ人数が同じタイミングで同じ事を声を揃えて仰っていましたよ。
「寒そう…!」
誰もがコートを身に纏う2月の夜8時の野外、ミニスカと半袖で夜の風を切ってお踊りになられたNMB48の皆様、本当にお疲れ様でした…。
試合はそうこうしているうちに後半戦へ突入。
心なしか乱闘に参加したそうにも見える副審。バイタルエリアに切り込んでどうする。
試合は後半、セレッソがDF山下達也のゴールで先制。危ねぇ。今予想変換で山下達郎って打ちそうになったぞ。
ガンバファンである以上セレッソは好きだとは全くもって思いませんが、セレッソが点取った後のWe Will Rock Youのくだりは正直カッコいいと思います。長居みたいなキャパが満員になった、この日みたいな試合は特に。
VIPトリオ、山口蛍、西大伍の陰に隠れがちですが、ガンバから神戸に移籍した初瀬亮も左サイドで良い攻めを見せていました。いつでもガンバ帰ってきてくれてええんやで…。
試合は後半に奪った唯一のゴールを守り切ったセレッソが勝利し、開幕白星スタート。
一方の神戸は攻めこそしたものの、開幕戦を勝利で飾る事は出来ませんでした。
ロティーナの貫禄がすっごい。
思えば私、2005年くらいサッカーを見始めたので初めて見た欧州選手権は2008年でした。スペインやバルサは元々好きだったけれど、シャビ・エルナンデス、セスク・ファブレガス、ダビド・シルバ、そしてイニエスタから成る「クアトロ・フゴーネス」が華麗なパスサッカーを展開し、それを最後にビジャが、そしてフェルナンド・トーレスが決める魅力的なサッカー…。一度その片鱗だけでも生で観たいなんて思っていましたが、その為にはスペインにでも行くしかないと思っていたし、クラブW杯にしても欧州王者はいつも横浜。ましてはJリーグの舞台で観る事になるなんて夢にも思っていませんでした。
去年観に行った神戸vs柏や、イニエスタvsトーレスとなった神戸vs鳥栖でも思いましたが、90分間目の前でイニエスタとビジャ、更にそのEURO2008で彼らと決勝で戦ったルーカス・ポドルスキが同じユニフォームで、クラブW杯や親善試合でない日本のピッチで試合をしているという、サカつくやウイイレでもかなり頑張らないと成し遂げられない現実に、「あっ、非現実的な事って案外起こったりするんだ…」なんて少し夢見心地な感情にもなりましたね。
この試合にガンバやサンガが絡んでいたら、少し感情は違うものになっていたのかもしれませんが、別に神戸ファンでもセレッソファンでもない立場で見たこの試合は「観れた事」、ただそれだけに意義があったような気がして、何より、自分自身が「純粋なミーハー」として楽しめた極上の90分でした。
さぁ、明日はガンバだぜ!
続く!
「めっちゃガンバファンです!」って言ってガンバTVに出てたNMBの人がセレッソサイドのこの日出てきてたかどうかだけちょっと気になる。
ではでは(´∀`)