どーもこんばんは
日本のスポーツ界に於いて永遠に語り継がれるであろう一日から一夜明け、今宵は日本サッカーが新時代へと向かう重要な一戦が行われます。
本日のマッチレビューはキリンチャレンジカップ2019、日本vsコロンビアです。
優勝が期待されたアジアカップに無敗で突入した森保ジャパンは、最大の難敵と目されていたイランに完璧な試合運びで3-0と快勝したものの、決勝でカタールに敗れて準優勝。森保ジャパン発足後は「アジアカップに向けて」のチーム作りでしたから、ここからまた新しい旅が始まろうとしています。
そして今回のキリンチャレンジカップで戦う相手、コロンビア、ボリビアの2チームは日本も参加するコパ・アメリカにも出場する2チーム。メンバー構成からも、コパ・アメリカに向けての重要なテストマッチです。
そして何と言っても今日の対戦相手、コロンビアは過去W杯で2度対戦している相手です。ブラジルW杯ではコロンビアに完敗を喫し敗退に追い込まれましたが、逆にロシアW杯では勝利し、決勝トーナメント進出を手繰り寄せました。コロンビアの新監督、カルロス・ケイロス氏はこれがコロンビアでの初陣ですが、監督自身は1月までイラン代表の監督で最後の試合が前述の日本戦でしたので、コロンビアサイドにとっても多少なりとも因縁めいたものは感じてくれているかもしれません。
さぁ、いよいよ注目の一戦が始まります!
両チームスタメンです。
今日の日本はアジアカップ時のメンバーをベースに、ロシアW杯以来の復帰となる昌子源と山口蛍、初招集の鈴木武蔵をスタメン起用となりました。
コロンビアはハメス・ロドリゲスやラダメル・ファルカオといった注目選手も、順当にメンバー入りです。
2002年日韓W杯の際には日本側のメインスタジアムとして使用され、日本がW杯初勝利を挙げたロシア戦、そして何と言っても決勝のドイツvsブラジル戦の会場ともなりました。
立ち上がり4分、ルイス・ムリエルの折り返しに走り込んだセバスティアン・ビジャのダイレクトシュートがいきなりクロスバーに当たるというピンチを迎えた日本でしたが、その後は日本もスピードを活かした攻撃で応戦。試合は早い段階から中々オープンな展開で幕を開けます。
ボールポゼッションこそコロンビアが優位になったものの、左サイドでは中島翔哉が「中東に行ってもレベルキープは出来てるぜ!」的なところを見せ、右サイドでは堂安律が中に入る事で空いたスペースを室屋成が積極的に狙う事でサイド攻撃を活性化。鈴木武蔵も最後の詰めこそ甘かったものの、良い働きを見せて前半はやや日本ペース。
とはいえコロンビアも、サイドを起点に緩急をつけた攻撃を繰り出してきており、2トップのムリエル、ファルカオの位置まで持って来られる危ないシーンもちらほら。しかしアジアカップで一気に株を上げた冨安健洋と、W杯以来の代表復帰となった昌子がしっかりとディフェンスラインを締めて失点を許しません。
中々試合のスピード感を感じる、面白い展開の続いた前半でしたが得点は決まらず0-0で終了。一進一退のまま、後半へと進みます。
しかし後半、試合展開こそ日本もチャンスを作るなど互角と言える展開をキープしますが、前半と比べてコロンビアのスピードに苦しめられる展開が少し増え始めてしまいます。54分にはビジャのクロスにファルカオが合わせてネットを揺らしますが、これはハンドの判定によりノーゴール。
そして63分、途中出場のドゥバン・サパタのシュートが冨安の手に当たったという厳しい判定を取られてPKを献上。キッカーはファルカオ。GK東口順昭も反応はしましたが僅かに及ばずに先制点を許します。
先制点を許した日本は香川真司、乾貴士、小林祐希を立て続けに投入。更に代表デビューとなる鎌田大地、安西幸輝も投入。香川の復帰で注目された2列目の配置は右から乾、香川、中島という形となり、新たな攻撃ユニットで反撃を試みますが、良いところまでは行くものの、中々最後を詰め切れません。
アディショナルタイムには小林の意表を突いたパスに鎌田が抜け出したシーン、そして乾の折り返しに小林が合わせたシーンと2度の決定機を迎えますが、前者はオフサイド判定、後者はキーパー正面とゴールならず。
試合は最後まで同点弾は遠く、0-1と森保ジャパン発足後初めての完封負けを喫しました。
試合全般としては、結果こそPK失点の1点による0-1での敗北ではあったものの、中々見応えのある攻防が繰り広げられていました。
親善試合だったとはいえ、日本も積極的にチャンスを生み出す事は出来ていましたし、代表デビューとなった鈴木や鎌田も良いプレーを見せたりしていたので、収穫はそれなりに見受けられたと考えても良いでしょう。何度か香川に訪れかけたシュートシーン然り、最後の詰めがやや全体的に甘かったのが惜しいポイントでしたが、少なくとも悲観するような敗北ではなかったのは確かではないでしょうか。
守備陣に関しても、冨安と昌子という初めての組み合わせたとなったCBコンビを中心にしっかりと守れていましたね。サイドバックの位置が高めに設定されたいた事もあって、後半は少しコロンビアのスピードに苦しめられる展開も目立ちましたが、ここも修正はしていくべきだとしても評価を下げるほどのものでもないでしょう。
終盤は押し込んでいたので同点弾を奪いたかったところでしたが、ポジティブなところもあり悪くはなかったと思います。親善試合ですしね。次のボリビア戦こそ勝利を期待しましょう!
イチローの会見おもしろかった。
ではでは(´∀`)