玄米………
どーもこんばんは
さてさて、J2でエスナイデル監督解任の衝撃が吹き荒れている中、Jリーグは第4節が終了し、日本代表戦開催に伴う2週間の中断期間に突入しました。
まずは第4節終了時点での順位表を確認していきましょう。( )内の数字はここまでの獲得勝点です。
1位 FC東京(10)
2位 名古屋グランパス(9)
3位 大分トリニータ(9)
4位 サンフレッチェ広島(8)
5位 鹿島アントラーズ(7)
6位 ヴィッセル神戸(7)
7位 横浜F・マリノス(7)
8位 浦和レッズ(7)
9位 ガンバ大阪(6)
10位 北海道コンサドーレ札幌(6)
11位 湘南ベルマーレ(6)
12位 松本山雅FC(4)
13位 川崎フロンターレ(3)
14位 セレッソ大阪(3)
15位 サガン鳥栖(3)
16位 ジュビロ磐田(2)
17位 清水エスパルス(2)
18位 ベガルタ仙台(1)
第4節の試合で、開幕3連勝を飾った名古屋を直接対決の末に下したFC東京が首位に浮上。第4節終了時点で無敗のチームはFC東京、広島の2チームで、逆に未勝利のチームは仙台、清水、磐田、そして前年度王者川崎の4チームとなっています。尚、第4節で名古屋が敗れ、また3連敗を喫していた鳥栖が勝利した為、開幕から全勝及び全敗のチームはありません。
で、今回は中断期間企画という事で、この第4節…開幕から数試合を終えて、J1全18チームのスタートダッシュが成功したのか失敗したのか、を勝手に考察していこうと思います。よろしくお願いします。
昨シーズンも後半戦はちょこちょこやっていましたが、今シーズンも代表ウィーク中はこういう企画をやっていきたいなと。
スタートダッシュの成否は、大成功、成功、及第点、失敗、大失敗の5段階で評価させて頂きます。それではスタート。
監督 ミハイロ・ペトロヴィッチ(2年目)
2勝2敗 得点8 失点6 得失点差+2
第1節 vs湘南(A)●0-2
第2節 vs浦和(A)○2-0
第3節 vs清水(H)○5-1
第4節 vs鹿島(H)●1-3
スタートダッシュ→成功
2勝2敗と戦績としてはタイではあるが、昨年からの上積みもあって内容も洗練されている。
アンデルソン・ロペスや鈴木武蔵という新戦力がすぐさまフィットし、退団した都倉賢の穴を補って余りある活躍を見せたのは大きく、ここにチャナティップを加えた強力な攻撃ユニットも確立させた為、成績はトントンでもスタートダッシュには成功したと言ってもいい。
監督 渡邉晋(6年目)
1分3敗 得点3 失点7 得失点差-4
第1節 vs浦和(H)△0-0
第2節 vs横浜FM(A)●1-2
第3節 vs神戸(H)●1-3
第4節 vs湘南(A)●1-2
スタートダッシュ→大失敗
1分3敗で最下位、という数字を見ればこの評価になってしまう事は致し方ない。
特に心配なのが、渡邉監督が開幕から指揮を執った2015年以降の仙台は開幕からの4〜5試合でそれなりの勝点を積む事でシーズンの流れを手繰り寄せている感があった。この開幕ダッシュの遅れが、後々どう響くか。
監督 大岩剛(3年目)
2勝1分1敗 得点6 失点4 得失点差+2
第1節 vs大分(H)●1-2
第2節 vs川崎(A)△1-1
第3節 vs湘南(H)○1-0
第4節 vs札幌(A)○3-1
スタートダッシュ→及第点
開幕戦では昇格組の大分にまさかの敗戦。しかしなんやかんやでその後は立て直し、ACLも含めれば開幕戦以降は公式戦5戦負けなしとなった。
安西幸輝が日本代表に初招集されるほどに定着し、内田篤人がここまではコンスタントにプレー出来ている事は大きいが、やはりCBの層の薄さと、現状では良くも悪くもポイントゲッターが伊藤翔のみという状況は気掛かり。
監督 オズワルド・オリヴェイラ(2年目)
2勝1分1敗 得点3 失点3 得失点差0
第1節 vs仙台(A)△0-0
第2節 vs札幌(H)●0-2
第3節 vs松本(A)○1-0
第4節 vsC大阪(A)○2-1
スタートダッシュ→及第点
勝ち越している為に少なくとも開幕ダッシュに失敗した訳ではないが、かといって成功か、と言われるとそうとも思えない。
守備面での安定は見られるので、そこで最低限の結果を掴む事は出来ているものの、今季ここまで僅か3得点、しかもそのうち2つがPKという得点力不足は深刻。第4節で杉本健勇ご古巣C大阪相手に移籍後初ゴールを挙げた事が一つの起爆剤となればいいが…。
監督 長谷川健太(2年目)
3勝1分 得点6 失点2 得失点差+4
第1節 vs川崎(A)△0-0
第2節 vs湘南(A)○3-2
第3節 vs鳥栖(H)○2-0
第4節 vs名古屋(H)○1-0
スタートダッシュ→大成功
第4節で開幕3連勝中だった名古屋を下して現在単独首位。湘南戦こそ点の取り合いになったが、川崎、名古屋といった強力な攻撃陣を擁する相手を零封するなど、昨年に引き続き堅守を武器にしてスタートダッシュを成功させた。
とはいえ、昨年もFC東京は前半戦で躍進し、後半戦は嘘みたいに失速。一年を通じてこのペース…はさすがに無理でも、通年で安定した成績を残せるようにしたい。
監督 鬼木達(3年目)
3分1敗 得点3 失点4 得失点差-1
第1節 vsFC東京(H)△0-0
第2節 vs鹿島(H)△1-1
第3節 vs横浜FM(A)△2-2
第4節 vsG大阪(H)●0-1
スタートダッシュ→失敗
負け数は少ないので大失敗とは言えないが、川崎の戦力で未だ未勝利はやはり頂けない。
4試合に共通しているのが「川崎の内容は悪くない」という点だったが、FC東京戦、G大阪戦では決めるべき時に決められず、横浜FM戦では最後の最後で勝利を手放すなど、ここまで来ると「内容は良い」という事がかえってチームに焦りを生んでいる気もする。とにかくまずは1勝だ。
監督 アンジェ・ポステコグルー(2年目)
2勝1分1敗 得点7 失点7 得失点差0
第1節 vsG大阪(A)○3-2
第2節 vs仙台(H)○2-1
第3節 vs川崎(H)△2-2
第4節 vs大分(A)●0-2
スタートダッシュ→成功
昨季から取り組んできたハイライン・ポゼッションサッカーの完成度も高まり、加えて新外国人選手や三好康児、広瀬陸斗など日本人新加入選手も当たり、順調な滑り出しを見せたと言える。
しかしそれだけに、大分戦で呆気なく敗れてしまった事が悔やまれる。川崎戦で同点に追いついたような「昨季には無かった強さ」を取り戻せば、上位進出も目指せるか。
監督 曹貴裁(8年目)
2勝2敗 得点6 失点5 得失点差+1
第1節 vs札幌(H)○2-0
第2節 vsFC東京(H)●2-3
第3節 vs鹿島(A)●0-1
第4節 vs仙台(H)○2-1
スタートダッシュ→成功
2勝2敗という数字で、敗れた相手が鹿島と現在首位のFC東京という点を見れば悪くないスタート、どちらかと言えば成功の部類と言えるスタートを切れたと思う。
仙台戦が特にそうだが、勝つべき試合でしっかりと勝ちを拾えているところは、まず少なくとも今季の残留争いの上では大きなアドバンテージになるだろう。後は残留争いではないステージで戦えるかどうかだ。
監督 反町康治(8年目)
1勝1分2敗 得点2 失点3 得失点差-1
第1節 vs磐田(A)△1-1
第2節 vs大分(A)○1-0
第3節 vs浦和(H)●0-1
第4節 vs広島(A)●0-1
スタートダッシュ→及第点
松本が昇格組である事とアウェイゲームが続いた事を顧みれば、4試合で勝点4という数字は悪くない。何より、大分との昇格組対決で勝点3をもぎ取った事は高評価出来る。
守備はJ1でも今のところそれなりに機能している。しかし問題は攻撃陣。これからも長く続くリーグ戦では守備も勿論だが、得点を取る事も求められるので何とかしたい。
…はい、今回は前編という事で9チーム分を書き連ねました。次回もよろしくです。
エスナイデル、エジリズム…。
ではでは(´∀`)