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天国から地獄へと〜J1第5節 ガンバ大阪vsヴィッセル神戸 マッチレビュー〜

スポーツ球団歌ロック風にアレンジしてみたシリーズ、現在ガンバ大阪の「奇蹟の絆」と阪神タイガースの「六甲おろし」をInstrumental verを含めて4種類ご用意しています。是非…。

 

どーもこんばんは

 

 

 

さてさて、プロ野球も開幕し、本日からサザンオールスターズの40周年ツアーも始まるのですが、今回のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第5節、ガンバ大阪vsヴィッセル神戸です!

 

 

 

「得点は取れるけど失点もする」という展開を第3節まで続けていたガンバ。しかしシステムを4-2-3-1に変更して挑んだ前回王者川崎との第4節では、GK東口順昭を中心に川崎の攻撃を抑えつつ、終了間際に三浦弦太のゴールで見事な勝利を収めました。

今日の試合、相手はアンドレス・イニエスタダビド・ビジャルーカス・ポドルスキという世界のスーパースターを集めたヴィッセル神戸狙うはただ一つ、今季リーグ戦ホーム初勝利です。

 

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チケットが完売した満員のパナスタで、熱い関西ダービーが今、幕を開けます。

両チームスタメンです。

 

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ガンバはルヴァン杯第2節の松本山雅FC戦から採用している、倉田秋ボランチ遠藤保仁をトップ下、アデミウソンを左ハーフに三浦弦太を右サイドバックに置いた4-2-3-1のシステムを続けて採用。

一方の神戸はVIPトリオや古巣対戦となる初瀬亮、日本代表にも選ばれた山口蛍や西大伍の他に、FCバルセロナから獲得したセルジ・サンペールが初スタメンとなりました。

 

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本日はパナスタ現地観戦。大雨でしたがチケットは完売で、パナスタ開場後最多の入場者数となりました。

 

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前半立ち上がり、完全にペースを握ったのはガンバでした。開始2分のファン・ウィジョのシュートを皮切りに再三のチャンスを作り、7分には菅沼駿哉、8分にはキム・ヨングォンがそれぞれCKから惜しいシュートを放ちます。

 

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迎えた10分、ハーフェーライン辺りでボールを受けた小野瀬康介がそのまま一気に前線に持ち上がると中央へ折り返し。ワンバウンドしたボールでしたが、この低めのクロスボールをアデミウソンが見事なハーフボレーで決め切ってガンバが1点先制。

 

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満員のスタジアムのボルテージはぐんぐん上がり、ガンバもパーフェクトな試合運びを見せて立て続けにチャンスを作ります。最近導入した4-2-3-1システムは全員のハードワークの意識の高さは勿論ですが、それよりもスペースを巧く使う、スペースをしっかり埋めるという意識が抜群に働いており、それが両サイドバックがとにかく高いポジションを取る神戸にぴったりとハマった事で、14分の遠藤のシュートなど立て続けに流動的な攻撃からチャンスが生まれました。

 

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まさにその象徴とも言えたのが24分、パスを受けようとしたイニエスタを絶妙なタイミングで菅沼が潰すと、そのままマイボールにして前線へ縦パス。これに抜け出したファン・ウィジョがGK前川黛也との1対1を制して2-0!

 

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その後も再三に渡ってチャンスを作り続けたガンバ。開始40分までのガンバは、間違いなく今季…いや、近年最高とも言えるほどの出来でした。しかし前半終了間際にセットプレーのこぼれ球をポドルスキに叩き込まれて1-2。

更にアディショナルタイムにはディフェンスラインの乱れから古橋享梧に決定的なシュートを打たれ、これはクロスバーに救われたものの、一抹の不安を残して後半に迎えます。


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前半はガンバのパーフェクトゲームでしたが、そこはさすがスペインの知将ファン・マヌエル・リージョ。神戸に修正を施し、加えてガンバの運動量が少しずつ落ち始めたタイミングから試合は一気に互角の展開に移ります。後半開始早々、左サイドを抉ったポドルスキのクロスに、匠の技とも言えるオフ・ザ・ボールの動きでマークを外してフリーになったビジャが頭で合わせて神戸に後半早々に同点に追いつかれてしまいます。

 

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しかしこれまでの4試合で、基本的には試合を優勢に進め続けていた神戸に対し、試合のペースはガンバにある展開が続き、試合は更に白熱した戦いで終盤戦に突入。37000人を超える観衆が、試合の展開に一喜一憂を繰り返す最高のムード。

 

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そして攻め続けたガンバは遂に72分、小野瀬のパスを受けたファン・ウィジョが得意の位置からシュート。これはGK前川の好セーブに阻まれたものの、こぼれ球は遠藤ヤット大先生の超絶冷静スーパーセクシーエロパスによってゴール前へ。これを倉田が落ち着いて押し込んでガンバが勝ち越し!3-2!最高や!最高や!!!!

 

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しかし…序盤から飛ばしに飛ばしたガンバ。次第に各ポジションでどんどんガス欠が発生し始めると80分、ポドルスキの絶妙なロングパスを古橋が藤春廣輝を振り切って抜け出し中央へ折り返し。これを途中出場の田中順也が流し込んで試合は再び振り出しに。

 

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終盤戦…なんとか勝ち越し点を奪いたいガンバは、満身創痍の中攻め込み続けます。遠藤のCKから再び菅沼が惜しいシュートを放つなどしますが、4点目が遠く遠く…。

 

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そして運命の瞬間はアディショナルタイム直前、ペナルティエリア内の混戦からボールを奪った古橋が折り返すと、このボールをダイレクトでゴール左隅に流し込んだのはまたしても田中順也…。あまりにも絶望的なゴール…慌てて渡邉千真田中達也米倉恒貴を投入したものの時すでに遅し…満員の中、雨中の激闘は3-4。神戸が勝利し、ガンバはホーム3連敗となってしまいました。

 

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悔しい…ただただ悔しい…。神戸に対して、試合の主導権は握れていました。ガンバにしても神戸にしても、後半は特に守備をもはやガン無視したような展開で第三者からしたらめちゃくちゃ面白かった試合でしたし…実際私も、途中まではめちゃくちゃ楽しかったし…。

 

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正直なところ、既に様々なところで言及されているように少し選手交代のタイミングを逃した事がポイントだったかなぁ…と思います。

実際、特に前半は完璧な試合でしたし、選手交代によってバランスを崩したくない気持ちは分かるのですが、前半にイニエスタを潰しまくる攻守を連発した高宇洋は前半終了間際のイエローカード以来少し萎縮したようになってしまいました。そして全体的な運動量の低下から「プレスが効きにくくなる」という事態になった事が、攻撃はまだまだ機能しても神戸にも攻める隙を与えるノーガード的な戦局を招いてしまったと言えるでしょう。遅くとも3-2になったタイミングで、高→今野泰幸の交代カードは切るべきだったと思います。

 

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内容は確かに面白いものだったのでネガティヴになる必要は無いと言えば無いのですが、とはいえ修正すべきポイントは多かったと思います。何より、今日の負け方は精神的にくるものが…なんとか次の試合、立ち直りたいところです。

今日の観戦日記はまた後日更新します。

 

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はぁ…。

ではでは(´∀`)