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白熱のパナスタにて〜J1第8節 ガンバ大阪vs大分トリニータ マッチレビュー〜

浦和vs神戸のマッチレビュー仕上げながらサンガの後半見る→今からガンバのマッチレビュー書く。

 

Jリーグで潰れる午後。

 

どーもこんばんは

 

趣味って怖い。

 

どーもこんばんは

 

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー2本目はこちら、明治安田生命J1リーグ第8節、ガンバ大阪vs大分トリニータの一戦です。

 

 

 

マリノス名古屋神戸浦和宮本恒靖監督の下、GAMBAISMをスローガンに掲げた今季のガンバに待ち受けていたのは開幕からホーム全敗という屈辱的な事実でした。今宵、Panasonic Stadium Suitaで行われるカードはリーグ戦では平成最後となるホームゲームです(ルヴァン杯では磐田戦がある)

 

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令和の時代に、今季パナスタ未勝利で突入していいものか?いいや、良い訳がない!対戦相手の大分は昇格組ながら今季絶好調…今こそGAMBAISMを体現し、現在アウェイ全勝中の大分を叩きましょう!

…えっ、てことは今日ってホーム全敗vsアウェイ全勝の試合なの…?

 

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大分が前回昇格した2013年はちょうどガンバがJ2で入れ違いになる形だった為、この対戦カードは2009年以来実に10年ぶりとなります。

両チームスタメンです。

 

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ガンバは今シーズン初めてファン・ウィジョ、アデミウソン小野瀬康介がベンチスタート。代わりに渡邉千真田中達也藤本淳吾を起用し、3-4-2-1システムで戦いに挑みます。

大分の片野坂知宏監督は選手としてもガンバOBかつ、2007〜2009年は西野朗監督の下、2014〜2015年は長谷川健太監督の下で多くのタイトル獲得に貢献してくれた監督です。現役時代はガンバで宮本恒靖監督とチームメイトでしたし、片野坂監督自身にも何か特別な感情があるかもしれません。

 

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前述した2009年のもはや直近と言えない直近の大分との試合ではガンバが当時のホーム万博記念競技場佐々木勇人のゴールで1-0で勝利しました。ちょうどこの時のガンバはホーム公式戦6連敗を喫しており、大分相手のこの勝利を挙げて以降調子を上げていったという歴史があります。その再現を、今…!

 

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スピーディーな攻撃を仕掛けてくる大分に対し、ガンバは3バックを敷いてリトリート気味に大分の攻撃に対処します。その結果、ボールポゼッションは大分に圧倒的に持たれる事にはなりましたが、決定的なチャンスは殆ど与えずに試合は進みます。

 

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しかし今日の3-4-2-1システムは去年の横浜F・マリノス戦と同様に、リトリートにする事で大分を前に釣り出し、後半からファン・ウィジョとアデミウソンを一気に入れて打開していく…というプランだったと思います。しかし21分に渡邉千真が負傷退場となってしまい、ファン・ウィジョの早期投入を余儀なくされ、試合前のプランは若干崩れてしまう事に。

 

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そしてその直後の25分、松本怜のクロスをGK東口順昭がパンチングしたところ、そのボールがちょうどオナイウ阿道に当たってしまってゴールイン。果たしてあれは手なのか肩なのか胸なのか…何にせよ、不運な形で失点を喫してしまいます。

リトリート気味に試合を進めながらもチャンスは作ったガンバでしたが、得点には至らず前半は1点ビハインドで終了。

 

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後半が始まると、ガンバはファン・ウィジョの早期投入で若干予定は狂ったものの、それでもプラン通りにアデミウソンを後半頭から投入。59分には小野瀬康介を投入し、プラン通り後半から一気に仕掛けていきます。そしてプラン通り、後半はここからガンバの一方的な展開がスタート。

 

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途中交代組3人の推進力に加え、一度流れを得た事で倉田秋も積極的に飛び出して行けるようになるとガンバの波状攻撃が始まります。しかし66分の小野瀬のシュート、そのプレーで得たCKから三浦弦太のヘッドはGK高木駿のファインセーブに阻まれ、67分の小野瀬の決定機はDFのブロックに遭い、68分のファン・ウィジョのシュートはクロスバー1分単位で訪れる決定的なチャンスをことごとく活かし切れません。

 

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しかしそんな中遂に71分、キム・ヨングォンのフィードが今季J1の波状攻撃を受け続ける展開に慣れていないDF陣のミスを誘います。そしてそのこぼれ球を見逃さなかったのが我らがマスター・オブ・ガンバ・遠藤保仁大先生!

右足から放たれたシュートはDFに当たってコースが変わりゴールイン!これで遠藤はプロ入り22シーズン連続ゴールとなり、偉大なる記録を達成するゴールは貴重な同点弾となりました!

 

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後半は圧倒的に攻め立てたガンバですが、試合が振り出しに戻ると大分も息を吹き返します。試合の流れは一気にアップテンポになり、今度は大分の激しい攻撃のターンが続きます。試合は更に激しい展開を見せ、手に汗握る攻防戦に。

 

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アディショナルタイムでもどちらに転ぶかわからない展開で、最後に大チャンスを掴んだのは大分。絶好調男藤本憲明ペナルティエリア内でシュートを放ちますが、これは菅沼駿哉が身を呈したブロックで阻止し試合は1-1で終了。今季のガンバのホーム全敗記録、大分のアウェイ全勝記録は共に途切れ、ガンバの連敗は3でストップしました。

 

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前半を3-4-2-1でリトリート気味に展開し、後半からエース級の選手を一気に投入して畳み掛けるという昨年のマリノス戦でも実施した作戦は、少し計算外のアクシデントもあったとはいえ、内容的には相当上手く行ったと思います。マリノス戦の時と同様にに、全選手がしっかりとゲームプランを共有し、それを完璧に遂行出来ていたので尚更勝ちたかった…という想いはありますが、何よりも連敗を止めたという事でポジティブに捉えていいでしょう。後半はチームがイケイケ押せ押せになる中で、菅沼とキム・ヨングォンの粘り強い守りも素晴らしく、特にアディショナルタイムの菅沼のブロックはファインプレーでした。

 

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一方の大分ですが、前述のように片野坂監督はガンバのコーチとして、西野ガンバでも長谷川ガンバでもコーチとして多大なる貢献をしてくれた方です。そんな片野坂監督が作り上げた今季の大分トリニータという魅力あるチームが、このパナスタでガンバと今日のこの激闘を繰り広げた事は感慨深さもありました。平成最後のパナスタに相応しい、見応えのある好ゲームでしたね。

 

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それではここで、明治安田生命J1リーグ第8節終了時点での順位表を確認しましょう。

 

1位 FC東京(20)

2位 サンフレッチェ広島(17)

3位 名古屋グランパス(16)

4位 大分トリニータ(16)

5位 鹿島アントラーズ(14)

6位 浦和レッズ(14)

7位 川崎フロンターレ(13)

8位 北海道コンサドーレ札幌(12)

9位 横浜F・マリノス(12)

10位 松本山雅FC(11)

11位 ヴィッセル神戸(10)

12位 湘南ベルマーレ(10)

13位 清水エスパルス(8)

14位 セレッソ大阪(7)

15位 ガンバ大阪(7)

16位 ジュビロ磐田(6)

17位 ベガルタ仙台(4)

18位 サガン鳥栖(4)

 

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昨日、FC東京サンフレッチェ広島との直接対決を制した為に単独首位に浮上。これにより、現在も無敗をキープしているチームはFC東京のみとなりました。

下位争いだと、今節も松本山雅FCに1-0で敗れたサガン鳥栖は開幕から8試合で僅か1ゴールと深刻な得点力不足に苦しんでいます。

 

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ちなみに一応、パナスタは平成の間にルヴァンの磐田戦があるよ。

ではでは(´∀`)