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神の子が神となる時〜フェルナンド・トーレス引退に思う〜

おうこら、オリンピック落ちたぞ。

 

どーもこんばんは

 

 

 

さてさて、本日、Jリーグに大きなニュースが舞い込んできました。

 


 

フェルナンド・トーレス、現役引退。

 

 

 

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昨季途中からサガン鳥栖に加入したトーレスは、シーズン終盤にはキャプテンマークを巻き、鳥栖のJ1残留に大きく貢献しました。今季は開幕からキャプテンを務め、また監督のルイス・カレーラストーレスと旧知の間柄だった事もあって更なる活躍が期待されたのですが、今季は特に負傷に苦しみ、復帰後もコンディションは中々上がらず、金明輝監督就任後はキャプテンも交替し、ベンチスタートが続くなど難しいシーズンが続いていました。

そんな中で、5月頃からメキシコのクラブに移籍する可能性などが報じられてきたトーレスでしたが、21日の朝にトーレスが少なくとも鳥栖は退団する可能性が高い事を一部スポーツ紙が報道。そして同日の14:00、トーレス本人が自身のSNSで現役引退を発表し、それに続いてサガン鳥栖も公式にトーレスの現役引退を発表しました。詳しい事は、23日に東京で開かれる記者会見にて語られるそうです。

 

 

 

私がサッカーを見始めたのは2005年。もう14年前です。あの年にデビューした選手もすっかり30歳を越えて、サッカーを見始めた頃に活躍していた選手の多くは引退という道を選び、ガンバの宮本恒靖監督しかり、もう監督にまでなっている人もいるほど。

そんなサッカーを見始めたばっかりの頃、ロナウジーニョ率いるFCバルセロナ、ジネディーヌ・ジタンやロベルト・カルロスデイヴィッド・ベッカムらを擁したレアル・マドリードに対して、21歳の若さでアトレティコ・マドリードを牽引し、一気にスターダムにのし上がっていったフェルナンド・トーレスという選手の存在は凄く印象的でした。ルックスの華々しさも相まって、その活躍ぶりは当時まだ小学校も低学年だった私にも大きく突き刺さりました。

初めてEUROを観た2008年、クアトロ・フゴーネスと呼ばれた中盤を擁し、そこから生まれるチャンスをダビド・ビジャ、そしてトーレスのどちらかが仕留めてみせる鮮やかなサッカーはまさしくサッカーの新時代を予感させるものでしたし、今思えばトーレス自身は、どちらかと言えばティキ・タカには合わないプレースタイルだったかもしれないけれど、でも勝負どころで確実に決めてみせるトーレスはビジャとの対比も合わせてとても魅力的だったのはサッカーファンなら誰しもが思った事ではないでしょうか。

 

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小学校の時に在籍していたサッカークラブでもトーレスファンは多く、中学時代にサッカー部でWCCFが流行った時は、08-09シーズンのベストイレブントーレスを持っている者は一目置かれたほど。多分、私と年齢が近い人間にとって、フェルナンド・トーレスという選手に対する思い入れはかなり強い人が多いと思います。

そんなトーレスJリーグに来る…ディエゴ・フォルランルーカス・ポドルスキアンドレス・イニエスタを経験していた為、天地がひっくり返るほど驚いた訳では無くとも、あのトーレスが、ウイイレのマスターリーグやサカつくで、頑張っても頑張ってもJリーグになんて全然来てくれなかったトーレスが、しかも10年前にはJ2でようやく中位で落ち着くようになったばかりだったような鳥栖に入団と言うんですもの。トーレスが観れる!という純粋な喜びと同時に、鳥栖ファンじゃないけれど、どこかエモーショナルな気持ちになった事を思い出します。

 

 

ですから、ノエビアスタジアム神戸トーレスを初めて生で観た時の感動は大きかったですね。しかも、対戦相手には盟友であるイニエスタも居た訳で。そしてその3ヶ月後に改めて観に行った神戸vs鳥栖には、前述の試合でも居たポドルスキに加えてビジャもそこに加わった訳で。トーレスが伝説となった、あのEURO2008の決勝に出場した選手が4人、同じピッチに立っていたと。現実を見ている気分にならないくらい、試合以上に輝かしい時間だったのかもしれません。

 

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パナスタトーレスを観ることは出来なかったし、まだまだJリーグでやってほしかった、なんて寂しい気持ちは当然あるものの、同時にあれほどの選手が現役としての最後の地にJリーグを選んでくれたという事は、いちぺーぺーのファンとしてもどこか嬉しい気持ちがあります。

なんか凄くぐちゃぐちゃなブログになりましたがとりあえず最後に…Gracias,Fernando Torres!!

 

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なんかラストゲーム神戸戦説あるけど、さすがにそれはエモすぎる。

ではでは(´∀`)

 

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