毎年この季節になると決まったようにムスカ負けるけどなんやあいつ、猛虎魂でも持ってんのか?
どーもこんばんは
天空の城ラピュタ、今夜21:00〜。
さてさて、日本代表メンバーも発表された本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第25節、名古屋グランパスvsFC東京の一戦です。
久保建英、チャン・ヒョンスが退団したとは言え、粘り強く戦って首位はキープしているFC東京。怒涛のアウェイ8連戦に突入し、間違いなくFC東京のみならず今季のJリーグを占う意味でも大きな期間となります。
一方の名古屋はここ最近大スランプ。第22節で川崎を3-0で下したかと思えば松本に取りこぼし、そして第24節では横浜FMに大敗。残留争いに巻き込まれる可能性も否定出来ない中、首位相手にどのような試合を見せるのでしょうか。
両チーム共に古巣対戦となる選手もちょこちょこいますね。
両チームスタメンです。
本日の会場は愛知県名古屋市、パロマ瑞穂スタジアムです。
ラグビーW杯の都合上、味の素スタジアムが使えないFC東京がアウェイ8連戦になる事は何度も言われていますが、名古屋のホームスタジアムである豊田スタジアムもラグビーW杯に使用される事になっているので使用する事が出来ません。しかし名古屋は瑞穂とホームスタジアムが2つある状態なので問題なく戦えますね。何か皮肉な…。
本日はフライデーナイトJリーグ対象試合。来場者には金のベースボールシャツが貰えたとの事。
試合は戦前の予想通りパスを繋ぎながら打開策を試みる名古屋に対し、FC東京はしっかりブロックを組んでカウンターによる好機を伺う展開に。そしてその構図通りに名古屋がボールを保持しますが、FC東京の統率された守備を前にチャンスまでは創出出来ません。
そしてその展開を象徴するかのように29分、自陣深くでボールを奪ったFC東京は素早くFWの永井謙佑までボールを繋ぎ、そのままカウンター。駆け上がった永井のパスを受けたディエゴ・オリヴェイラが藤井直也に倒されてPKを獲得すると、これをD・オリヴェイラ一度は弾かれたものの自ら決めてFC東京が先制点。
その後もボールを支配し続けたのは名古屋。しかし先制した事で更に余裕の出来たFC東京は自陣でどっしりと構えて恐ろしいほど穴を作る事なく1点リードを保ったまま、前半はFC東京のゲームプラン通りとも言える展開で1-0で終えます。
後半から名古屋は前田直輝を投入し、FC東京は三田啓貴を投入。先に歓喜に沸いたのはまたしてもFC東京の方でした。49分、東慶悟、永井と繋いだボールを高萩洋次郎がシュート。一度はランゲラックに阻まれたものの、こぼれ球を自ら押し込んでFC東京が名古屋の出鼻をくじく追加点をゲット。
2点ビハインドを負った名古屋は長谷川アーリアジャスールを下げて赤崎秀平を投入して2枚目の交代カードを切りますが、追い討ちをかけるかのようにGKミッチェル・ランゲラックが66分、三田のシュートを止めた際に足を痛めて負傷退場。絶対的守護神を欠くと共に予期せぬ形で交代枠を使い切る事に。
降ったり止んだりの雨の中、FC東京の鋭いカウンターを喰らいながらも何とか打開する術を見出したい名古屋は83分、ジョアン・シミッチのパスを受けた前田がカットインから左足でシュート。これがGK林彰洋の後逸を誘って1点を返します。
1点を取った事で前半は完全に封じ込められていた名古屋も少しずつ勢い付き始め、ジョーをターゲットに果敢にパスやクロスを供給していきます。試合をヒートアップさせ、どちらに転ぶか…というところまでは持ち直したものの時既に遅し…リードを守りきったFC東京が首位固めに、大きな勝利を挙げました。
FC東京は実に効率良く試合を進めたと思います。名古屋がポゼッションを重視していたのはわかっていたでしょうし、持たせるところは持たせて上手く対処する事で名古屋を悪循環へ引きずり混んでいました。アウェイ8連戦は厳しい道のりにはなりますが、アウェイ戦を勝ち抜くには今日のサッカーは理にかなっていると言えるでしょう。
一方の名古屋は悪循環というか、停滞感を大きく感じる試合でしたね。終盤は猛攻を仕掛けようとはしていたものの、結局のところ前田の得点シーンを含めて本当に危険なエリアには全く侵入出来ず(それはFC東京だったからってのはあったとしても)、頼みのジョーもどこか精彩を欠く今は残留争いの事も本格的に考えなければならなくなりつつある事は、もう誰もが察しつつあるかと…。
ヴァールス。
ではでは(´∀`)