今度またブログ書くかもしんないけどわかさスタジアムに観に行くつもりだったオリックス戦が雨に流された事だけご報告。
どーもこんばんは
というわけで先日更新したものの続き、J1ラスト9節&代表ウィーク期間恒例のJリーグ連載企画、夏の補強は勝ち組か?負け組か?診断Part2です。
詳しくは前回のPart1を観て頂きたいのですが、基本的には「勝ち組」「負け組」「様子見」「目立った動きなし」の4段階判定でいきます。それでは今回は横浜FMからです。
第25節終了時の順位→3位
ルヴァン杯→グループステージ敗退
天皇杯→ベスト16進出
監督→アンジェ・ポステコグルー(2年目)
補強診断→様子見
主な獲得選手
MF 渡辺皓太←東京V
FW エリキ←パルメイラス(レンタル)
FW マテウス←名古屋(レンタル)
主な退団選手
GK 飯倉大樹→神戸
MF 天野純→ロケレン(レンタル)
MF 三好康児→川崎(復帰)
マリノスは今夏の移籍市場で最も動きのあったチームの一つで、獲得も放出も結構な人数が名を連ねています。昨季の畠中槙之輔同様、伊藤槙人、渡辺皓太といったJ2で活躍している選手を獲得。エジガル・ジュニオの負傷退場は痛手でしたが、そこにすぐさまエリキを補強してくるなど今夏のマリノスフロントの動きは評価に値すると言えるでしょう。
ただ蓋を開けてみるとマリノスは少し調子が落ちてきているのも事実で、夏の新戦力組もエリキ以外はまだ確固たる存在感を見せる事は出来ていません。それに加えて天野純、三好康児の2人が退団してしまっているので、精力的に動きはしたものの勝ち組とは言い切れないか…と言うべきところではないでしょうか。
第25節終了時の順位→10位
ルヴァン杯→グループステージ敗退
天皇杯→2回戦敗退
監督→高橋健二(代行)
補強診断→負け組
主な獲得選手
MF 山田直輝←浦和(レンタル)
FW クリスラン←SCブラガ(レンタル)
FW トカチ←レヴァークーゼンU-19
主な退団選手
MF 武富孝介→浦和(復帰)
MF レレウ→水戸(レンタル)
MF 秋野央樹→長崎(レンタル)
復帰してから10番を背負う事になった山田直輝やトカチも現状ポジションを掴んでいる訳ではなく、最も期待出来たクリスランは負傷離脱。ここに武富孝介まで退団した以上、補強診断は負け組と評さざるを得ないと言えるでしょう。そして何より、今の湘南に渦巻くのは曹貴裁監督のパワハラ問題の決着が読めない事です。この問題が曹監督の残留に落ち着いたとしても、チームに動揺と混乱が解消される訳ではない事は確かだと思います。
この曹監督の問題は湘南にとって単なるパワハラとして処理し切れない問題があって…パワハラの件に関しては、私としてはどちらの言い分が正しいか…という事は今の段階では何とも言えません。シロかクロでクロという結論に至るのなら、それ相応の裁定は下されるべきでしょうし。ただどちらにしても、ここ数年の湘南が良くも悪くも曹監督ありきとも言えるチームだった事は事実であって、その曹監督が解任となった場合、湘南にとって戦力以上のダメージが大きい事は確かでしょう。
それも含めて、今夏の一連のマーケットで一番負け…と言わざるを得ないのは湘南だったと思います(念の為に補足しますが、あくまで湘南に於ける曹監督の影響の強さという事を言いたいだけなので、今回の件に関して擁護も批判もしている訳ではありません)。
第25節終了時の順位→17位
ルヴァン杯→グループステージ敗退
天皇杯→2回戦敗退
監督→反町康治(8年目)
補強診断→様子見
主な獲得選手
DF 水本裕貴←広島(レンタル)
MF 山本真希←千葉(レンタル)
FW 阪野豊史←山形
主な退団選手
FW 山本大貴→岡山(レンタル)
FW 前田大然→CSマリティモ
松本のように小規模なクラブであれば尚更、エース前田大然の海外移籍は慰留しようが無かったでしょうから、それを思えば穴埋め補強などを含めて比較的上手く立ち回ったなと思います。その結果戦力ダウンもそこそこ抑える事が出来ましたし、山形から獲得した阪野豊史は早速チームにフィットし、広島からレアンドロ・ペレイラと引き換えに獲得した水本裕貴はさすがの存在感を見せています。
第24節では浦和に対して久し振りの勝利を挙げた事で残留争いは更に混沌とし始めました。一時期は磐田と2枠決まりと思っていたところ、盛り返してはいるので厳しいとは思いますが残留可能性が低過ぎる訳ではないでしょう。
第25節終了時の順位→13位
ルヴァン杯→グループステージ敗退
天皇杯→ベスト16進出
監督→篠田善之(1年目)
補強診断→様子見
主な獲得選手
FW ジュニオール・ドゥトラ←SCコリンチャンス・パウリスタ
主な退団選手
DF ヴァンデルソン→アトレチコ・パラナエンセ(復帰)
MF 西村恭史→岡山(レンタル)
FW 北川航也→SKラピード・ウィーン
吉本一謙と福森直也の獲得は決して「即戦力補強!」という訳ではありませんが、「痒いところに手が届く」という意味では堅実な補強だったと思います。六反勇治の離脱に伴うGK補強も、大久保択生はシーズン途中に補強出来る日本人GKという条件下では上位のレベルと言える選手ですので、守備陣の補強は上手く進んだのかなと。
しかしここ3試合で14失点を喫するなど効果というよりは尚の事守備崩壊を喫してしまっている事に加えて、また一時期は爆発的な破壊力を誇った攻撃面に目を向けるとドウグラスとの相性が良かった北川航也の海外移籍が結構尾を引いている印象です。ドゥトラもまだ本領を発揮しているとは言い難いですし…補強の効果が果たして出るのかどうか、様子見とは言いますが、むしろ機能してくれなきゃ困るという事を今痛感している事でしょう。
第25節終了時の順位→18位
天皇杯→ベスト16進出
監督→フェルナンド・フベロ(1年目)
補強診断→様子見
主な獲得選手
DF ファビオ←フリー
主な退団選手
FW 小川航基→水戸(レンタル)
FW ロドリゲス→ディナモ・キエフ
単純に即戦力を多く獲得出来た、この点に於いては立派な働きを見せたと思うので、少なくとも負け組にはならないでしょう(開幕前にやっとけというツッコミは一旦置いといて)。無所属の期間が長くてコンディション面が不安視されていたファビオも思っていたより調子も悪くなさそうでしたし。
一方で、補強のポイントが果たしてそこだったのか?という部分は多いです。磐田の問題が守備より攻撃である事は明らかで、特に一番獲得するべきは守備から攻撃に切り替える事が出来る選手、MFとFWを繋ぐ事が出来る選手です。それが叶わないのであれば独力で運べるロドリゲスは何としても残さなければならなかったのではないでしょうか。
正直なところ、混戦になりつつある残留争いに於いても私を含めて「降格の1枠は磐田」と思っている人が多いのは割と共通認識になりつつあります。人は取ったけど補強ポイントとして正しいのかは何とも言えず、そして監督も交代して間もない磐田には消極的な意味での「様子見」と言うしかないでしょう。
第25節終了時の順位→9位
ルヴァン杯→ベスト8進出
天皇杯→2回戦敗退
監督→風間八宏(3年目)
補強診断→負け組
主な獲得選手
MF 深堀隼平←ヴィトーリアSC(復帰)
主な退団選手
DF 菅原由勢→AZアルクマール(レンタル)
MF 相馬勇紀→鹿島(レンタル)
昨季は夏の大量補強をきっかけに巻き返していった名古屋。今夏もいち早く太田宏介を獲得するところまでは良かったのですが、それ以外でこれといって効果的な補強を出来なかったばかりか、マテウスと相馬勇紀が退団してしまい戦力値はダウン。名古屋にしては珍しく、夏の移籍市場は負け組と言える立場に陥ってしまいました。
チームとしても、3バックと4バックのどちらを採用するかが固まっていない事もあって太田もどこか宙ぶらりんになっていますし、今は全てが手詰まりになってしまっている名古屋も残留争いが現実味を帯びて来ているので、ある意味で後半戦のキーマンになりかねない存在となりつつあります。
Part3に続くゥ!
ブルブルブルブルアイッ・アイ、ブルベリアイッ…。
ではでは(´∀`)