私は確信している。
ロシアW杯観戦記は
多分今年中に終わらない。
どーもこんばんは
さてさて、J1リーグは第26節を終えた時点でインターナショナルウィークでは無いもののまた2週間の中断を挟み、次節第27節は9月28日となっております。それではここで第26節終了時点での順位表を確認してみましょう。
1位 FC東京(53)
2位 鹿島アントラーズ(52)
3位 横浜F・マリノス(48)
4位 川崎フロンターレ(44)
5位 サンフレッチェ広島(43)
6位 セレッソ大阪(43)
7位 北海道コンサドーレ札幌(39)
8位 大分トリニータ(39)
9位 ヴィッセル神戸(32)
10位 清水エスパルス(32)
11位 名古屋グランパス(31)
12位 ガンバ大阪(31)
13位 湘南ベルマーレ(31)
14位 ベガルタ仙台(31)
15位 浦和レッズ(31)
16位 サガン鳥栖(27)
17位 松本山雅FC(24)
18位 ジュビロ磐田(18)
現在の首位はFC東京。攻撃のキーマンだった久保建英が退団してからも、昨季とは違ってディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑のツートップが機能し続けており、第8節に首位に立ってからは一度も2位に落ちる事なく首位をキープし続けています。しかし、第26節でそのFC東京との直接対決を制して勝点3を1にまで詰めた鹿島、4位広島との「FC東京追撃」に向けた直接対決を制した横浜FMもじわじわと追い上げて来ているので、一時はFC東京が独走状態だった上位争いもかなり接戦になって来ましたね。
一方、下位争いに目を向けると此方は大混戦も大混戦。いや、混戦というよりも状況としては完全にカオス、カオスです。
なんにせよ、残り8試合となったJリーグは終盤戦に向けてますます見逃せない、瞬き厳禁の展開が上位も下位も訪れていると言えます。
…で、じゃあ今回のブログは何をしましょうと言いますと、残り8試合となったJリーグの今後をポイント毎に展望&順位予想していきたいと思います。
今回はテーマを①優勝争い②ACL圏内争い③残留争いに分けて書き進めさせて頂きたい所存です。対象チームの横に付いている矢印は
↑好調気味
→どちらでもない
↓不調気味
…という意味になっております。
それではまずは優勝争いから見ていきましょう。
①優勝争い
対象チーム:FC東京(↓)、鹿島(↑)、横浜FM(↑)、川崎(→)
優勝争い考察のポイント
・FC東京はアウェイ8連戦をどう乗り切るか?
・川崎はスランプを脱したのか?
前述の通り、FC東京は第8節に広島との直接対決を制して首位に浮上して以降一度も2位に落ちる事なく首位をキープし続けています。昨季はディエゴ・オリヴェイラ依存が深刻化し、夏以降大スランプに陥って最終的には6位に終わったFC東京ですが、今季は永井謙佑が絶好調でマークが分散化されている事もあり、昨季のような事態には至っていません。一方で、夏に久保建英が退団してから攻撃の核を失った事で勝利ペースが落ちてきている事もまた事実。更に第26節で2位鹿島がFC東京との直接対決を制した事により、一時はFC東京の独走状態となっていた優勝戦線はここに来て大混戦となっています。優勝争いはFC東京と鹿島に加え、FC東京を勝点差4で追う横浜FM、可能性は厳しくなっているものの、首位FC東京と勝点差9の川崎の4チームに絞られたと言えます。
この優勝争いに於いて大きなポイントとなるのがFC東京のアウェイ8連戦です。ラグビーW杯の開催に伴い味の素スタジアムが使用できない事でFC東京はアウェイ8連戦を余儀なくされており、第26節の時点でその8戦のうち3戦を消化。残りは松本→鳥栖→神戸→大分→磐田と続いていきます。
対戦相手は下位のチームが多い為、試合自体はそこまで難しくはないかもしれませんが、実際問題として11月までホームゲームが無いという影響はコンディション面にまで影響を及ぼす事は確実で、FC東京の選手達もアウェイ8連戦という経験が無さすぎるが故に「やってみないとわからない」と口にするほどの未知の世界。現在の調子を見ると、FC東京が次のホームゲームを戦う第32節の時点で鹿島か横浜FMが首位に立っている可能性も十分に考えられます。
じゃあFC東京を追撃するのはどこか、というと有力候補は当然、直接対決でFC東京を下して勝点差1の2位につける鹿島と横浜FMの2チームになります。
鹿島は後半戦に来てギアを上げており、あぁ、やっぱりこういうところ鹿島なんだな…と思わせる活躍を見せている事は周知の通り。同時に鹿島は先日、ACLの準々決勝にて広州恒大の前に惜しくも敗退してしまった訳ですが、ACLを気にする必要が無くなった分Jリーグ制覇を目指すには追い風と言えるでしょう。むしろ、今年の鹿島は例年と比べて選手層が厚いとは言えなかったので、鹿島の本意では無いとしてもACL敗退はJリーグ逆転優勝を考えるとプラスと捉えられるかもしれません。
シーズン開幕当初から順位表のトップ5をキープし続け、FC東京と共に常に優勝戦線に立ち続けている横浜FMは夏場に3連敗を喫してしまって鹿島に2位の座を奪われました。しかし、このまま優勝争いから脱落しかねない状況の中で名古屋、G大阪、そして優勝争い生き残りをかけた4位広島との直接対決を制して3連勝。特にその広島戦は試合内容が良いと言われ続けている横浜FMの中でも今季のベストゲームとも称される試合展開で、ここに来て再び調子のバイオリズムが上向きになっている事は横浜FMからすればある意味理想的な形かもしれません。
一方、夏場の6試合勝ちなしで一気に首位との勝点差を広げられてしまった川崎は、第26節で久々の勝利を挙げてFC東京と敗れた事でなんとか優勝の可能性は踏み止まり、の勝利がスランプを脱するきっかけになった可能性はあります。ですが川崎が優勝する為には、川崎が連勝を重ねる事と同時に上位3チームが揃って低迷する事が条件になってくる訳で、川崎の優勝は相対的に絶望的になったのかなと。ただ、終盤に鹿島、横浜FMとの直接対決を控えている事を考えれば、FC東京が大きく躓けば一縷の望みは芽生えてくるかもしれません。
個人的な予想としては、FC東京のアウェイ8連戦の間に鹿島、横浜FMのどちらかが逆転で優勝を掻っ攫っていく事を予想しています。
②ACL圏内争い
対象チーム:FC東京(↓)、鹿島(↑)、横浜FM(↑)、川崎(→)、広島(→)、C大阪(↑)
ACL圏内争い考察のポイント
・優勝争いをするチームがスランプに陥る可能性はあるのか?
・川崎は鹿島、横浜FM、広島との直接対決を制する事が出来るのか?
3位横浜FMと4位川崎の勝点差は4。勝点で並ぶ5位広島、6位C大阪との勝点差は5になっています。FC東京、鹿島、横浜FMの優勝争いが高い次元で繰り広げられるのであれば4〜6位のチームにはノーチャンスになるかもしれませんが、この3チームのどこかが勝てなくなって脱落する形になった時、そのチームを突けるほどの勝点をしっかり稼いでおく必要性があります。
その点、まだ僅かに優勝の可能性を残す川崎は前述の通り鹿島、横浜FMとの直接対決を残していると同時に広島との直接対決もプログラムされています。広島、C大阪の2チームも鹿島との直接対決を残しているので、勝点を取りこぼさず、かつ直接対決で勝ち切る事で初めてACLへの扉が開くと言えるでしょう。
…優勝争い、ACL圏内争いといった上位争い編はここまで!次回はいよいよカオスもカオス、下位争い編です…。
そういえば他にも色々完結してない。
ではでは(´∀`)