帰宅後、有馬記念の予想と同時進行でこのマッチレビュー書いてます。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝、ヴィッセル神戸vs清水エスパルスの一戦です。
今年は2013年(2014年1月1日)以来となる元旦国立決勝!そしてこれは新国立競技場のサッカーとして行われる最初のビッグマッチです。果たしてその念願の舞台に辿り着くのはダビド・ビジャの優秀な美をクラブ史上初の優勝という形で飾りたい神戸か、2010年以来となる天皇杯決勝進出を目指す古豪の清水か。注目の準決勝が始まります。
両チームスタメンです。
天皇杯が現役最後の舞台となるビジャは前日まで別メニューが続いていた影響もあってこの日は欠場。同様に別メニューだったルーカス・ポドルスキはこの試合に間に合いましたがベンチスタートとなった一方、ベルギー代表のトーマス・フェルマーレンが第30節仙台戦以来となる復帰を果たしました。
一方、清水は正GK大久保択生が鳥栖在籍時に天皇杯に出場している事で清水の選手として天皇杯に規約上出場出来ず。その為、代わって西部洋平がゴールマウスを守ります。フィールドプレーヤー10人はJ1最終節鳥栖戦と同じメンバーを起用しました。
本日の会場は兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸です。
今年の天皇杯ではどちらかのチームがはっきりと事実上のホームチーム扱いを受ける形になっている事が賛否両論ともなっていますが、果たして神戸にとってホームで戦える状況は吉と出るのか凶と出るのか。
本日は現地参戦!2019年のサッカー見納めです。観戦日記はまた後日…年内に更新出来るかしら。
序盤からバックラインからショートパスを多用し、主導権を握りながら攻めようとする神戸と、受け身寄りではあるもののドウグラス、ジュニオール・ドゥトラ、エウシーニョのブラジル人を中心としたファストアタックで好機を伺う清水と両者のスタイルが色濃く表れる展開となり、両チームとも持ち味が出る試合が進んでいきます。
そんな中で先制したのは神戸でした。13分、西大伍の横パスを受けたアンドレス・イニエスタがエリア外からここしかないというコースにグラウンダーのミドルシュート。技術の高さを見せつけるようなゴールで試合が動きます。
清水は23分に金子翔太のクロスからドウグラスのヘッド、27分にはドゥトラのFKと惜しいシーンが続きますが惜しくも枠外。30分にはセルジ・サンペールからボールを奪ったドウグラスが決定的なシーンを迎えますが、これはGK飯倉大樹のファインセーブで阻まれて同点ゴールには至らず。清水が立て続けに訪れた好機を活かせないでいると、逆に33分には金子のパスをカットした酒井高徳のクラスに田中順也が詰めて神戸が追加点。
清水は38分にドゥトラの豪快なボレーシュートが決まって1点を返しますが、カウンターの大チャンスにアドバンテージが適用されないという不運なシーンにも遭って同点までには追い付けず。前半は2-1で神戸1点リードで終えます。
後半も試合は一進一退の攻防が繰り広げられましたが、勝負を大きく分けたのは69分でした。大崎玲央とサンペールの間のミスを突いた清水はエースドウグラスがそのボールを拾ってこの日一番な決定機が訪れます。しかしGKと1対1の場面で再びGK飯倉のスーパーセーブに阻まれて同点に追いつく事は出来ず、逆にそこからカウンターを仕掛けた神戸はイニエスタのパスを受けた古橋享梧が冷静にゴールを決めて3-1。状況や流れ的にも重過ぎるゴールが決まって神戸が俄然有利な状況となります。
清水は54分に金子を下げて投入した西澤健太を始め、楠神順平と鄭大世も投入して反撃を試みます。しかし清水は焦りからかボールロストも多くなり、逆に神戸もそこを山口蛍を筆頭に西や酒井が徹底的に潰してそこからショートカウンターを連発。76分に田中を下げて投入した藤本憲明が何度も抜け出し、イニエスタどころか大崎、フェルマーレンまで攻撃に絡むなどやりたい放題。
結局、69分のシーン以降は神戸が好き放題出来る試合展開となって決定機を再三創出。4点目こそ獲得出来なかったものの、3点目以降はほぼほぼ完璧な試合展開で試合を制した神戸が初の決勝進出…元旦国立に駒を進めました!
やはり試合全体としては69分の攻防が全てを分けましたね。清水もそこまでは決して悪い内容では無く、勝機も十分にあった訳ですが…あの場面を止めたGK飯倉は今日の救世主クラスの働きだったと思います。後はやっぱり、そのメンツを見てもそうですけど今の神戸は何かがハマるとそこからはもう手がつけられなかったですね。それはラスト10分の展開にも表れていましたし。このままの勢いで絶対王者鹿島も喰えるかどうか…元日決戦から目が離せません。
有馬…有馬…!
ではでは(´∀`)