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2020明治安田生命J1リーグ全18チーム戦力診断Part5〜ガンバ大阪、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸編〜

実は嵐のライブ行った事ある。

 

2回。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、今回はJリーグ開幕直前企画という事でJ1全18チーム戦力診断第5回!今回はG大阪C大阪神戸の関西スペシャルです!

 

 

 

ガンバ大阪

 

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監督:宮本恒靖(3年目)

ホームスタジアム:Panasonic Stadium Suita(大阪府吹田市)

胸スポンサー:Panasonic(電機メーカー)

ユニフォームサプライヤー:umblo

 

 

昨季成績

J1リーグ:7位(勝点47、12勝11分11敗54得点48失点)

ルヴァン杯→ベスト4 

天皇杯→3回戦敗退

 

主な入団選手

GK 一森純←岡山

DF 新里亮←磐田(レンタル)

DF オ・ジェソクFC東京(復帰)

DF 昌子源トゥールーズFC

FW 小野裕二鳥栖

主な退団選手

GK 林瑞輝→山口(レンタル)

GK 谷晃生→湘南(レンタル)

MF ダビド・コンチャ→レアル・ソシエダ(復帰)

MF マルケル・スサエタ→メルボルン・シティ

MF 髙江麗央→町田(レンタル)

 

予想フォーメーション【3-1-4-2】

 

練習試合では4バックも試していたが、基本システムは恐らく昨季後半戦と同じ形になる。昌子源三浦弦太の2人はどちらが右CBでどちらが中央でもいい。少なくとも昌子が2月中の試合に間に合うかは微妙なので、当面は三浦が中央、菅沼駿哉新里亮が右を務める形になりそう。前線では今季のキャンプでは小野瀬康介をFWとして起用するプランを試しており、練習試合では宇佐美貴史とも高連携を見せている。小野瀬がFWの場合の右WBは髙尾瑠、福田湧矢、小野裕二辺りが濃厚か…?

 

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GK★★★★★

 

絶対的守護神である東口順昭が健在であろう事は例年通りだが、東口以外のGKは全員入れ替えという事になった。若手有望株として期待されている林瑞輝、谷晃生をレンタルに出して試合経験を積ませる事で、ある種「変化形先行投資」的なスカッドと言える。林、谷の代わりに一森純、石川慧、猿田遥己の3人を補強したが、特に岡山の好調に正GKとして大きく貢献した一森純を第2GKとして置ける事はなかなか贅沢と考えていい。

 

DF★★★★★

 

三浦弦太に欧州移籍の可能性があった事からも補強ポイントに挙げられていたが、とりあえず三浦の慰留にひとまず成功。そこに甲府や磐田などでJ1での実績が豊富な新里亮を獲得、FC東京で改めて実力を証明したオ・ジェソクを復帰させた事で今オフは終わりかな…と思っていたが、事態が急変したのは1月31日。いつか戻って来てくれればいいなぁとは思っていたが、まさか本当にこのタイミングで昌子源の獲得に成功するとは誰も思っていなかった。昌子がコンディション面に不安があるのは確かではある為、いきなりのフル稼働と活躍を求め過ぎるのは酷とも言えるが、昌子、三浦、キム・ヨングォンをDFラインに並べられれば五つ星を付けるしかなくなる。

 

MF★★★★☆

 

このブログを書いている時点では韓国代表MFチュ・セジョン、タイ代表MFサーラット・ユーイェン獲得の話に続報が無い為、補強ポイントの一つされていたアンカー補強実現は出来てはいない事になる。それでも、今オフの最重要課題であった小野瀬康介の慰留には成功し、井手口陽介倉田秋といった選手を揃えているのでクオリティは高く、FW登録で獲得した小野裕二も主戦場はMFとなるだろう。昨季は矢島慎也、福田湧矢が一気に地位を高めた。伸び悩みが続く市丸瑞希、期待のルーキー山本悠樹辺りもこれに続いて欲しい。

 

FW★★★★☆

 

前述のように小野はMFとして補強したと考えられるので、FWの補強に関しては宇佐美貴史、パトリックを復帰させた昨夏の時点でほぼ完了していたと言ってもいい。ここにアデミウソン渡邉千真もいる事でレンタル先の京都でブレイクした一美和成をもう一年レンタルに出す余裕を持てるだけの選手層を誇るが、アデミウソンやパトリックのコンディションが若干読めないという点はある。そんな中、キャンプで試されて宇佐美とも高連携を見せている「FW小野瀬」が上手くハマれば、戦い方の幅は更に広がるだろう。

 

総合★★★★★

 

私自身がガンバファンである為、五つ星と書いた時点で「これ、ゴリゴリ贔屓目じゃないか?」と思って思い留まりかけましたが……宇佐美や井手口がトップフォームを取り戻し、三浦や小野瀬も残留し、遂に昌子まで獲得してしまった今となっては五つ星評価も十分に妥当だと思えるようになりました。

今季はキャンプから昨季終盤の良い形に加えてハイプレス戦術やFW小野瀬など様々なテストを施行し、どちらもなかなかの手応えを感じる結果と内容になっているという事で。全てが上手くいくような事は無いと思いますが、いちファンとして例年に無い期待を抱けているのは確かです。今年こそツネ様とタイトルを…!

 

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セレッソ大阪

 

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監督:ミゲル・アンヘル・ロティーナ(2年目)

ホームスタジアム:ヤンマースタジアム長居(大阪府大阪市)

胸スポンサー:ヤンマー(機械メーカー)

ユニフォームサプライヤー:PUMA

 

 

昨季成績

J1リーグ:5位(勝点5918勝5分11敗39得点25失点)

ルヴァン杯:プレーオフステージ敗退

天皇杯:4回戦敗退

 

主な入団選手

DF 小池裕太←鹿島

MF 坂元達裕←山形

MF ルーカス・ミネイロシャペコエンセ(レンタル)

FW 前川大河←福岡(復帰)

FW 豊川雄太←KASオイペン

主な退団選手

GK 圍謙太郎→松本(レンタル)

DF 藤本康太→引退

DF 船木翔→磐田(レンタル)

MF 水沼宏太横浜FM

MF ソウザ→アル・イテファク

 

予想フォーメーション【4-4-2】

 

システム、戦術共に昨季の形がベース。単純に横浜FMに移籍したところを山形から獲得した坂元達裕が、ソウザが抜けたところを新外国人のルーカス・ミネイロが埋める形になる。ベルギー からJリーグに帰ってきた豊川雄太は前線では複数ポジションを熟せるので、どこをメインとして起用するかにも注目したい。

 

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GK★★★☆☆

 

かれこれ10年近く守護神に君臨しているキム・ジンヒョンが当然ながら今年もGK争いの中心となる。ここにレンタル先の鹿児島で試合経験を積んだアン・ジュンスが復帰したが、圍謙太郎と丹野研太が退団した事で層は少し薄くなったか。アン・ジュンスは勿論、昨年のU-20W杯メンバーにも選ばれた茂木秀辺りが突き上げてくる事に期待したい。

 

DF★★★★☆

 

丸橋祐介に依存している状態が続いていた左サイドバックに小池裕太を補強した事で選手層に厚みが出た。マテイ・ヨニッチ、木本恭生、松田陸を中心に瀬古歩夢、片山瑛一らが控える強固なディフェンスラインを軸に昨季はリーグ最少失点を成し遂げが、今季もその堅守を見せる事が出来るか。

 

MF★★★★☆

 

ルーカス・ミネイロや坂元達裕を獲得したとはいえ、清武弘嗣が負傷体である事も踏まえると尚更ソウザと水沼宏太を失った事は大きな痛手であり、層としてのスケールダウン感は多少ある。前川大河などの復帰組がどこまでやれるかに依る部分も大きいと思うが、清武負傷時に左MFを務めた柿谷や都倉賢負傷時にFWを務めた奥埜博亮を始め、新加入の豊川雄太辺りはMFでの起用が第一に計算されているか。

 

FW★★★★☆

 

一時は交渉が難航して残留が危ぶまれたが、得点源であるブルーノ・メンデスもレンタル延長という形で残留決着。ここにベルギーリーグで結果を残した豊川雄太を迎え入れ、柿谷曜一朗高木俊幸鈴木孝司など多彩な人材を揃える事が出来た。パリ五輪世代の注目株の一人とも目されている大型ルーキー、西川潤が1年目から試合に絡んでいければかなり魅力的なスカッドになる。

 

総合★★★★☆

 

基本的な陣容は水沼のところを豊川に入れ替えた形で、昨季躍進を遂げたロティーナ監督のサッカーを継続していく形になるでしょう。ユン・ジョンファン監督時代以降のC大阪は守備は土台としてしっかりしていますし、昨季はそれを軸にロティーナ監督の戦術をフィットさせていきましたから、今季も大崩れするような事は無いと考えられます。

ただ、昨季も露呈したように前線に怪我人が出た時の得点パターンは大きな課題でもあったので、新加入の豊川や怪我で昨季の半分を棒に振った都倉賢に求められる役割は更に大きくなるのでは無いでしょうか。

 

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ヴィッセル神戸

 

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監督:トルステン・フィンク(2年目)

ホームスタジアム:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市)、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫県神戸市)

胸スポンサー:楽天(IT企業)

ユニフォームサプライヤー:アシックス

 

 

昨季成績

J1リーグ→8位(勝点47、14勝5分15敗61得点59失点)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:優勝

 

主な入団選手

DF 山川哲史←筑波大学

DF 菊地流帆←山口

DF 初瀬亮←福岡(復帰)

MF 中坂勇哉←京都(復帰)

FW ドウグラス←清水

主な退団選手

DF 那須大亮→引退

DF ジョアン・オマリ→FC東京

MF 増山朝陽→福岡(レンタル)

FW ダビド・ビジャ→引退

FW ルーカス・ポドルスキアンタルヤスポル

 

予想フォーメーション【3-1-4-2】

 

大きく言えば、前述の2チーム同様にシステム、基本的なメンバー構成は昨季と変わらないと思われる。天皇杯決勝でもそうだったが、システムが変わるとすればセルジ・サンペールが欠場となった時は山口蛍とアンドレス・イニエスタをWボランチとした3-4-2-1になるくらいか。システムや戦い方の基本形は昨夏、酒井高徳トーマス・フェルマーレンを迎え入れた時点でほぼ完成したと見ていい。

 

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GK★★★☆☆

 

そのプレースタイルゆえに危なっかしいシーンも多かった飯倉大樹だったが、昨季の天皇杯では実力の高さを見せつけるだけのパフォーマンスを見せたし、今の神戸のサッカースタイルに合致した選手でもある。選手層で言えば他のポジションに比べると若干劣るものの、飯倉加入以前は外国籍枠などの都合で出番を得ていた前川黛也や吉丸絢梓の奮起にも期待したい。

 

DF★★★★★

 

昨季前半戦は中々にスッカスカの守備と言わざるを得なかったが、トーマス・フェルマーレン酒井高徳の獲得や3バックへのシステム変更で一気に安定感を増した。この2人に加えて西大伍、ダンクレーを擁し、前半戦は不安な部分が目についたがポジション的にフェルマーレンとダンクレーに挟まれる形になっている大崎玲央もメキメキと急成長。山口から獲得した菊池流帆も大いに期待出来る存在だ。後は藤谷壮、初瀬亮が一皮剥ける事が出来れば…。

 

MF★★★★★

 

どう計算したって五つ星をつけるしか無いポジションになってしまった。稼働率は気がかりとは言え、アンドレス・イニエスタは試合にさえ出ればやはり圧倒的な存在感を見せつけて来ており、単純なプレー面のみならずアタッカー陣の成長にも繋がっている。昨夏、フェルマーレンや酒井の獲得で中盤の守備負担が軽減されて以降は山口蛍やセルジ・サンペールのプレーにも輝きが増すようになった。今季も圧倒的なスカッドを誇る。

 

FW★★★★★

 

ダビド・ビジャの引退、ルーカス・ポドルスキウェリントンの退団で昨季より戦力ダウンした事は事実。それでも、大ブレイクを果たした古橋享梧が残り、清水からドウグラスを獲得した事で五つ星は五つ星のままと言える。優秀なパサーを多く揃えている神戸ならドウグラスにもやりやすさはあるだろうし、古橋との相性も悪くなさそう。この2人以外にも、昨季後半からは田中順也小川慶治朗藤本憲明らが存在感を残すようになって来た。若干イニエスタ稼働率に左右される部分はあるかもしれないが、リーグとACLを並行出来るだけのタレントは揃っている。

 

総合★★★★★

 

FIFAウイイレのように能力値を表せば、どう考えても間違いなくJリーグでトップという事になると思います。例年の神戸と比べると大人しい補強だったようにも映りますが、基本的な補強としては飯倉、フェルマーレン、酒井、藤本を獲得した昨夏の移籍市場で大体完了しているという自負もあるかと。何より古橋を筆頭に、トップクラスの選手とプレーする事で日本人選手の成長にと繋がっているのは相当大きいと思います。

だからこそ、いくらACLとの並行になるとしてもここ2年のように降格すらチラつくシーズンになる事はもう許されないでしょうね。

 

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次回は最終回!広島鳥栖大分です!

 

 

ちなみに2010年と2015年。

ではでは(´∀`)