新型コロナウィルスによるJリーグ中断がクラブに与える影響〜ガンバ大阪と京都サンガFC編〜

B'z無料公開中のライブ観てるけど、やっぱりLOVE PHANTOM〜HINOTORIのくだり凄まじ過ぎるわ。

 

どーもこんばんは

 

チケット落ちたからな、長居。

 

 

 

さてさて、そもそも前述のB'zライブ無料公開がどういう経緯でそうなったかと言えば、根元は皆様言わなくてもわかっていらっしゃる通り新型コロナウィルスです。

Jリーグは2月25日からシーズンを一時中断。延期日は何度か決定されたものの、その全てが再延期になる事を繰り返して今に至っており、試合が出来ない=入場料収入が一銭も入らないので多くのチームの経営状況に大きな影響を受けています。4月17日にはアルビレックス新潟の是永大輔社長が新潟のテレビ番組に出演した際に「クラブを維持するためには、毎月1.5億円から2億円が掛かります。このまま自然体で何もないまま進んでいくと、9月から10月くらいにキャッシュがなくなります。つまり、倒産すると。そのキャッシュをいかに集めていくかということを、最優先でやらなければいけないと思います」とコメント。

 

 

 

 

観客動員も多く、J2の中では本来比較的収益を得る事が出来ているチームに部類される新潟でさえこの状況です。勿論、是永社長の言う「9月10月にキャッシュが無くなる」というのは何の手も打たなかった場合…の話ではあるにしても、現段階で新潟と同じように、或いは新潟以上に危機に陥っていて「手の打ちようが無くなってしまっている状態」のチームがいる事も否定できません。そうでなくても、世界中の全てのサッカーチームが今回のコロナ禍に於いて何かしらのダメージを被っています。

 

今回のブログでは、さすがに普段追っていないチームのことは何とも言えませんが…一応、個人的にファンとして見ているガンバ大阪京都サンガFCがコロナ禍で受ける影響とダメージについて書いていきます。

 

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ガンバ大阪の場合

 

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まず大前提の大前提として、このコロナ禍では全てのチームが大きなダメージを受けています。現段階で入るはずの入場料収入は一切入っていませんし、これからリーグが再開しても無観客試合やチケット販売枚数を減らしての開催、また平日開催の割合も大幅に増えるでしょうから、リーグが再開出来たとしても入るお金は大幅に激減することになります。これはJリーグのみならず、ヨーロッパのビッグクラブなども含めて同じです。「サッカーチーム」という会社はこの折の全てで大きな損失を既に被っています。現時点で確実なのは、今期に関しては間違いなくどうやったってJリーグは全チーム赤字になってしまうであろうという事です。

 

 

上記の事を大前提とした上で話すと、ガンバに関しては少なくともクラブ史を大きく左右するほどの影響は無いと考えられます。

以前更新した「親会社とJリーグクラブの関係」的なブログにもその辺の事を書いたのですが↓

 

 

大きな親会社をバックとして持っているチームなどは、ある意味でチームとして保険をかけている状態とも言えます。勿論、それに甘え過ぎると取り返しのつかない事にもなりますが、倒産危機にでも陥らない限り、近年の日本のサッカービジネスの形態としては鹿島の事例のように「今を上回る条件での買い手」が現れないと親会社がサッカークラブを手放す事は殆どありません。

加えて、ガンバは2020年2月時点で一定以上のブランド力を持っています。親会社と一定以上のブランド力…2020年のJリーグでこの2点を揃えているチームは鹿島アントラーズ浦和レッズ柏レイソルFC東京川崎フロンターレ横浜F・マリノス名古屋グランパスガンバ大阪セレッソ大阪ヴィッセル神戸辺りでしょうか。この辺りのチームに関しては、明日すぐにどう、来年がどう…というまでの不安に駆られる心配は今のところ無いと考えられます。ブランドの持つ力というと雑な表現ですし、ネガティブな印象を持つ方もいるかもしれませんが、こういう状況になると結構大きな意味を持ちます。

前述のように今年のJリーグは全クラブが赤字不可避状態です。そうなると、シーズン開幕前の段階で「1年の大赤字なら耐えられるかどうか」の体力を持つか否かがある種の焦点になってきます。チームの収益は大雑把に分けると「固定費」と「変動費」に分かれますが、上記に代表されるようなチームは少なくともクラブ存続の心配はしなくていいだけの固定費を計算出来るのです。固定費を計算出来るという点に限れば、上記のチーム以外にも後述のサンガを含めて親会社がはっきりしているチームは複数ありますね。この部分はそれこそ、上にリンクを貼った以前のブログでも述べたような「親会社がある事のメリット」と呼べる大きな部分でしょう。

逆に、地方クラブやJ2&J3などの小クラブには必然的に見込める固定費が上に挙げたようなクラブと比べて圧倒的に少なくなります。話題になった是永社長率いる新潟もその一つですが、変動費の推移がクラブの明日を握っている…常に綱渡りのような経営にならざるを得ない状態なのはコロナに関係なくそうなので、そんなチームにとって変動費の最大部分である「入場料収入」が失われればその影響は甚大なものとなってしまいます。

それでも給与や設備面など支出は収入を待ってはくれません。金は入らないのに出て行く状況になってしまうから、是永社長が発言したように「キャッシュがなくなる」事態が現実味を帯びてくるのです。

 

 

多少話はガンバから逸れましたが……減俸しかり、来季の補強予算の減少といった影響はあるとは思いますが、ガンバに関しては上述のようなレベルの不安を抱くようなフェーズにはまだ到達しないんじゃないかと。

ただ一部報道によれば、ホームスタジアムであるPanasonic Stadium Suitaが大阪府のドライブスルーによるPCR検査会場に使用される可能性もあるようで。実際にそうなった場合は、期間中のトレーニングや期間終了後の消毒などの後処理がガンバにざいせいめんとはまたことなる影響を及ぼす可能性は十分にあります。

 

 

 

京都サンガFCの場合

 

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サンガに関しても、前述の親会社とブランド力の関係で言えば、ブランド力はありませんが京セラという強力な親会社を有しており、下位カテゴリーのチームとしては数少ない保険を有しているチームです。

現時点でのサンガはそんなに利益を出せるチームでは無いので補強予算や給与予算などは確実に減るでしょうが、京セラは恐らくサンガがチーム活動を不備なく続けられるだけの予算投下はしてくれる事と思いますし、サンガもクラブ存続の危機…などを感じる必要はありません。ですが、サンガは存続危機とは別の意味でコロナ禍のダメージが相当大きいチームと言えます。

 

ご存知の通り、今年からサンガは念願の球技専用スタジアムである「サンガスタジアム by Kyocera」(京都府亀岡市)を完成させ、今年はそのスタジアム元年となる年でした。

「新スタジアムのファーストイヤー」はクラブが仮に100年続いたとしても数度しか訪れない大イベントとです。1年目は「新スタジアム御祝儀」とも呼ばれる入場者数の増加が見込めて、2年目は確実に来場者が減ります。それでも大事なのはこの御祝儀期間に新規客を捕まえる事で、サンガにとって2020年は確実に活かさなければならない一年でした。その為、スタジアムの位置する亀岡市が今年の大河ドラマ麒麟がくる」の舞台の一つである事からスタジアム内に「大河ドラマ館」を併設するなど、新規客を取り込む為の様々な営業活動をしてきた訳です。

しかし現実はその努力の全てを裏切るかのように非情で、柿落としプレシーズンマッチは開催したもののサンガスタジアムでは未だに公式戦を開催出来ていません。3月に開催予定だったU-23日本代表の試合も中止になってしまいました。2020年という年はサンガにとって遂に手にした理想の箱と共に歴史の転換点になるはずの一年で、それこそ前述の「ブランド力を兼ねたチーム」に将来的になれるかどうか、を左右する重要な一面で、今年のサンガがどう立ち振る舞うかは今後数十年のクラブを左右すると言っても過言では無かったのです。

繰り返しになりますが、大きな親会社というバックを有するサンガが存続の危機にまで陥る可能性は今のところ低く、存続危機も避けられないチームと比較した時にサンガファンとしてその部分は恵まれていると思うべき部分です。ただ、今回のコロナ禍でサンガが被ったダメージを挙げるならば直接的な収入への打撃よりも将来的な側面、サンガがブランド力として、チームというよりもクラブとして飛躍するチャンスが潰れたという部分でしょう。それどころではないだろ、と言ってしまえばそれまでではありますが…。

 

 

 

プレステでもしてこよ。

ではでは(´∀`)