ガンバ大阪、歴代監督を振り返ろう!PART2〜GAMBAISM構築編〜

Zoomの背景は部屋の汚さを隠せて助かる。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、今回は前回の続きでガンバの過去の監督を振り返ろう企画その2です。

 

 

今回は8代目監督にあたる西野監督から。

黄金期突入!

 

 

 

8代目監督

西野朗

 

在任期間:2002年〜2011年

国籍:日本

Jリーグ成績:2002年3位(1st4位/2nd2位)、2003年10位(1st12位/2nd7位)、2004年3位(1st4位/2nd3位)、2005年1位、2006年3位、2007年3位、2008年8位、2009年3位、2010年2位、2011年3位

ガンバでの獲得タイトル:J1リーグ(2005)、ゼロックス杯(2007)、ナビスコ杯(2007)、パンパシ杯(2008)、ACL(2008)、天皇杯(2008、2009)

ガンバ以外の主な監督キャリア:アトランタ五輪日本代表(1994〜1996)、柏レイソル(1998〜2001)、日本代表(2018)、タイ代表(2019〜)など

ガンバ以外での主な実績:アトランタ五輪出場(1996、U-23日本代表)、ナビスコ杯優勝(1999、柏)、ロシアW杯ベスト16(2018、日本代表)など

 

ガンバの歴史は「西野体制以前」と「西野体制以後」で分けられる。「分けられると言っても過言ではない」のではなく、分けられると断言できるくらいガンバに遺したものは大きい。就任初年度からチームを優勝争いに導くと、そこから10シーズン中で8シーズンもトップ3入りを果たせなかったのは2シーズンのみで、そのうちの一つである2008年にはACL天皇杯を制しているから2003年以外の全ての年で好成績を収めるなどガンバが常勝軍団へと一気に駆け上がらせた。

特筆すべきは好成績のみならず「攻撃サッカーのスタイルを確立させた上で好成績を残し続けた」事。特に2006年以降、遠藤保仁橋本英郎明神智和、二川孝弘の4人で構成された「黄金の中盤」を軸に織りなすパスサッカーはJリーグ史上というくくりでも最強チームの一つに数えられるほど。そのスタイルでガンバに初のタイトルとなるJ1優勝を含めた5つのタイトルをもたらしている。ガンバは浦和レッズとライバル関係にあったが西野監督自身は浦和出身である事、日立(柏レイソルの前身)一筋で過ごし、そこから松下(ガンバの前身)に移るというルーツにも興味深いものがある。

2018年にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督解任に伴いロシアW杯に挑む日本代表監督に就任。相当な逆境だったが初戦でコロンビアを下して決勝トーナメントに進出。敗れはしたが大会ベストチームの一つに数えられるベルギー相手に大激闘を繰り広げた。2019年からはタイ代表の監督に就任し、ここでもタイのサッカーファンからの称賛を集めている。ガンバの歴史に於ける最大功労者のうちの一人である事に異論を挟むものはいない。

 

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9代目監督

ジョゼ・カルロス・セホーン

 

在任期間:2012年〜2012年3月

国籍:ブラジル

Jリーグ成績:0勝0分3敗

ガンバ以外の主な監督キャリア:グアラニSC(2005)、ポゴニ・シュチェチン(2005〜2006)、セルトンジーニョFC(2009、2014〜2015)など

 

この人のガンバの監督としてのピークは初来日の時の写真が「石油王みたい」「マフィアみたい」「怖い」とネタにされまくった時、或いはキャンプ中に「俺はピアノを弾けるんだ!」と『自動演奏中につき触れないでください』と書かれたピアノの前で輝かしい笑顔を見せる写真を撮るという一発ギャグを披露した時か。スポーツ的な事についてはもう触れないようにする。

セホーンが指揮した公式戦はACLのホーム浦項戦とアウェイのアデレード戦、Jリーグではホームの神戸戦と磐田戦、アウェイのセレッソ戦の5試合のみ。お気づきだろうか、国内で唯一戦ったアウェイゲームはセレッソ戦なのである。要するに、日本国内ではマジで大阪でしか公式戦をやっていない。大阪から出ていないのである。

長所を挙げるとしたら多分人としては凄く良い人そうというところ。

 

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10代目

松波正信

 

在任期間:2012年3月〜2013年1月

国籍:日本

Jリーグ成績:2012年17位(途中から)

ガンバ以外の主な監督キャリア:ガイナーレ鳥取(2014〜2015)など

 

セホーン監督解任に伴い3月の第4節から監督に緊急就任。ガンバとしては初のクラブOBの監督就任となった。「ミスターガンバ」と呼ばれた同氏の監督就任はガンバファンの誰もが「いずれは…」と待ち望んだものだったが、同時に誰もが思っていたタイミングでは無かった。共に西野監督時代からコーチを務めていた實好礼忠ヘッドコーチと共にやり方を西野監督時代のものに戻し就任直後は白星が先行したが、第8節で鹿島に0-5でフルボッコにされた時から何かがぶっ壊れた感はある。

事実、松波監督は2012年シーズンの31/34を指揮した訳で降格の責任が無いというにはさすがに苦しい。だが、後半戦(第18節以降)だけで見ればガンバの順位は4位で、そもそもあの状況で当時監督経験がユースしかなかった松波監督にバトンを渡すというよりも投げつけるように指揮を託すのは酷でもあった。天皇杯ではそれまでセンターバックで起用していた今野泰幸ボランチで起用し、決勝では柏に敗れたが意地の準優勝を果たしている。

2018年途中からは強化部長に就任。強化部長としての最初の仕事は宮本恒靖監督のリクエストに応える形での小野瀬康介獲得だった。

 

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11代目

長谷川健太

 

在任期間:2013年〜2017年

国籍:日本

Jリーグ成績:2013年1位(J2)、2014年1位、2015年2位(1st4位/2nd3位)、2016年4位(1st6位/2nd4位)、2017年10位

ガンバでの獲得タイトル:J2リーグ(2013)、ナビスコ杯(2014)、J1リーグ(2014)、天皇杯(2014、2015)、ゼロックス杯(2015)

ガンバ以外の主な監督キャリア:清水エスパルス(2005〜2010)、FC東京(2018〜)など

 

長年の課題であり降格の最大要因であった守備組織の再構築、そして清水時代に日本代表クラスを多くを育てた実績から世代交代促進の意味も込めて招聘された。尚、ガンバの降格が決まった磐田戦で解説という立場を忘れたようなリアクションを繰り返す解説をしていたのも長谷川監督である。

2013年のJ2を戦いながら丹羽大輝阿部浩之大森晃太郎らを主力クラスに引き上げてチームの土台を作ると、J1に復帰した2014年は序盤は苦しみながらも徐々にギアを上げる。清水時代には「シルバーコレクター」と揶揄された自身の歴史をナビスコ杯制覇で払拭すると、その勢いのまま浦和との首位天王山を制してJ1優勝、そして天皇杯も制して2000年の鹿島以来Jリーグ史上2度目となる三冠を達成した。鹿島の三冠時の監督はトニーニョ・セレーゾ監督だったので、日本人の三冠監督は長谷川監督のみ。

2015年はACLでベスト4、天皇杯も連覇を飾ったが、2016年と2017年はマンネリ化に伴う成績不振が目立つようになり、特に2017年は負傷者が相次いだ影響もあって9月3日のルヴァン杯準々決勝神戸戦以降、公式戦で1勝も出来ないまま退任となってしまった。最終年が良くないシーズンだっただけに一部には長谷川監督に悪感情を寄せるサポーターもいるらしいが、一番苦しい時期にチーム再建を買って出てくれたガンバにとっての恩人である事に疑いの余地はない。

ガンバ退任後はFC東京の監督に就任。「長谷川監督らしいスタイル」で、昨季は最終節まで優勝の可能性を残していた。

 

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12代目

レヴィー・クルピ 

 

在任期間:2018年〜2018年7月

国籍:ブラジル

Jリーグ成績:2018年9位(途中まで)

ガンバ以外の主な監督キャリア:アトレチコ・ミネイロ(1994〜1995、2001〜2002、2006〜2007、2014〜2015、2018〜2019)、セレッソ大阪(1997、2007〜2011、2012〜2013)、サントス(2017)など

ガンバ以外での主な実績:ブラジル国内で複数タイトル獲得

 

長谷川監督体制では攻撃よりも守備に重きを置いたスタイルだった事、再び世代交代の必要に迫られた事で、攻撃サッカーへの回帰と若手の登用を狙い、この2つをセレッソ時代に見せていたクルピ監督を招聘。セホーンの時とは違い、その理屈と人選は納得は出来る。しかし、フロントの補強プランのミス、頼みの綱だった今野泰幸の長期離脱にクルピ監督の戦術性の薄さが最悪の形で絡む。随所に良い試合はあったが前半戦のほとんどの期間を降格圏の中で過ごし、ちょうど前半戦が終了したタイミングで解任となった。

戦術が無かった一方、若手起用にはセレッソ時代同様に積極的で、福田湧矢や髙江麗央、中村敬斗に食野亮太郎など2019年に存在感を残すメンバーの一部はクルピ体制の時にも重用されている。クルピ監督の采配におかしなところは多々あったから擁護する気は無いが、色んな意味で少し同情するところと多少の功績はあるのはセホーン体制との違いだろうか。

 

解任直前、セレッソ時代の愛弟子である柿谷曜一朗獲得寸前までいったが……もし柿谷の獲得に成功して、かつクルピ解任になってたら柿谷はどうしたんだろう…。

 

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13代目

宮本恒靖

 

在任期間:2018年7月〜

国籍:日本

Jリーグ成績:2018年9位(途中から)、2019年7位

ガンバ以外の主な監督キャリア:ガンバ大阪U-23(2017〜2018)

 

ガンバ大阪ユースガンバ大阪U-23の監督を務め、将来の監督候補として着実にステップを踏んでいた。確かに次期監督候補筆頭だったが、クルピ解任と同時に就任が決まった際、ガンバファンは松波氏の時を思い出して「今かよ…」と思った事だろう。実際、8月までは相当苦しんだし、ガンバファンの誰もが夢見た「宮本ガンバ」が終了間際の失点で尽く勝点を落とした時期のメンタルダメージは尋常じゃなかった。

それでも、今野とファン・ウィジョが復帰してスタメンが固定され始めてからは何と怒涛の9連勝。終わってみれば一桁順位でシーズンを終える。2019年も不振が続いてギリギリまで降格の可能性があったが、なんやかんやで最終的には7位にまで持っていた。元々イケメン選手として全国的な人気を誇っていたが、それは監督になった今でも健在。試合中のファッションは「ツネコレ」と称されガンバの試合のちょっとした名物にもなっている。

2019年には大胆な布陣変更と世代交代と敢行した宮本監督。2年連続で掲げた「GAMBAISM」というスローガンがクラブの礎になるか黒歴史になるかは若きレジェンド監督にかかっている。

 

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ヤット監督は将来誕生するのかしら。

ではでは(´∀`)