久々の三条。
どーもこんばんは
さてさて、Jリーグの再開日に目処が立った事は非常に嬉しい事なのですが、新型コロナウィルスの影響で大会方式などの変更を余儀なくされているのは紛れもない事実です。
その最大の変更というのが、やはり昇格・降格制度についての事でしょう。
今季、J1→J2、及びJ2→J3への降格はありません。同時に、日程上の理由からJ1昇格プレーオフは開催されないという事になった結果、J2からJ1に昇格する為には2位以内に入り、自動昇格するしかない…という形になりました。
一応このブログでも、2月の時点でJ2順位予想ブログを更新しましたが↓
まぁ、その時とはレギュレーションの変更もあって事情が変わってきているのです。
という事で、今回はJ2昇格争いの行方を、J1自動昇格となる2枠を掴み取るのはどこか…について考えていきます。
いくら予想が困難なJ2とは言えども、昇格枠が減った事、過去に例のない過密日程を強いられる事を踏まえれば、昇格の可能性を持つチームは開幕前の予想と比較するとグッと絞られたと思います。
競馬的に言うとこんな感じ↓
【本命】
【有力】
【対抗】
今季昇格の可能性を持つチームというと、現実的に見てこの9チームになるでしょうか。
今季は既にかなり過密日程になっています。J2の中では戦力が充実していると言える千葉、大宮、京都、福岡辺りが中々J1に上がれないように、J2は必ずしも戦力がモノを言うリーグではありません。が、今年に関しては選手層の充実度は間違いなく大きなファクターとなってくるでしょう(これはJ1も同様)。それを踏まえると、予想としては本来の開幕前の予想の時以上に本命としての磐田の立場が揺らぐとは考えにくく、順当に考えて磐田が自動昇格枠の2位以内を逃すとは考えにくいのが率直な感想です。
一枠が岩田で確定とすると、もう一枠を争うのはどこか…という話になります。今季のJ2は過密日程になっているので、一度連勝街道に乗ればクラブ史に残る連勝を記録できる可能性も高いシーズンであることも事実だと思います。一方で、チームとしての地力が劣った上で連勝街道を走れたとしても、一度負けると今度は逆に一気に揺り戻す可能性もある訳で。勿論、チーム関係者に新型コロナウィルス感染者が出るなどの事態が発生してその影響をモロに喰らうチームが出る可能性はありますが、その可能性を除けば今季のJ2は比較的順当というか、波乱は少ないチームになるんじゃないか…と思います。
以上を踏まえると、2位に入るチームの有力候補は千葉、大宮、福岡の3チーム。戦力的に昇格可能なのは山形、松本、京都、徳島、長崎まででしょうか。福岡と京都については、連戦の中で如何にチームを組み上げられるかにかかってますね。
では、今回は昇格有力候補のチームをいくつか軽く解説していきます。
【本命】
監督 フェルナンド・フベロ(2年目)
昨季順位 18位(J1)
川又堅碁、田口泰士、高橋祥平、大久保嘉人、カミンスキー等多くの実績ある選手が退団した事で若干戦力が低下したようなイメージはついているが、昨季終盤にフベロ監督体制で磐田が急に巻き返した時には上に挙げたようなメンバーは怪我などもあって余り試合に絡んでいない。今季のチームは昨季終盤の形がベースだろうし、終盤も試合に出ていた大南拓磨と荒木大吾の穴は大武峻と大森晃太郎である程度埋まるから、アダイウトンのところ以外は戦力低下しているとは思わない。ルキアンもJ2なら存在感を強く出せるだろうし、昨季終盤の形を今季も出していければまず2位以内は固いだろう。
2014年の時は豊富な戦力の割にスクラップ&ビルド感が強くなり過ぎて機能不全を起こしたが、今季はその心配は無いと思う。
【有力】
監督 ユン・ジョンファン(新任)
昨年順位 17位(J2)
普通にJ1でもやれそうな面子を揃えながらも毎年毎年繰り返すように哀しい成績に終わっていた千葉だが、今季は近年のJリーグで「結果を出すこと」に於いては間違いなくトップクラスのユン・ジョンファン監督を招聘した。開始早々のゴールを守り切って勝利した開幕戦からその片鱗は見えていたように思う。千葉が長年の絶望的なスパイラルから抜け出すとしたら今年しかない。クレーべと川又堅碁のツートップしかり、ユン監督が鳥栖やC大阪で見せてきたスタイルに対応出来そうな選手が多いのも評価ポイント。
【有力】
監督 長谷部茂利(新任)
昨年順位 16位(J2)
昨季はJ2残留争いを強いられたが、今季は水戸から「指揮官強奪」という荒療治を敢行。その上で期限付き移籍なども歌詞し、J2では磐田、千葉、大宮辺りに次ぐ充実した戦力を手にした。長谷部新監督の手腕は水戸で証明済みだし、今季は試合をしながら完成度を高めるという難しい作業が必要になるが、今季の面子なら少々上手くいかなくなった時でも力技で勝利に漕ぎ着ける事も可能だろう。その意味でもファンマ獲得は相当大きい。
【対抗】
監督 實好礼忠
昨年順位 8位(J2)
勿論、私自身がサンガファンという事もあるが…。昨年の躍進を牽引した仙頭啓矢、小屋松知哉、一美和成の3トップが全員抜けた時はさすがにどうなるかと思ったが、結果的には昨年以上の選手層になったと思う。特に不安だったディフェンスラインに森脇良太、ヨルディ・バイスと実績があり、ポゼッションサッカーにも対応できる2人を補強出来た事の意味は大きい。将来的には不安なスカッドだが、少なくとも今季を勝ち抜く上では悪くない。ただ、主力の平均年齢はかなり高めの設定になっているので連戦の中でのコンディション調整は鍵になる。
プレシーズンマッチのC大阪戦、開幕戦の山口戦はいずれも敗戦したが、試合を観たところ昨年築いたスタイルは継続出来ているし、この連敗にも内容的にはネガティブになるほどのモノでは無かった。2位以内に入れるかどうかの断言は出来ないが…ある程度の好成績は期待していいと思う。新スタ元年だし。
サムネがラーメンなのはあまり気にしないでください。
ではでは(´∀`)