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【Jリーグ戦力診断やり直し(´∀`)】2020J1戦力診断改訂版③〜川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、横浜FC編〜

嗚呼、懐かしき横浜旅行。

 

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日も戦力診断企画です。

 

 

第3回は川崎、横浜FM横浜FCです。神奈川3チームです。

 

 

 

川崎フロンターレ

 

監督:鬼木達(4年目)

ホームスタジアム:等々力陸上競技場(神奈川県川崎市)

胸スポンサー:富士通(総合ITベンダー)

ユニフォームサプライヤー:PUMA

 

昨季成績

J1リーグ:4位(勝点60、16勝12分6敗57得点34失点)

ルヴァン杯:優勝

天皇杯:4回戦敗退

ACL:グループステージ敗退

ゼロックス杯:優勝

 

主な入団選手

GK 丹野研太C大阪

DF 山根視来←湘南

DF ジオゴマテウスコリチーバFC(レンタル)

MF 三苫薫←筑波大学

FW 旗手怜央←順天堂大学

 

主な退団選手

GK 新井章太→千葉

DF 馬渡和彰→湘南(レンタル)

DF 奈良竜樹→鹿島

MF 阿部浩之→名古屋

FW 知念慶→大分(レンタル)

 

予想フォーメーション

【4-1-2-3】

 

ライバルクラブであるFC東京と同様にシステムを4-1-2-3に変更。ただ、そのスタイルは真逆と言っていい。プレイメーカーを3人配置する形になった逆三角形の中盤が個性豊かに3トップをどう活かすかが注目。

 

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GK★★★☆☆

 

昨季終盤にレギュラーを掴み、ルヴァン杯優勝の立役者となった新井章太の退団は痛手。C大阪から獲得した丹野研太が第2の新井になれれば層としては多少厚みが出るが、昨季辺りからチョン・ソンリョンが少し不安定になっている事もあり、一時期噂された中村航輔獲得も実現には至らなかったのでやや不安が残る。

 

DF★★★★☆

 

奈良竜樹は鹿島に新天地を求めたが、昨季に加入したジェジエウがヒットし、ユーティリティープレーヤーで知られる山村和也も川崎ではCBに落ち着いた感がある。負傷者が多かった影響もあるとはいえ、昨季は最後までエウシーニョの退団した右SBの穴を埋める事が出来なかったが、今季は山根視来とジオゴ・アウベスを補強。川崎ファンや記者陣の評価も高いイサカ・ゼインなど、当たれば大きそうな存在は多い。

 

MF★★★★★

 

相変わらずJリーグトップクラスの陣容。今季はシステムを4-1-2-3に変更したので中盤の役割は多少変化もするだろうが、大島僚太や田中碧辺りはむしろこっちのシステムの方がやりやすいかもしれない。阿部浩之の退団は痛いが、この2年で守田英正、脇坂泰斗、下田北斗も台頭し、この中断期間で中村憲剛の治療期間を結果的に稼げた事にもなったので隙のない布陣になった。

 

FW★★★★★

 

昨季は順応というステップを踏む必要があったので不完全燃焼に終わったが、やはりレアンドロ・ダミアンの個の力は大きく、今季は3トップなので小林悠は勿論、家長昭博齋藤学もよりゴールに近い位置でプレー出来るようになる。優秀なバックアッパーだった知念慶は退団したが、その穴は旗手怜央や宮代大聖の奮起に期待したい。

 

総合★★★★☆

 

例年比較+数名の主力が抜けた事を踏まえるとやや静かなオフでしたが、それでもこの戦力を揃えている辺り川崎の育成の正しさが出た結果とも言えるかもしれません。旗手、三苫薫と大卒組の最注目株のW獲りにも成功しましたが、川崎には大卒組を代表クラスに育て上げた事例が相当多いので期待も出来るはず。後はシステム変更がどう出るか…。

 

 

 

横浜F・マリノス

 

監督:アンジェ・ポステコグルー(3年目)

ホームスタジアム:日産スタジアム(神奈川県横浜市)、ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市)

胸スポンサー:日産自動車(自動車メーカー)

ユニフォームサプライヤー:adidas

 

 

昨季成績

Jリーグ:優勝(勝点70、22勝4分8敗68得点30失点)

ルヴァン杯:グループステージ 敗退

天皇杯:4回戦敗退

 

主な入団選手

DF 實藤友紀←福岡

DF 小池龍太←ロケレン

MF 水沼宏太C大阪

MF 天野純←ロケレン(復帰)

FW オナイウ阿道←大分

 

主な退団選手

DF 栗原勇蔵→引退

DF ドゥシャン→徳島

DF 広瀬陸斗→鹿島

MF マテウス→名古屋(復帰)

FW 李忠成→京都

 

予想フォーメーション

【4-2-1-3】

 

平気で2〜3チーム分組めるスカッドを揃えてしまったが、なんやかんやスタメンは昨季の形で固定されていく事になりそう。今のところスタメン争いに割り込める新加入組はGKを除けばオナイウ阿道くらいか。どうターンオーバーを敷くかは結構興味がある。

 

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GK★★★★☆

 

昨夏からレンタルで獲得した中林洋次の完全移籍に加えて徳島から梶川裕嗣、流通経済大学からオビ・パウエル・オビンナが入団。正GKの朴一圭を含め、第1〜4GKまで全員が一定以上の実績を誇る。外国籍枠の都合上朴がACLの登録選手を外れた為、ACLが再開となればリーグは朴、ACLは梶川を中心に回りそう。ただ、再開前に負傷した朴の復帰時期は気になるところ。

 

DF★★★★★

 

アゴ・マルチンスと畠中槙之輔のCBコンビはJ史上に残る…と言っても過言ではない。SBの松原健ティーラトンも、昨季は後半戦になるにつれて凄味を増していた。怪我に泣いたが、昨季は高野遼も良い動きを見せていたところに山本義道、前貴之とJ2で存在感を見せた2人を補強し、更に中断期間には實藤友紀、小池龍太まで獲得。マリノスの戦術の中でも特にDFは適応までに時間を要するかもしれないが、層は相当厚くなった。

 

MF★★★★★

 

昨夏の天野純三好康児退団以降は中盤をWボランチにシフトしたが、ここで喜田拓也扇原貴宏のコンビが抜群の安定感を見せた。京都から仙頭啓矢、徳島から杉本竜士と「J1で見てみたかった選手」を獲得し、中断期間には天野純も復帰。昨季は定位置奪取には至らなかったが、渡辺皓太辺りにも期待大。

 

FW★★★★★

 

正直なところ、エジガル・ジュニオかエリキのどちらかは帰国すると思っていたが両者共に残留。マルコス・ジュニオール仲川輝人の得点王コンビにオナイウ阿道も加わった。8年ぶりの復帰となる水沼宏太もシステム的にFW起用の可能性が高く、左には遠藤渓太がいる。ACLとの並行も踏まえてターンオーバー敷いても強い。

 

総合★★★★★

 

開幕前の補強の時点で他チームファンの度肝を抜きまくったマリノスですが、中断期間にもしれっと選手補強に動いて2チームどころか3チーム作れる面子が揃ってしまいました。今季のキーワードが「超過密日程」となる事も踏まえて、優勝候補としての本命感はこの中断期間でより強まったと思います。ただ、マリノスのサッカーはいかんせん直ぐに順応出来る訳でも無いので、レギュラー争いにおいては「馴染んだ者から試合に出だす」みたいな構図になるかもしれません。

 

 

 

横浜FC

 

監督:下平隆宏(2年目)

ホームスタジアム:ニッパツ三ツ沢球技場:(神奈川県横浜市)

胸スポンサー:小野寺グループ(食品業者)

ユニフォームサプライヤー:soccer junky

 

昨季成績

J2リーグ:準優勝(勝点79、23勝10分9敗66得点40失点)

天皇杯:3回戦敗退

 

主な入団選手

GK 六反勇治←清水(レンタル)

DF マギーニョ←川崎(レンタル)

DF 志知孝明←水戸

MF 手塚康平←柏(レンタル)

FW 一美和成←G大阪(レンタル)

 

主な退団選手

DF 田所諒→引退

DF 北爪健吾→柏

DF 藤井悠太→福岡

MF 渡邉一仁→愛媛

FW 戸島章→大宮(レンタル)

 

予想フォーメーション

【4-2-3-1】

 

今季も基本的には中村俊輔松井大輔レアンドロ・ドミンゲスらのベテランがゲームを作り、活きの良い若手がぐんぐん機動力を見せていく形になりそう。中村やレアンドロはトップ下に入る可能性が高いが、瀬古や手塚のフォローが上手く機能できればベテランの効能を一番良い形で活かせる中盤構成になるかも。

 

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GK★★★☆☆

 

昨季に守護神争いを繰り広げた南雄太と竹重亜希彦擁するところに日本代表経験もある六反勇治を迎え入れた。六反の実力は確かでも昨季は後半戦をオーバートレーニング症候群で棒に振る形となったので状態面に少し不安があったが、開幕戦の神戸戦ではチームに勝点1をもたらす好プレーを見せていたので心配は少なそう。

 

DF★★☆☆☆

 

水戸から志知孝明を完全移籍で、神戸から小林友希、川崎からマギーニョをレンタル移籍で獲得。既に伊野波雅彦カルフィン・ヨン・ア・ピンも要している事も踏まえると、限られた予算とチーム規模の中でレンタル移籍を活用しながら一定の成果は挙げたと言える。なるべく早めに4枚の面子は固めたいところ。

 

MF★★☆☆☆

 

昨季は松尾佑介、中山克広、斉藤光毅といつた若手が頭角を示し、柏からはレンタルで手塚康平を迎え入れ、大卒ルーキーの瀬古樹も開幕戦でいきなり得点を挙げるなどレギュラー争いに一気に食い込んできた。J1の中では豊富な戦力と言える訳ではないが、若手と中村俊輔松井大輔レアンドロ・ドミンゲスなどのベテランとの間での相乗効果と伸び代に期待したい。

 

FW★★★☆☆

 

2列目に期待できるアタッカーがいる事を踏まえても、ボールを収めてくれそうなFWが何人かワントップ候補として名を挙げられる部分は大きい。特に昨季、京都でブレイクを果たした一美和成にとっては東京五輪に向けて結果的に時間が与えられる事となった。その意味でも今季を大ブレイクの一年に出来るか。

 

総合★★☆☆☆

 

当然ながら、J1の中では劣る戦力である事は否めません。ただ、その一方で結構面白いスカッドになったのかなーという印象もあります。もう、若手orベテラン!みたいな。過密日程の約束された今季は本当にそれが吉と出るか凶と出るか…みたいな事にもなりそうですね。なんにせよ、期待できる若手も多い横浜FCにとっては今季が「チームのベースづくり」と「育成」に充てられるようになった意味は大きいでしょう。上位予想はできないけど注目はしたいチームです。

 

 

 

次回は湘南、清水、名古屋です!

 

 

ええぞー、赤レンガ倉庫歩きながらLOVE AFFAIR聴くの。

ではでは(´∀`)