お題「#応援しているチーム」
最近ネタでもなくオリックスの結果見て安らぎを得る自分がいる。
どーもこんばんは
さてさて、遂に昨日、6月27日……Jリーグが再開しました!!
…で、今日6月28日にはJ2とJ3でそれぞれ2試合ずつが組まれていますが、このJ2第2節全体の中でも最も注目度が高い試合の一つと言っても過言ではないでしょう…京都サンガFCvsジュビロ磐田について書いていきます。
かつての名門、磐田は昨季はJ1で迷走し、最終的には最下位での降格を余儀なくされました。しかし8月に就任したフェルナンド・フベロ監督の戦術が浸透してからはチームとしての形を取り戻し、特に11月の4試合では3勝1敗を記録。アダイウトンの退団など痛い移籍もいくつかありましたが、基本的にはフベロ監督下でのレギュラーの多くはチームに残留し、間違いなくJ2優勝候補の筆頭と言えるチームです。開幕戦でも昇格候補の一つであるモンテディオ山形に2-0できっちり勝利しています。
一方、2シーズン低迷していたサンガは昨季就任した中田一三監督の下、夏場には一時首位に立つほどの躍進を果たしました。最後は柏レイソル戦での1-13という悲劇的な大敗と共に中田監督体制は終焉を迎えましたが、今季は昨季のサンガを作ったコーチングスタッフの一人でもある實好礼忠監督が就任しました。昨季の躍進を支えた一美和成、小屋松知哉、仙頭啓矢の看板3トップは移籍したものの、ピーター・ウタカ、森脇良太、ヨルディ・バイスらを筆頭に即戦力を多く獲得。充実した戦力を揃え、何より今季は念願の球技専用スタジアム「サンガスタジアム by Kyocera」が遂に稼働します。そして磐田戦その公式戦デビューとなるのです。
今の磐田のストロングポイントはやはり小川航基とルキアンの2トップ。この軸がしっかりしているこそ攻撃の目的意識も深まりますし、昨季終盤に見せたようなサイドからの攻撃もサンガにとっては驚異となるでしょう。どこまで対策に着手出来ているかはわかりませんが、少なくとも中断前のサンガは攻勢時のカウンター対策は少し疎かになっている部分もあったので、そこのケアを如何に出来るかは一つの鍵となりそうです。
後はもうとにかく、リモートマッチ(無観客試合)となってしまったのは残念ですが、サンガスタジアムの公式戦デビューは一度しかない訳で、なんとかそこに勝利を飾って頂きたい。
…とまぁ、マッチプレビュー的な内容はこの辺にしまして。今回は再開初戦の相手がジュビロ磐田という歴史ある名門である事を記念してサンガvsジュビロ、過去の印象深いゲームを5試合ピックアップしてみました。
#1 降格が確定的になった悲劇的結末
2000Jリーグディビジョン1 2ndステージ第13節
2000年11月18日16:03@ジュビロ磐田スタジアム
磐田得点者:ジウゴヴィッチ(75分)、奥大介(86分)、藤田俊哉(89分)
ジュビロは俗に言う黄金期の中では唯一優勝争いに絡めなかったシーズンではあったが、それでもラスト5試合からは海外移籍していた名波浩も復帰し、調子も取り戻していた。一方、サンガは2ndステージでは復調していたが1stステージの遅れにより残留争いの真っ只中。もはや1敗も許されない中で磐田相手にヘジスと三浦知良のゴールで2点をリードする。
しかし悲劇はここからで、75分にジウゴヴィッチに1点を返されると、ラスト5分で奥大介、藤田俊哉に立て続けに失点を許して逆転。残留を争っていた市原が勝利した事で、決定はしなかったものの得失点差も踏まえると降格がほぼ確定的となった。
#2 西京極2万人超え!
2002Jリーグディビジョン1 2ndステージ第13節
2002年11月16日14:02@西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
磐田得点者:藤田俊哉(21分)、高原直泰(27分)、中山雅史(52分)
既に磐田は「この試合に勝てば2ndステージ優勝に王手」であり、同時に「この試合に勝てば史上初の完全制覇に王手」という立場でもあった。ただ、サンガも過去のシーズンとは違ってこの時点で降格の可能性は無くなっており、むしろ上位フィニッシュ出来る可能性さえ残っていたのである。しかし、やはり磐田相手に朴智星や手島和希を欠いた事、そもそもこの年の磐田がおかしいぐらい強すぎた事もあって、試合は0-3の完敗となった。
それでもこの試合の特筆すべきポイントは歴史上2試合しかない西京極で入場者数が2万人を超えた試合であり、西京極の最高入場者数(20369人)となった事である。ちなみに、2試合のうちのもう一つも相手は磐田である(1999年)。
#3 「ヤマハの呪い」は解いたけど…
2010Jリーグディビジョン1第4節
2010年3月27日16:03@ヤマハスタジアム
京都得点者:ディエゴ(47分)、柳沢敦(66分)、中山博貴(90+2分)
サンガにとってヤマハスタジアムとは長らく鬼門であり、2010年のこの試合までの成績はなんと1分9敗と散々なものだった。そんな中で迎えた一戦だったが、常に磐田にリードを許す苦しい展開となる。しかし柳沢敦が66分に同点ゴールを奪うと、アディショナルタイムには中山博貴が決めて遂に逆転。1996年以来一度たりとも勝利する事の出来なかったヤマハスタジアムで遂に呪縛を解いた。
…しかし、問題は58分に喫した失点だった。このゴールは前田遼一の2010年初ゴールであり、俗に言う「前田の呪い」が云々。ここから呪われたように勝てなくなったサンガの次に勝利は約半年後の第22節神戸戦まで待つ事になり、最終的には17位でJ2降格を喫する事となった。現段階でこれがサンガのJ1最後のアウェイ戦勝利となっており、未だにヤマハスタジアムで挙げた唯一の勝利である。
#4 ディフェンディングファイナリストの意地
第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦
2012年10月10日19:00@ヤマハスタジアム
磐田得点者:山本康裕(109分)
京都得点者:中村充孝(120分)
天皇杯という事もあってJ1の磐田は大幅にメンバーを入れ替えて挑んだが、前年にJ2勢として初の決勝戦にまで駒を進めたサンガは昇格争いの真っ只中でほぼベストメンバーを起用。
前半はサンガペース、後半は磐田ペースで進んだ試合は0-0で延長戦に突入する。するとサンガは107分にバヤリッツァがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分を受け、更に直後には山本康裕にFKを沈められて絶体絶命のピンチを迎えるが、最後の最後に中村充孝が意地の同点ゴールを決めてPK戦に持ち込んだ。惜しくもPK戦では敗れたが、前年のファイナリストとしての意地は見せた。
#5 衝撃
2015Jリーグディビジョン2 第2節
2015年3月15日14:04@西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
優勝候補の筆頭とされながら、優勝どころか昇格まで逃した2014年の磐田は何としても昇格しなければならない2015年にはジェイ、アダイウトン、カミンスキーと3人の外国人選手を新たに補強。この試合は現地で観ていましたが……ただただ衝撃的でした。ただただ……。
とにかく磐田戦は相性良くないから…何とかここで…!
ではでは(´∀`)