うちの家族はガンバが負けるとやたらニヤニヤしてくる。
どーもこんばんは
さてさて、先日…J2の再開とJ3の開幕に続いていよいよ明治安田生命J1リーグも再開されました。
まずはその結果一覧を見てみましょう↓
【2020明治安田生命J1リーグ第2節結果一覧】
遠藤保仁大先生のJ1記録となる632試合出場を勝利で祝う事は出来ませんでした…。
敗戦の理由を考えると、単純にミスが多かったとか、やっぱりセレッソの完成度は高かったとか色々あるんですが……ダービーの大きな敗戦は大きくまとめると「スローペースに飲み込まれた」という部分が大きかったと思います。
以下、いくつか大阪ダービーの敗因を簡単に、簡単に語っていきます。
昨年5月の大阪ダービーでガンバが3-1-4-2にシフトして以降、ガンバが内容的に良い試合ができた時の特徴は大きく分けて2つ…「ハイテンポな試合である事」「攻撃に入る時に3人くらいの狭い密集地隊を何度も作れている事」でした。昨季の終盤…第28節札幌戦、第32節仙台戦、第34節浦和戦辺りは典型的というか、これが如実に出たパターンだったと思います。ある程度オープンな試合展開になった上で、攻撃の際は両サイドで3人くらいの狭いエリアを作り、そこからその密集を破壊するようなパスで局面を打開する…最近のガンバの勝ちパターンとも言えるこの攻撃リズムを作る為には、必然的に試合がそこまでワイドに広がらない必要があります。
その為に最も重要なのがインサイドハーフのポジション取りで、前述のようなグループを形成する為にはIHの2人がアンカー、両サイド、ツートップのリンクマン的な役割になる事が求められるのです。
それが昨日の試合では、クローズな試合展開だった割にはゲームの横幅は結構ワイドに広がってしまっていました。その結果、インサイドハーフを務めた矢島慎也と倉田秋の2人が全体的に若干中途半端になり、文字通り攻撃が遠藤が両サイドとツートップに裏抜けのパスを供給出来るかどうかに集約してしまったのです。前半はアデミウソンや宇佐美貴史が抜け出しを図る事で惜しい場面も無くはなかったのですが、前半の時点で攻撃はかなり単調化していました。それは試合展開としてIHの取るべきポジションがかなり難しくなった事で無力化させられ、かつガンバのミドルゾーンが空洞化した事によるものです。
昨日に関しては、再開初戦という事もあってセレッソもチーム全体のパフォーマンスが飛び出て高いという訳ではありませんでした。ただ、セレッソは昨季の時点で高い完成度を築いたチームをそのまま引き継いでいるという「貯金」がある部分、色々なものが無力化した時に残っているものは多いんです。そんな状態で先制点を奪われた時点で、最終的にああいう結果になってしまったのはある意味で必然だったかもしれません。
ざっくり言うと、大阪ダービーの敗因は前半で試合の流れとリズムがそういう形で固まってしまった事に集約されます。そもそも、ロティーナ監督が就任したセレッソと戦う上でキーになるのは「絶対に先制点を与えない」という事。去年の長居での大阪ダービーもそうでしたが、今のセレッソ相手に先制を許すとなかなか逆転出来ない。前半の試合展開+前半に先制を許した時点で、かなり試合は厳しくなっていたように思います。
結果的に、悪い言い方をすればゲームメイクもクソも無くなってしまった訳で、Twitterでは不安気なコメントをしましたが井手口陽介をアンカーにした采配はもうそれしかなかった…という感じもしました(宇佐美IHはちょっと…って思ったけど)。セレッソも試合勘がある訳では無いので、クリアボールを確実にマイボールにしてキープする…みたいな事は出来なくなっていたので、井手口はそのセカンドボールを回収する部分でかなり頑張ってくれていましたし。ただ、結果的にそれがラスト10分くらいの藤春クロス→パトリック競る→セレッソクリア→井手口回収して藤春→クロス→競る→クリア→回収→クロス→競る→クリア→回→クロ→競→クリ………そういうリプレイ映像的な展開になるしか無かったんだと思います。
大阪ダービーのポジティブな点を挙げるとすれば
・パトリックのコンディションが思ってたより良さそう
・小野裕二がポジティブな印象を残した
・とりあえず再開できた
このくらいだったでしょうか。
正直、勝ててたとしても不安になる内容ではあったのかな…と。次節は水曜日の名古屋戦。そこまでに何とかどうにか……。
グッズ何か買おうかしら。
ではでは(´∀`)