ガンバ大阪とJリーグのガンバクラップの件に関して雑感をば&そもそもガンバクラップってなんぞ?という方向けにちょっと説明。

さすがに言わなくてもわかるとは思うけど一応念のため言っておきますが、キャプチャにしているのは話題になっている当該試合ではなく去年10月の北海道コンサドーレ札幌戦です。5-0で勝ったやつ。金Jで氣志團きたやつ。

 

 

 

先日のガンバ大阪vs大分トリニータに於いて、パナソニックスタジアムでもいよいよ観客を入れての試合が行われるようになりました。試合は先制点を許したものの、宇佐美貴史アデミウソンのゴールで2-1の勝利。

 

 

今話題になっているのはその試合後、ガンバが「ガンバクラップ」と呼ばれる勝利時には恒例行事として行なっているセレモニーについての話です。

 

 

とりあえず、普段ガンバの試合を観ていない方からすれば「ガンバクラップってなんぞ?」という方もいるでしょうから、簡単にガンバクラップについて説明します。

元々はサッカーアイスランド代表がEURO 2016で躍進を遂げ、その試合後に行っていたヴァイキング・クラップ」という当時非常に話題になったパフォーマンスが基になっていて、ガンバとしても声や拍手の音が非常に良く響く市立吹田サッカースタジアムを同年から使用した事もあって、2016年7月30日のJ1リーグ2ndステージ第4節、サンフレッチェ広島戦からホームゲームでの勝利時に行われるようになりました。

 

 

下に貼った動画を見て貰えれば一番わかりやすいのですが、ざっくり言うとその試合のゲームキャプテン(基本的に2016〜2017年までは遠藤保仁、2018年以降は三浦弦太)が手を叩くのに合わせて「うー」と声を出しながら観客も手を叩く…という至ってシンプルなもので、元々の起源はスコットランドのクラブチームとも言われているこの儀式はパナスタの一つの名物にもなっていきました。ナイトゲームだと電気をバッと消すから尚更雰囲気が出るんですよね。

 

 

 

で、今回Twitter上で試合日でもないのに「Jリーグ」がトレンド入りするほどの事態となった経緯としては、クソざっくり言うとこんな感じです。

 

①ガンバがガンバクラップを行った

Jリーグがその動画を公式Twitterにアップした

③再開後の観戦ルールのガイドラインに於いて「拍手はOK、手拍子はNG」となっていた事から、その事についての疑問でプチ炎上状態になった

④ガンバ、Jリーグ側がリリースを出し、当該ツイートの削除とガンバクラップの当面の自粛を発表

 

 

 

…っていう、Jリーグ側の発表に沿った書き方をすると凄くガンバが悪そうな感じになるのですが、ここまでプチ炎上状態というか、ガンバサポが起こっている理由というか、今回の件の大きな問題点は①でも②でも③でも④でも無い部分にあります。

 

www.gamba-osaka.net

 

此方がガンバ側が出した公式リリースで、今回の件に関する謝罪とガンバクラップの自粛要請が書かれているのですが、最も重要なのはこの部分。

 

 

 

【7/18(土)に行われました明治安田生命J1リーグ 第5節 大分トリニータ戦にて実施いたしました「ガンバクラップ(勝利時の拍手/声を出さない)」につきまして、事前にJリーグに確認を取った上での実施ではありましたが、ルールの解釈に相違があったため、結果としてファン・サポーターの皆様に誤解と混乱を招く結果となりましたことをお詫び申し上げます。】

 

 

 

「確認を取った」という部分を見た上でJリーグ側の発表を見ると、既にTwitterなどでも多くの人が言っているようにガンバ側からすればまさしく「梯子を外された」構図になり、見方によってはJリーグ側がガンバ側に全責任をなすりつけようとしているようにすら映ります。実際、試合後にJリーグの公式Twitterはガンバクラップの動画を嬉々として公開している訳です。

 

そもそも、ガイドラインにある「拍手OK」「手拍子NG」というルール自体、どこからが境界線かが今ひとつわからない…というのは前から指摘されてもいました。で、ルールが曖昧であるが故にガンバ側としては「ガンバクラップ実施の可否」をJリーグに問うた…という事になります。そこで確認を得たという事は、普段出している掛け声を行わない上での実施ならOK…という事実上の許可を得たという事になります。実際、ガンバクラップ実施前には「手を叩くだけで声は出さないように」とスタジアム内でアナウンスも行われ、観客もそれに従い声を出さずにガンバクラップを行いました。

 

そもそもガンバクラップは既に3シーズンは浸透しているセレモニーなので、一般に浸透しているかは別としても少なくともJリーグ側はその事を把握しているはず。「ルールの解釈に違いがあった」とは言っても、いち試合後のセレモニーであるガンバクラップ存続の為に言葉騙しのようなやり方でJリーグから許可を得た…とも考えにくいですし、Jリーグが解釈を勘違いする要素も果たしてあるのか?というのが素直な疑問です。

 

正直なところ、DAZNでガンバクラップを見た時に個人的に疑問が湧いたのは否定できません。「これって拍手なの?手拍子なの?」と。シロかクロじゃなくて、これグレーだろ、と。ですがガンバの公式リリースで後に確認する事になりましたが、だからこそガンバも確認を取った訳ですし、Jリーグの公式Twitterが上げた動画を見て「あ、これはOKなのね」と思いました。それが掌を返すようにあたかもガンバ側に全責任があるように言われるのは……。せめてJリーグ側から何か、ガンバ確認を取った事などに言及があればここまで荒れはしなかったのでしょうが……。これだと、Jリーグ公式がTwitterで触れてしまったからガンバが悪いみたいになったかのようで、逆に川崎の件みたいにJリーグが触れさえしていなかったらセーフ…みたいな感じにすら見えちゃうんじゃないかと。

 

ガンバクラップ自体はグレーなところにいると思ったので禁止になった事自体は致し方ない部分とあります。

ただ、今回の発表の仕方はちょっと理不尽な感じがしましたねぇ…。

 

 

 

池井戸潤的世界観。

ではでは(´∀`)