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全てを分けた瞬間〜UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16第2戦 マンチェスター・シティvsレアル・マドリード マッチレビュー〜

日産スタジアムにマンC観に行ったのも一年前か…。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビューUEFAチャンピオンズリーグベスト16第2戦、マンチェスター・シティvsレアル・マドリードの一戦です!

 

 

 

いよいよチャンピオンズリーグが再開します!

新型コロナウィルスの影響もあり、今年のCLは真夏の短期決戦という異例の形になりました。個人的には…理由が理由なので二度とあっては困るとは言えども、これはこれですごい楽しみ。そんな中でまずは2ndレグの残されたベスト16を消化する必要がある訳ですが、最大の注目カードマンCvsレアルでCLは再び幕を開ける事になりました。第1戦を敵地で2-1で制したシティがこのまま悲願の初制覇に向かって邁進するのか、キャプテンのセルヒオ・ラモスを欠くレアルがリーガ王者の力を見せてジネディーヌ・ジダン体制でのCL4連覇を達成するのか……注目の一線です。

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はイングランドマンチェスターのエティハド・スタジアムです。

2020年はとにかく色々あったシティ。「例の件」の賛否は未だに世界各国で色々言われてはいますが、とりあえずシティとそのファンからすれば一安心といったところでしょう。もう半年近く前の話ですが、敵地での1stレグを複数得点で勝てたのはシティにとって大きなアドバンテージ。そういえばシティの日本語公式Twitterが「勝て勝て勝て勝てホームやぞ」言うてましたね…。

 

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「ラモスがいない」という事実はレアルにとってDFの主力が一人いないだけでは収まりません。立ち上がりのシティのプレッシングの狙いは明確にそこをターゲットにしており、それは立ち上がりにいきなり身を結びます。9分、ティボー・クルトワのパスを受けたラファエル・ヴァランからガブリエル・ジェズスがボールを掻っ攫うと、ガラ空きの中央に流したボールにラヒーム・スターリングが冷静に流し込んでシティが幸先よく先制。

 

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シティの狙いは変わらず、先制点を奪った後にも今度はスターリングがもう一人のCB、エデル・ミリトンのボールを奪います。これはファウルを取られてレアルからすれば難を逃れたものの、レアルの立ち上がりは完全にバタバタ状態。

しかしそれでもなんやかんやでレアルはレアル。20分を超えると徐々に落ち着きを取り戻し、右サイドからスタメンに抜擢されたロドリゴのクロスにカリム・ベンゼマが完璧なヘディングで合わせて同点。なんとかレアルが前半のうちに1点を返して後半へとむかいます。

 

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1点さえ取れればスコアはイーブン。延長に持ち込めるのでとりあえず追いつきたいレアルでしたが、シティが1点を守るよりもむしろもう一点取ってケリを付けようとする戦い方を選択したせいで後半はほぼほぼシティペースで進みます。レアルもなんとか早くベンゼマに当てて攻撃を試みますが単調な攻撃に終始し、逆にクルトワの好セーブもあってゴールはならずともシティは2〜3回ほど決定機を迎える展開に。

 

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レアルは61分にマルコ・アセンシオ、シティは67分にベルナルド・シウバを投入。すると時間と共に焦りも加速するレアルに2度目の「まさか」が発生します。68分、シティが自陣から放り込んだロングボールでしたが、これを1点目に絡んでしまったヴァランが再び誤処理。これを見逃さずに突いたジェズスが冷静にクルトワとの1対1を制してシティにとっては大きな、レアルにとっては痛すぎるゴールが決まります。

 

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2点もリードを奪えばシティもさすがに無理はしません。なんとか局面を打開しようとジダン監督は83分にはルーカス・バスケス、フェデリコ・バルベルデ、ルカ・ヨビッチの3人を同時に投入しますが、シティのゲームコントロールの前にレアルもなす術なく…。試合はそのまま2-1、2戦合計4-2でシティが勝利。シティは3シーズン連続のベスト8進出となり、レアルは2シーズン連続のベスト16敗退、そしてジダン監督はキャリアで初めてのCL敗退となりました。

 

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シティの立場でもレアルの立場でも、結局は9分にCBのミスから失点を喫したことが試合の全てでした。前述のようにラモスは今やレアルの心技体全てに影響を及ぼす選手で、開始早々にあのような失点を喫した事でレアルには何重ものダメージが重なったと言えます。レアルのパニック状態はその後も少し続いていましたし、少なくともあの一瞬でシティは90分の主導権を全て奪う事が出来た気がしました。色々な状況の下地が積み重なって、あの9分のアレがそれを完成させてしまったような…。

 

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ユーベも負けたんか…。

ではでは(´∀`)